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	<title>オタ女現代アート &#8211; オタ女</title>
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	<description>“ちょっと”オタクも“隠れ”オタクも毎日楽しく心地よく。 女性の為のマンガ、アニメ、声優情報から、美容と健康にまつわるネタまでゆるりと更新していきます。</description>
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		<title>”kawaii”を集めて世界を変える!?　増田セバスチャンさんアートで『ハローキティ』がタイムカプセルに</title>
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		<pubDate>Mon, 20 Apr 2015 11:26:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ふじいりょう</dc:creator>
				<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[カル]]></category>
		<category><![CDATA[サンリオ]]></category>
		<category><![CDATA[ニューヨーク]]></category>
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		<description><![CDATA[原宿のショップ『6％DOKIDOKI』を立ち上げ、きゃりーぱみゅぱみゅさんのMV・ライブでの美術など幅広く活躍中の増田セバスチャンさん。2014年にニューヨークで開催した個展が幅広い層にインパクトを与え、アーティストとし [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2015/04/masuda_tat_01.jpg" />
<p>原宿のショップ『6％DOKIDOKI』を立ち上げ、きゃりーぱみゅぱみゅさんのMV・ライブでの美術など幅広く活躍中の<strong>増田セバスチャン</strong>さん。2014年にニューヨークで開催した個展が幅広い層にインパクトを与え、アーティストとしての地位も確立しています。</p>
<p>原宿”kawaii”文化をさまざまな形で表現している増田さんが2014年末に発表したパブリックアートプロジェクト<strong>『TIME AFTER TIME CAPSULE』</strong>（タイムアフタータイムカプセル）。2020年に開催予定の東京オリンピックに向けて、世界中の都市を巻き込んだ参加型のプロジェクトは、既に2014年末にマイアミで開催されていますが、その2つ目の都市としてニューヨークを選択。<br />
それだけでなく、サンリオのキャラクター<strong>『ハローキティ』</strong>をタイムカプセルとして、多くの人の＝思い入れ」を受け入れることになりました。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2015/04/masuda_tat_02.jpg" />
<p>「Kawaii&#8221;の集合体で世界は変えられるのか？」をテーマにした「TAT」。参加者は透明なタイムカプセルに「”kawaii”もの」を納入することができます。<br />
作品は2015年4月29日から9月中旬までの約5ヶ月の間、Japan Societyや国連ビルの近くにある広場”Dag Hammarskjold Plaza”といった街中で展示。現地の人々は、4月末に行われる小学校や専門学校などでのワークショップや5月3日のタイムカプセル納入イベントなどで作品に参加できるとのこと。</p>
<p>増田さんはサンリオの3D映画『くるみ割り人形』の監督を務め、東京国際映画祭でもキティちゃんと一緒にワールドプレミアのレッドカーペットを歩いているように、縁の深い存在。日本だけでなく、世界中で親しまれている存在ということもあり、プロジェクトの注目度も上がるのではないでしょうか。</p>
<p>個展『“Colorful Rebellion” -Seventh nightmare-』で増田さんがテーマに掲げたような、自分だけの小宇宙、個人的で特別な思い入れのあるものを入れることにより、集まった人々や納入されたカラフルな中身、そしてタイムカプセル自体が作品になるという今回の作品。これまで増田さんの表現してきた”kawaii”と、参加者の”kawaii”が合わさることになるという、ソーシャルな要素も含まれたプロジェクトといえるでしょう。<br />
2020年の東京を1つのゴールに見据えた「運動体としてのアート」。そこに世界的にも愛されている『ハローキティ』が介在することにより、どのようなプロジェクトになっていくのか。そのプロセスも含めて気になります。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2015/04/masuda_tat_03.jpg" />
<h3>増田セバスチャンさんコメント</h3>
<blockquote><p>
この作品のポイントは「未来をシェアする」ということ。</p>
<p>これは昨年末マイアミで第１回目を開催したときに強烈に感じたことです。<br />
クマ型の透明タイムカプセルはあっという間にカラフルになり、カプセルを先頭にしたパレードまで決行されました。<br />
予想外だったのが、現地の人々がタイムカプセルに物を入れる時の反応です。<br />
『日本に行きたくても行けないから』と10代女性が手作りのアクセサリーを入れ、『自分が１番大事にしているものだよ』と言って30代男性がゲームソフトを入れ、『お兄ちゃんが明日心臓の手術だから、これを2020年に一緒に見たいの』と言って3歳の女の子と祖母が参加する。このプロジェクトが生み出したものに対して、たくさんのことを考えさせられました。</p>
