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May 29 2017

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あなたは「違いがわかるひと」!? 日本酒飲み比べし放題店で同じ蔵元のお酒を飲み比べてみた

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「お酒、よく飲むんですか?」と聞かれると、「そうですね、たしなむ程度には……」なんて控えめに答える筆者ですが、ごめんなさい、飲みます。よく飲みます! 好きです。

種類もあまりこだわらず、その時の気分や料理に合わせて飲むものを決めたりするのですが、最近、気になっているのが「日本酒飲みくらべし放題のお店」。中でも2015年に開業した「クランドサケマーケット」は、おつまみやごはん、ソフトドリンクなどは持ち込み可で、さまざまな日本酒が飲みくらべられるというのです。しかも時間無制限? 再入場可!? そんな太っ腹すぎるシステムで大丈夫なんでしょうか……。実際に足を運んでみました。

お邪魔したのは池袋、浅草、渋谷に続く4店舗目としてオープンした新宿店。2016年4月の開店に際して、今流行りのクラウドファンディングで資金調達したところ、なんと2時間で目標金額を達成し、最終的には2,972,500円を集めたそうですよ。すごい! みんなそんなに日本酒を飲みたいってことですね(単純)。

ここがその新宿店。スタンディングバー方式で、さしずめ「めっちゃオシャレな角打」ってところでしょうか(文筆を仕事にしている人とは思えない語彙)。個人的に立ち飲みだと「ちゃんとしていよう」という意識が働くのか、あまり酔わずに楽しく飲める気がするんですよねー(あくまでも個人の意見です)。

こちらが新宿店店長の坂本大輔さん。本当はカメラを向けたらピースサインしてくださったんですけど、こちらの写真を採用させていただきます。流れ的に。

酒器はひとり3つまでキープすることができます。好きな器で飲めるのはうれしいですね。

ジャーン! これが飲みくらべできる日本酒のラインナップですよ。常時約100種類が用意してあるとのこと。そんなにたくさんあると、さすがに全部飲みくらべることは難しいか……。

「もちろんムリはしないでいただきたいんですけど、17時の開店から閉店までの6時間、ずっといらっしゃって飲みくらべされるお客様もいますよ(笑)」

すごい! ツワモノ!

「それと、当店では1時間に1回必ず『お水で乾杯タイム』を設けて、飲み過ぎ対策をしているんです」

あ、知ってます。そういうのを「和らぎ水(やわらぎみず)」って呼ぶんですよね。ウイスキーに添えてあるチェイサーのように。私も日本酒を飲むときには必ずこまめにお水を飲むようにしています。さて、せっかくなので私もお酒を飲みくらべてみてもいいですか?

「それでは、最近はじめたばかりの『飲み比べ専門日本酒・蔵くらべシリーズ』はいかがですか。同じ蔵元の日本酒を、火入れの有無、米や酵母の種類、搾り方などの違いで、飲みくらべることができるんです」

「飲み比べ専門日本酒・蔵くらべシリーズ」はそれぞれの蔵元で人気のある銘柄と、それに対応するオリジナル商品を組み合わせたもの。第1弾企画には15蔵元が参加し、共同で開発されたそうです。

おすすめしてもらったのは新潟の蔵元である宝山酒造が作ったお酒。まずは「純米 宝山」を……。ほぉーう、これはおだやかにするすると飲めて、じんわりとお米のうまみが伝わる感じ。酒どころ、新潟らしい硬派な日本酒ですね。食中酒にもってこい!

そしてこれが「純米 宝山」を火入れ(加熱処理)せず、割り水(加水処理)もせずに仕上げたオリジナルの「純米 宝山 生原酒」。おぉ! これは飲み口に力強さが。さっきよりもパンチがあって、どっしりとしたうまみがある。生だけど、これをあえて燗につけてみるのもおもしろそう。

そうそう、こちらではもちろん熱燗器も用意してあるので、同じ日本酒を「冷やとぬる燗で飲みくらべ」とかもできるんですよね。いろいろ試そうと思ったら、どこまでも追究できそう……。

「せっかくなので、4店舗中で当店にしか置いてないお酒も飲んでみます?」

ぜひぜひ!

これが自慢の「生樽サーバー」! 中に入っているのはビール……じゃなくて、もちろん日本酒です。通常なら日本酒は蔵元で瓶詰めされてから出荷されるので、生樽サーバーは「蔵元直送の味」が楽しめるということ。なになに、「この蔵元さんのエピソード、ほっこりします」……なんですか、これ?

「丸世酒造という長野の蔵元さんなんですが、親子二人三脚で蔵人をされているんですよ。ここでは通常の日本酒の仕込み行程の最後に、もち米を加えて仕込む特殊な方法でお酒を醸しているんです」

へー。どれどれ……うわっ! メロンのようにフルーティーな香り。フレッシュ感があって、甘いのにサラっと飲めます。こ、これはゴクゴク飲めそうで危険だ……。

ここらへんで筆者はほろ酔いでお店を後にしましたが、お店の界隈には百貨店もあるし、近くのイタリアンからはピザのデリバリーも出来るし、なんなら1回お店を出て、ラーメンを食べてからまたお店に戻ることも出来るし……友達や同僚を誘って、ワイワイ日本酒を楽しむにはピッタリのお店なのではないでしょうか。今度はデパ地下でおつまみ買ってから行こうかなー。

お店情報:

KURAND SAKE MARKET SHINJUKU クランドサケマーケット 新宿店

東京都新宿区新宿3-9-9 新宿ワタセイ・タマビル 4階

電話番号:03-6457-7544

料金:時間無制限 3,000円(税別)

営業時間:17:00~23:00(LO 22:00)(土曜日・日曜日は12:00〜16:00(LO 15:30)、17:00~23:00(LO 22:00))

定休日:年中無休

ウェブサイト:KURAND SAKE MARKET

書いた人:大矢幸世

転勤族の父親と夫を持ったがために、愛媛、群馬、東京、京都、福岡、鹿児島、福井を渡り歩いた流浪系ライター。現在地は東京。地元はしいて言えば福岡。立命館大学卒業後、百貨店勤務、フリーペーパーの編集を経てフリーランスに。月刊誌や広報誌、WEBなど各媒体で執筆中。著書に『鹿児島カフェ散歩』(書肆侃侃房)。

Twitter:@saci_happiness

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