Otajo -オタ女-

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May 30 2017

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おにぎらずの次はコレ! 今話題のスティックおにぎりを作ってみた

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見た目がかわいいので、これを持ってピクニックに行きたくなる気はする

“おにぎらず”や“スティックオープンサンド”の流行が記憶に新しいが、弁当業界には新たな旋風が巻き起こっているようだ。それが“スティックおにぎり”

以前『メシ通』で“にぎりイッチ”というサンドイッチを開発したわたくしですが、これはまったく流行る気配がない。

実はテレビなどで「“おにぎらず”の次の新たなブーム!?」みたいなあおり文句でCMに入ると「もしかして……?」とドキドキしていたのに。

すみません、話が逸れました。

スティックおにぎりはご飯をラップで巻いて作る、棒状のおにぎりらしい。海苔巻きの海苔なしみたいな感じだろうか。いっそ「海苔巻かず」でもいいんじゃないか(「おにぎらず」にちなんで)。

さらにネットで調べてみると、その利点とは「簡単に作れる」「片手でも食べやすい」「外出先に持って行きやすい」とのこと。

……え、それっておにぎりじゃね?

おにぎりじゃダメなの?

と、懐疑的な視点から、スティックおにぎりを実際に作ってみました。

工程自体は簡単。だけど……

手順をご紹介。

まずは、ラップとご飯、お好みの具材を用意。

具材は家にあったシーチキンをマヨネーズで和えたやつ

ご飯をラップにのせる

ご飯の上に具材をのせる

くるっと巻く

両端をキャンディのように絞って完成

これ、海苔を巻いたらシーチキン巻きだ。

特別な道具がいらないので、作業工程は簡単だが、固めるためにコロコロ転がすと米が両端から逃げていくし、両端を絞っていくと真ん中が膨張するしで、意外とコツが必要。

おにぎりのように両手でギュッと握るわけではないから、力の入り方が分散する。おにぎりに比べると、ちょっと成形作業が難しいかもしれない。

また、できたてを食べようとすると、きちんと固まっていなくて崩れやすかった。

かわいいスティックおにぎりを作る

ここまでではスティックおにぎりに、おにぎり以上の利点を感じられない。

おにぎりでは入れられない具材を外に出して見せるとか、視覚に訴えるのがいいのではないだろうか。

飲食店に勤めている夫に相談すると、「なんでスティックにしなきゃいけないの、絶対ベーシックなおにぎりがおいしいって」などと文句を言いつつ、「記事の構成を考えると、おにぎりの定番と、弁当のおかずと、変わり種と……」と、ディレクターみたいなことを言いはじめた。ノリノリか!

私が作ったものを夫に食べてもらおうとしたのだが、見た目重視だと下手なもん作れないからと言って(失礼)、休みの日に夫自らキッチンに立ってくれた。

それで、できたのがこちら。

6種類作ってくれた

すぐに食べると崩れやすいのはわかっているので、弁当と同じように数時間置いてからにした。

それでは、実食!

ゆかり混ぜご飯

ゆかりを混ぜただけ

おにぎりの定番。十二穀米にゆかりを混ぜて成形した。おいしい。

時間が経って、だいぶ固まっているように思う。

でもスティックが長ければ長いほど、持つと真っ二つに割れやすくなるので、ラップや紙に巻いたまま食べるのがいいっぽいぞ。

アスパラベーコン巻き

お弁当の定番

お弁当に入っているおかずの定番、アスパラベーコン巻きをスティックおにぎりに。

ラップ→ベーコン→ご飯→アスパラの順にのせて、巻いていき、そのあとフライパンで焼いた。

アスパラベーコン巻きのボリューム増し、というかアスパラベーコン巻きをご飯と一緒に口に入れた感じの味。

うん。おいしいよ。

お弁当の中身風

タコさんウインナー、卵焼き、ホウレンソウのバターソテー

これは他の方がやっているのを見て、真似したもの。

ウインナーと卵焼き、ホウレンソウのバターソテーをご飯にのせている。

確かに見た目はおもしろい。

これひとつでお弁当が完結するということなんだろうけれど……。

おかずとおにぎりでよくね?

ウインナー食べて、おにぎりを一口かじり、そのあとに卵焼きをパクっと。みたいなことがスムーズにできないので、食べる順番においての自由度が低いかな……。

でも、学生が部活前に食べるとか、サッと食べるのには向いているのかもしれないです。

トマトピザ風

溶けたチーズが固まった状態

スティックおにぎりならではのものを、ということでピザ風。

形状が少し平面になるようにしている。

オニオンスライスとトマト、サラミ、とろけるタイプのチーズをのせて、オーブンレンジでチン。

味付けはケチャップで、香りづけにタイムを振りかけている。

ピザみたいでおいしい(当然か)。

ローストビーフ巻き

ビーフにご飯の熱が移って、赤みが減った

ガーリックライスにローストビーフを巻いたもの。

さすがにローストビーフを作るところからやるのは手間だったので、市販のローストビーフを買ってきて巻いた。

白米だと物足りなかったかもしれないが、ガーリックライスは正解だ。

ただ、ローストビーフの重なっているところがうまく噛み切れないと、ペロンと剥がれてしまうのでやや食べにくい。

焼き鳥ご飯巻き

焼き鳥をそのまま

最後は、串に刺さったままの焼き鳥をご飯で巻いたスティックおにぎり。

最後に焼き色をつけた。

これは、串があるので一番崩れにくかったし、串を持って食べられるので比較的食べやすい。

焼き鳥丼を串で食べている感じ。

総評

インパクトのある見た目や、おにぎりの具材になりにくいものをスティックおにぎりでやってみるというのは面白いと思った。実際においしかったし。

でも、正直、想像していたよりは作りにくかった。見た目を楽しんでもらうために種類を増やすと、普通にお弁当を作る以上の労力を要する。

つまり、スティックおにぎりとは作り手の愛情なんだと思った。

楽しくおいしく食べてもらうためにさまざまな工夫を凝らしているんだと思うと、世のお母さんたちには頭が上がりません。

でもねでもね、原点に立ち戻ってみると、見た目のかわいさでいうと、普通のおにぎりだってかわいいと思うんだ。

丸と三角と四角という、ベーシックな形の組み合わせで、白(米)と黒(海苔)のコントラストが美しいじゃないか。

おにぎりだってかわいいよ……

1歳半になる息子に、三角おにぎりとスティックおにぎり両方差し出して、どっちに興味を持つか実験してみたが……、

気をひくためにパンダにしたんだけど

海苔を剥がされただけだった。

パンダの精度が低いからと言われるかもしれないですが……、今の息子にとっては、あまり形は関係なさそう(それよりも海苔が気になるようだ)。

肉巻きスティックおにぎりをちょっと置いてみたものの、

長いのを切って置いたら、

肉だけ見事に剥がされた。

これからは、息子が大きくなって、よっぽど気が向いたとき以外は、普通のおにぎりでいこうと思います。

でも、とってつけたようで恐縮なんですが、創造性は高いので、こういうのが好きな方にはスティックおにぎりもオススメ。あ、あと、にぎりイッチもね。

書いた人:栗本千尋

1986年生まれ。青森県八戸市出身(ですが、実家が最近なぜか仙台に引っ越しました)。情報系雑誌をはじめ、旅行やグルメ雑誌、webメディアなどでお仕事しています。旅行会社→編集プロダクション→任侠系DVD会社勤務を経て、2011年からフリーライターに。2014年に出産し、一児の母になりました。

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