<p>ニューヨークのタイムカプセルのモチーフは、国境関係なく活躍するキティちゃんにお願いしています。さらに大学、小学校、専門学校でのワークショップや講演を増やして、より「参加型」(＝思い入れ)ということを強化しています。ファッション、アート、カルチャーが好きな人、ふらっと立ち寄って参加する人もいれば、生活状況で会場に来ることが出来ない子供達など、様々な年代の様々な動機の人々が参加してくれるでしょう。<br />
アートをこえて社会を巻き込んでどんどん膨れあがっていくこのプロジェクトは、自分でも予想出来ない未来をもたらすに違いありません。</p></blockquote>
<h3>『TIME AFTER TIME CAPSULE in NY』開催情報</h3>
<p>会期: 2015年4月29日〜9月中旬<br />
納入イベント: 5月3日午後1:00〜午後5:00<br />
展示場所: Dag Hammarskjold Plaza<br />
　　　　　East 47th Street, New York, NY10017 (2nd Avenue)<br />
協力：Dag Hammarskjold Plaza、Japan Society、NYC Parks’、MOSHI MOSHI NIPPON、JAPAN ART CRAFT CO.,LTD<br />
特別協力：SANRIO, INC.</p>
<p><strong>増田セバスチャンさんオフィシャル『Facebook』ページ</strong><br />
<a href="https://www.facebook.com/sebastian.m.art" target="_blank">https://www.facebook.com/sebastian.m.art</a></p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>「時代を動かすものを、アートの力を使って発信する」　増田セバスチャンさんロングインタビュー（３）</title>
		<link>https://otajo.jp/39218</link>
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		<pubDate>Wed, 17 Sep 2014 17:06:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ふじいりょう</dc:creator>
				<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[6％DOKIDOKI]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[原宿]]></category>
		<category><![CDATA[増田セバスチャン]]></category>
		<category><![CDATA[現代アート]]></category>

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		<description><![CDATA[原宿“kawaii”カルチャーを牽引してきた自身を問う作品をニューヨークの個展に持ち込み、アートシーンからも高い評価を得た増田セバスチャンさんのインタビュー。最終回となる今回は、個展の反響を受けたアーティストとしての今後 [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_03_01.jpg" />
<p>原宿“kawaii”カルチャーを牽引してきた自身を問う作品をニューヨークの個展に持ち込み、アートシーンからも高い評価を得た<strong>増田セバスチャン</strong>さんのインタビュー。最終回となる今回は、個展の反響を受けたアーティストとしての今後の展望を中心にお聞きしています。「展覧会をしばらくは日本でやるつもりはない」と断言する増田さん。その真意についても包み隠さずお話しして頂きました。</p>
<p><strong>「ニューヨークでの個展はカケでした」　増田セバスチャンさんロングインタビュー（１）　 – オタ女</strong><br />
http://otajo.jp/39196 <!-- orig { -->[<a href="http://otajo.jp/39196" target="_blank">リンク</a>]<!-- } orig --></p>
<p><strong>「僕は草の根の力を信じている」　増田セバスチャンさんロングインタビュー（２） – オタ女</strong><br />
http://otajo.jp/39210 <!-- orig { -->[<a href="http://otajo.jp/39210" target="_blank">リンク</a>]<!-- } orig --></p>
<p>（個展撮影：GION）</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_03_02.jpg" />
<p><strong>――個展は大成功といえる反響で、デビュー戦としては申し分なかったのではないかと思います。そこで、これからどのような展開を考えていらっしゃるのでしょう？</strong></p>
<p><strong>増田セバスチャンさん（以下・増田）</strong>：ある人に言われたのは「あなたには今2つの道ができた」と。作品を売って、自分の価値を上げていって、ギャラリーと提携してステイタスを上げる道。もうひとつは、カラフルなものをテーマに、その力を使って時代を動かす道。このどちらを取るのか、と。</p>
