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Nov 19 2017

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本命と浮気相手が飛行機の中で鉢合わせ! 超・修羅場! ザ・修羅場! 後編(犬山紙子のイラストエッセイ)

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さてさて、ハワイ旅行へ向かう飛行機内で元カノと今カノがバッティングしてしまったGさん。
しかも自分たちの前の席…………。

まだ前編読んでない人はこちら☆
http://otajo.jp/p/2553

混乱するなか、とりあえずGさんは彼女を席に座らせ、トイレの前まで元カノを引っ張っていく。
乗客からは死角。しかし従業員からは超丸見えな場所で元カノとの話し合いがスタートした。
まずGさんが口を開く。
「なんでお前がここにいるの?」
「そんなの私の勝手じゃない。それより“仕事仲間と一緒に行く”って言ってたのに、何あの子? 彼女なの?」
これから3人で6時間も一緒に飛行機に乗らなきゃいけない。なのでここでうそをついても絶対ばれる。

「ごめん、あの子は彼女だよ」
と素直に認めた。
「でも、会社の仲間は先にハワイにいるんだよ。だから仕事でハワイに行くっていうのは本当」
あまりばれなさそうなところはうそをつくGさん…………。
そう言っておいたほうが、元カノの怒りもマシになるとふんだのだろう。
もともと浮気できる類の男性っていうのは、つねに自分がいちばんましな状況になるよう計算していて、ポンポンうそが出てくるものだしな。

「“彼女いない”って、うそだったのね…………。私バカみたいね、だまされて…………。まさかと思ったけど…………」
思ったよりしおらしい反応。作戦がきいたか。
「まあ、でもあなたモテるものね。彼女がいて当たり前か……」
さらに聞き分けのいい元カノ。
これはあきらめてくれるかもしれない! Gさんに一筋の希望が見えてきた!

バッチーン!!!!
いきなり元カノの平手打ちがGさんの頬をHIT!!!!
そりゃそうだ、“怪しい”と思ってわざわざビジネスクラスの同じ飛行機に乗り込む女が、そんな簡単に引き下がるわけがないのだ。
「あんた人をなめるのもいいかげんにしなさいよ!!!!」
Gさん、ここは平手打ちされても謝る姿勢を保ったそうな。
まあ、うそをついた自分がすべて悪いからしょうがない…………そう思ったらしい。
でも、もうこの元カノとはこれから一生会うことはないだろうな…………そうも思ったらしい。
元カノの文句を5分ほど聞くGさん。ちらっと彼女のほうに目をやると、席で泣いてるようだ…………。
そこでまた、Gさんは計算した。
客室乗務員に“助けてくれ”という感じで目配せしたのだ。
するとどうだろう。客室乗務員がGさんのほうにやってきて、
「お客様、すみません。ここはお手洗いの前ですので、そろそろ席にお戻りください」
と、この状況を打破する提案をしてくれたのだ。
Gさんは元カノに
「とにかくスマン」
と謝り、スタスタと自分の席に戻った。
ああ…………やっと開放された……………………


わけもない。
今度は泣く彼女に説明して、責められないといけないのだ。
6時間ものあいだ、元カノが座っている真後ろで………………。
本当はハワイにつくまで寝ようと考えていたが、そんなの無理に決まってる。
シクシク泣く彼女に謝り、なぐさめる。

椅子と椅子の隙間からチラチラ見える元カノの姿におびえる地獄の6時間を過ごし、とうとうハワイに到着。
すると到着と同時に
「荷物を受け取るところで3人で話し合うからちゃんと来て」
と元カノからのお達し…………
「わかった」
と言いながらも
「絶対逃げよう」
と思ったGさん。
しかし荷物を待っているあいだに逃げられず、結局元カノにつかまってしまった…………。
そして、元カノがこんなことを言い出す。

「あんたたちの泊まるホテルを教えなさい。私もそこに泊まるから!」
……………………
しゃれにならない……そう思ったGさん。彼女だってまだ泣いているのだ。


「いや、うそをついたのは悪かったけど、俺たちもう別れてるじゃん? なんでアナタにホテルの場所まで教えなきゃいけないの?」
初めて反逆に出た。
「“会社の人間がいる”とか言ってたけど、本当は2人で泊まるんでしょ? だから言えないんでしょ?」
Gさん、ギクーッ!!!
彼女は“Gさんがまだうそついてた!”とギャン泣き。
もう、ここは本命の彼女のためだけに話すしかない。
「ごめん、彼女と2人だよ。俺はこの人のことを好きだし、アナタとは体の関係だけで、恋人としてはもう終わっているはずだ。本当に悪かったと思っている。もう勘弁してくれ」
この言葉で彼女のギャン泣きは少しやんだ。
しかし元カノの怒りはヒートアップした。
「うそをついておいて何その態度? いいわ、私あなたたちの後をついていくから!」
ひいいいい! である。

Gさん、もう腹をくくった。
「わかった。じゃあ俺は一人で日本に戻るから、あとは好きにして」
逃げる腹をくくったのだ。
それを聞いて、泣いてた彼女はびっくり。
「え? 帰るの? もったいないよ…………」
「俺のせいだけど、こんなんで旅行してても楽しくないじゃん。だから俺は帰るよ。君はここで一人で楽しんでくれていいよ」
と言うも
「一人だったら一緒に帰る」
という彼女。
逃げると決まれば行動が早い! もう荷物を受け取った後! ダッシュで元カノから逃げる!!!!
すぐに帰りのチケットの時間変更。なんと1時間後の便が空いていた!
彼女はまだ半信半疑だったが、本当に帰るGさん。


しかし、日本に着くまでの6時間のあいだ、彼女はもちろんずっと泣く。Gさん謝る、の繰り返し。
するとGさん、彼女にも嫌気がさしてきて、こう切り出した…………
「もちろん悪いのは俺だけど、もうじゅうぶん謝ったじゃん。これ以上責められるなら、君とも付き合っていくのは無理だわ」


そう言い去り、空港で2人は別れたのである。
しかしながら別れたあと、まだ彼女のことは好きだったから相当きつかったらしい。そりゃそうだ。
しばらくは、“なんでハワイに行くってブログに書いたり元カノに言ったりしちゃったんだろう”って後悔したはずである。
浮気癖のある人間は、男女関係なくあまり“浮気したこと”自体に反省はしない。“ばれてしまった行動”を後悔するのだ。

Gさん、見事に“二兎追うものは一兎をも得ず”を体現したわけである。
それどころか、ハワイの往復便のお金・ホテルのキャンセル料と多額のお金も去っていったし、ハワイでの楽しい旅行というイベントも去っていった。
そ・し・て………………


それから3年、Gさんに彼女はできていないそうである…………。
おお…………天罰とは本当にあるものなのですね…………神よ…………。
私が今まで聞いた浮気の話は大概ばれなくとも天罰がくだっている。やはり、浮気は良くないのだろう。
それにしてもこの天罰はキツイ。私だったら100万もらってもこんな天罰は嫌だ。1000万なら考えるけど☆

お・わ・り

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犬山紙子

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