<p><strong>――前者は、ニューヨークに限らずアート界全体がそのように動いていますよね。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ニューヨークのアート関係者やコレクターは、作品の値段がいくらになるとか、これから価値がどれだけ上がるかとか、そういったことに終始していた。でもアートは本来時代を突き動かす力がある。今回、そういう事とは関係なく、ファッションの人も経済界の人も一般の人も集まってきて、こういう熱を起こせるアーティストは久しくなかった、という評価を受けたわけです。この先も大きな展覧会があって、これで終わらないと思うんです。その時どの選択を取るのか、反応を踏まえて考えなければいけない。そういうところに来ています。</p>
<p><strong>――今回の展示は巡回することになるのでしょうか？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：いくつか話は来ていて、次はマイアミの美術館でやることになります。その後もいろいろな場所からお誘いを頂いています。ただ、おそらくこの作品は日本には戻ってこない。展覧会自体もしばらくは日本でやるつもりはないです。</p>
<p><strong>――日本でも見たいという要望は沢山ありそうですが、敢えてやらない、と。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：日本でやる意味を見出だせないんですよね。最初にも言ったように、日本ならばデパートとか大きな規模で展示が出来ただろうけれど、それを自分でやると人気が出たアートディレクターの自己顕示みたいで。ただ、半年前はニューヨークで個展ができるとは思っていなかったですからね。日本でやるんだったらめっちゃハードル高くしようかな、山の中とか（笑）。</p>
<p><strong>――それはそれで面白そうです（笑）。日本とニューヨークでは展示する意味合いが違うというお話でしたが、それは既に原宿で19年間続けてきた6％DOKIDOKIがある、ということもあるのでしょうか？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：僕がアートディレクターとして注目されたのは東日本震災以降のここ2、3年。最近は６％のことを「セバスチャンさんのブランドなんだ!?」と言われるので、そこが面白いですよね。むしろショップがずっと歴史があって、ポッと出のアートディレクターが開いた最近のお店では決してないということなんです。</p>
<p><strong>――これから、アートディレクターとしてのお仕事のアプローチがどのようになっていくのかも気になります。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：もちろんクライアントワークも100％で応えたい。クライアントにも、それを通した向こう側にいるお客さんにも喜んでもらいたい。それがすべてです。アーティストとしては、自分の内面をさらけだして、時代を動かすものを、アートの力を使って発信する。それには誰も僕のことを束縛できるものではなく、自分の中の領域としてあります。ただ、僕は聞きわけがいいので、クライアントからの提案を「いや、それは違う」とかはいわないです（笑）。だからアートディレクターとしてバランスが取れていると思いますし、クライアントからの評判もいいんです（笑）。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_03_03.jpg" />
<p><strong>――アートディレクターとしてのお仕事も、アーティストとしての作品も、「カワイイ」の本質を問うということだと思うのですが、それが流行している「カワイイ」とズレていってしまうことはないのでしょうか？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：単純に「カワイイ」を楽しんでいる人がいて、それがメインストリームですよね。それでもいいんじゃないですか。ただ、僕は「カワイイ」には文脈があって成り立っているということが言いたいだけなんです。</p>
<p><strong>――2012年に内藤ルネの展覧会のディレクションを手がけていた時も、「カワイイ」のルーツを探るというコンセプトでした。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：アメリカなんかでも、端的にいうと日本のキャラクターはミッキーマウスの真似と見られているので、そうじゃないんだ、と分かって欲しい。だから僕がカワイイというものが一般と離れていっても構わないんです。僕も43歳なので、おそらくこの先何も変わらない。だからみんなが変わっていったという感覚なんです。僕を必要としないならそれはそれでいいという気がします。</p>
<p><strong>――日本オリジナルの「カワイイ」が、原宿のストリートに根付いてきた文脈をショップで体現されているからこそ、若い人に届いているのだと思います。アーティストとしてそのメッセージを、どのように伝えていきたいのでしょう？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：やっぱり、現代社会において置き去りにしてきてしまったものが多いと思うんです。脳科学者の茂木健一郎さんとお会いした際に「子どもの時の脳がいちばん完成形で、大人になるにつれ劣化していく」と話されていて。子どもの頃に見えていた色彩はもっと多かったはずだし、流れる時間も長かったのに、大人になってだんだん保守的になって、余計なものをそぎ落としてシンプルに近づいていく。それは、脳が劣化して生きる人生もショボくなっているのでは、と。どんどん自分を縮小させて窮屈にしてしまっていますよね。</p>
<p><strong>――可能性を狭めている、と。もしかして、そういった窮屈さを自覚していないのかもしれませんね。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：あとは、僕を支持してくれている若い世代の力がまとまって、無視できなくなる時がやって来ると思います。僕はきゃりーのPVで注目されたのかもしれませんが、昔からやってきたわけです。言い換えればきゃりーもそうだし、下の世代がそれを先に気づいたんです。それを上の世代も気づいて欲しいです。</p>
<p><strong>――6％DOKIDOKIにおける「革命」にも通底している想いですね。若い世代のパワーが集まる契機にもなっているように思います。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：だから、希望を含めていうと「未来はカラフル」と思っていて、みんなもっともっとハッピーで楽しい生活を送って欲しい。それが僕のメッセージです。僕の作るものを見て、「派手なのが原宿なんでしょ」とか「子供っぽい」とかいう人ほど見て欲しい。逆に僕と論争できるならしてほしいです。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_03_04.jpg" />
<p><strong>――今回の個展の合間には、アメリカ現地の大学でも講義をされています。そこでも若い世代を中心に沢山の人が集まったと聞いています。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：Japan Foundation（国際交流基金）がまとめてくれて、東部南部でスケジュールの合うところを回りました。日本総領事館によると、そんなに人が集まらないことも多いとのことですが、どこも100から200人くらい来てくれて。大学の教授が「見に行くといい」と勧めてくれることもあったようです。僕はこういう活動を一種の社会貢献だと思っていて、自分の言葉を使って日本から出たオリジナルの原宿kawaiiカルチャーを世界に広めていくということをこれまでもやってきた。今後もチャンスがあればやりましょう、ということになると思います。</p>
<p><strong>――そこでもジャパンカルチャーへの関心が高まっていると感じることがありましたか？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：実際、認知が高まっているというのはもちろんですが、個展を含めて告知をしたのは『Facebook』だけですから。先ほどのように美大の先生によって「行くといいよ」と言われたから来たとか、口コミのパワーがすごいです。それから、実際に足を運ぶにはもう一つの理由が必要で、「セバスチャンに会いたい」ということがあったのではないか、とも思うんです。</p>
<p><strong>――それは増田さんご自身が「アーティスト」だと既に認められている証左だとも思います。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：向こうではアーティストは唯一無二の存在で、社会全体で支えていかなければいけない存在としてリスペクトされています。お金持ちにしてみればお金はいくらでも稼げるというんです。でもアーティストにはなれない、と。それで蔡（國強）さんのようなアーティストを支援することにより、自分の価値を上げることができる。根本的に日本とはアーティストのステイタスが違いますよね。クリエイトできる人がすごいんだという認識が日本にももっとあればいいんですけれどね。</p>
<p><strong>――それも日本で展示をする意味が見いだせないという理由になるのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ニューヨークで個展をした前と後では、取り巻く環境が変わったと僕自身は実感しているけれど、日本では何も変わってない。もちろんそれはこれから説明したり、変えていく必要があるんですけれど、今は日本に戻ってきてギャップがありますね。『New York Art Beat』の人気の展覧会で一位になって、メディアに取り上げられても、日本のアート関係者からは蔡さんとのツーショットがネットに出て少し「あれ？」という感じになりましたけれどほぼ無反応です。それでも、現代アートの中心のニューヨークでの反応が大きければ、ゆくゆくは日本も変えることができると思うんです。</p>
<p><strong>――アート好きの日本人としては少し残念です。それでも、増田さんの「革命」がほんとうにスタートしたんだ、ということを直接お聞きして実感できました。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：個展がオープンするまで、本当に死ぬ気でやったんですよ。それがオープンして一息ついたのに、みんなの反応を見てここからが始まりだったんだと気づいたんです。それで「やべー」と思って（笑）。いつまでもクライアントワークで得た資金をつぎ込んでいくわけにもいかないし、作家として経営的にどう回していくのかも課題ですね。今回も移動ばかりで休みゼロでしたが、「もう始まっちゃった」ので。</p>
<p><strong>――日本で生の声をお聞かせ頂けて光栄でした。ありがとうございました！</strong></p>
<p><strong>Sebastian Masuda Official　（Facebookページ）</strong><br />
https://www.facebook.com/sebastian.m.art [<a href="https://www.facebook.com/sebastian.m.art" target="_blank">リンク</a>]</p>
<p><strong>sebastian_masuda on Instagram</strong><br />
http://instagram.com/sebastian_masuda <!-- orig { -->[<a href="http://instagram.com/sebastian_masuda" target="_blank">リンク</a>]<!-- } orig --></p>
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		<item>
		<title>「僕は草の根の力を信じている」　増田セバスチャンさんロングインタビュー（２）</title>
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		<pubDate>Tue, 06 May 2014 00:20:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ふじいりょう</dc:creator>
				<category><![CDATA[アート]]></category>
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		<category><![CDATA[原宿]]></category>
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		<description><![CDATA[2014年2月27日よりニューヨークで約一ヶ月間に渡り個展を開催したアートディレクターの増田セバスチャンさんのインタビュー。2回目では現地アートシーンにインパクトを与えることに成功した作品や、個展での反響を中心にお話を伺 [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_02_01.jpg" />
<p>2014年2月27日よりニューヨークで約一ヶ月間に渡り個展を開催したアートディレクターの<strong>増田セバスチャン</strong>さんのインタビュー。2回目では現地アートシーンにインパクトを与えることに成功した作品や、個展での反響を中心にお話を伺いました。「7つの大罪」という刺激的なタイトルの意図や、オープニングをはじめとする期間中の出来事にも触れています。ファッション好きだけでなく、アートファンにとっても必見の内容です。</p>
<p><strong>「ニューヨークでの個展はカケでした」　増田セバスチャンさんロングインタビュー（１）　 – オタ女</strong><br />
http://otajo.jp/39196 <!-- orig { -->[<a href="http://otajo.jp/39196" target="_blank">リンク</a>]<!-- } orig --></p>
<p>（個展撮影：GION）</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_02_02.jpg" />
<p><strong>――今回の作品は「７つの大罪」というタイトルで増田さんご自身の自画像を表現する、ということでしたが、このテーマを選ばれた理由を教えて下さい。</strong></p>
<p><strong>増田セバスチャンさん（以下・増田）</strong>：「ソーシャル」では太刀打ちできない、「Individual」でなくてはだめだと、自己の内面を見つめた時に思い浮かんだのは、「カワイイ」というものが世の中に氾濫していまう理由の一つが自分だということ。もしかして原宿に集まる子たちは「カワイイ」があるからこそ救われるのかもしれないけれど、6％や僕が作るものがなければ社会に馴染めている子もいたのかもしれない。「カワイイ」に逃げる手立てを作ってしまった自分は最大の罪を犯してしまったのではないか、というのが今回のテーマです。</p>
<p><strong>――展示では6つのゾーンに分かれていたとのことですが、７つめは観る側に投げかけた、ということなのでしょうか？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ゾーンは「欲望」「未来」「妄想」「運命」「傷」「現実」の6つに分かれていて、7つ目は何なのか考えてもらう、そういう展覧会になっています。例えば「現実」は白い部分なんですね。ベッドのシーツも白い。ベッドの上に乗って見ると作品の表面の凹凸感がぜんぜん違って見える。自分もベッドの上で苦しんで、その時に観たものを表現したかったし、同じように体験して欲しかった。それで「カワイイ」を作ってしまった罪を自分にも問いかけ、それを受け手にも問いかけるというものなんです。</p>
<p><strong>――まさに6％DOKIDOKIで「カワイイ」を表現し続けてこられて、来る人たちの「居場所」を作ってきた足跡そのものを世に問う、ということだったのですね。それが果たしてよかったのだろうか、と。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：そうですね。もしかしてそこが僕にとっての七番目の答えなのかな、と思っているんですけれど。ただ、ギャラリーの中に入って見て、すごくハッピーになる人もいるんですよ。そこに「いやいや、これはネガティブなものなんですよ」とは言いたくない。それは入った人の考え方でいいかな、と思っています。</p>
<p><strong>――そこは一致しないでも構わない、と。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：見た人が、カラフルなおもちゃのモチーフに癒やされて楽しくなる人もいるだろうし。実際「イエーィ」みたいな反応で楽しんでいる人もいて、それはそれでOKだし素晴らしい。一方で「カワイイ」ものがたくさん並んで渦巻くと気持ち悪い、という人もいる。それは人それぞれの感覚だと思うので。でも、作品に対しての作者なりの解説なり思い入れなりを提示するのは必要だと思って、会場で解説の文章を配布しました。「見たまんま、これが僕の世界ですよ」というのもいいのかもしれないですけれど、問題を提起して、そこから読み解いて知的なキャッチボールできる人もいると思います。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_02_03.jpg" />
<p><strong>――6％のショップガールのユカさんによるパフォーマンスも、解説の意味合いがあったのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ユカはもともと、僕が以前やっていた「ヴィジュアルショー」のショーガールに応募してきた女の子で、それ以降6％のショップガールになってからも、作品のアイコンとして活動しています。ユカが真っ白な服を着て、ベットの上に横たわるというパフォーマンスだったのですけれど、僕がベッドの上で考えたことを、ユカが妄想の中で膨らましたものを再現したということですね。人間って想像力が弱くて、観ただけでは理解できないという人もいる。ユカが入ることで説明しないでも「ああ、こういうことなんだ」と分かってもらえるということもあるし、彼女が入った方が好き、と言ってくれる人もいました。</p>
<p><strong>――ご自身の意図を手を尽くして説明した上で、最後は観る人に感じて考えてもらう、ということでしょうか。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：やっぱり受け手が入ってこそ作品が完成するんです。「はい、これがすべてです」というよりは、キャッチボールをビジュアルの力を通してできるということこそアートの力だといつも思っています。僕は美の術を追求しているわけでも、素晴らしい絵画を作ろうと思っているわけでもないんですよ。それはあくまで手段でしかなくて、時代とキャッチボールするということをしたい。そのためにアートの力を使っているだけなんです。</p>
<p><strong>――ご自身がこれまでやってこられた「カラフルの反抗」というテーマをそのまま持ち込んで、蓋を開けてみれば大反響でした。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ニューヨークって色のない街なんですよ。そこに色を持ってきたことからして衝撃的だったみたいです。「ニューヨークのアートの展覧会のルールをぶち壊した」とまで言われましたから。</p>
<p><strong>――定形にはまらずに壁面や天井も使ったインパクトも大きかったのですね。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ただ、僕はこれまで日本でやっていたことをそのまま持っていった、という感覚なんです。それがニューヨークではびっくりするようなことだったということなんですよね。現地の日本人に言われたのは、「これを日本から持ってくるというのがびっくりだ」と（笑）。それでもやっぱり大変でしたけれどね。輸入の通関があるし、雪の中の搬入したりとか…。会場で作品をかけるのも専門のアートハンドラーに頼まないといけないとか、ニューヨークのルールがあって、なかなか一筋縄ではいかなかったですね。今同じことをやらなくちゃいけないとしたらやりたくない（笑）。</p>
<p><strong>――後先を考えずにやってみたことが功を奏した、と。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：捨て身の術でしたね（笑）。失敗するなら後悔しないように全部やろうと思っていましたから。あとは「2月にやってくれ」と言われて「やるしかないな」となって。それをやってしまえるエネルギーがあったのかな、と。勢いって作品に出ますからね。それがよかったのだと思います。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_02_04.jpg" />
<p><strong>――レセプションには、約1000人以上もの人が集まったそうですね。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：特に美術雑誌で告知しているわけではなく、『Facebook』のページしかなかったので、本当に人が来るのか3日前まで不安でした。それでも、口コミで広がってコメント欄でやりとりが始まっているのを見て、「どうやらたくさん来るぞ」ということになって。急遽スタッフを増やして、展示会場は5人入るといっぱいというところだったので、隣の倉庫を借りてレセプションの会場にしたんですけれど。その日は極寒だったのに1000人も並んで、2時間くらい待たないと入れないという状態でした。</p>
<p><strong>――初の個展としては異例ともいえるのでは。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：「このような熱を帯びた展覧会はここ最近見たことがない」とは言われましたね。ニューヨークって1950・60年代から建物が変わらないので、例えば有名なジョン＆ヨーコのベッドインのイベントもこういった小さなところでやっていて、そこにわんさか人が来たわけです。そういった70年代の空気感がありました。しかも、アート関係者はもちろん来るんですけれど、ファッションの人たちも来るは、一般の人も「何をやっているんだろう？」と来てくれて、こういった熱を起こすアーティストがいなかった、と言われました。</p>
<p><strong>――「Individual」をテーマにして、期せずして「ソーシャル」な反応を巻き起こしたわけですね。『New York Art Beat』でも1位を獲得して、現地メディアからも注目されたのではと思います。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：CBSやHuffington Post、ファッション系…さまざまなメディアの取材を受けました。ディベートみたいなインタビューもありましたね（笑）。それでも、意外とみんな自分の色がオリジナルだと理解してくれていて。今、きゃりーをはじめとして、ニッキー・ミナージュやケイティ・ペリーのMVみたいなエンターテイメントにも原宿のカワイイの断片が入っていますが、アメリカではこれがどういう文脈で来ているのか分からなくてみんな引っかかっていた。それで「あなたから来ていたのがよくわかった」と腑に落ちたみたいで。「やっとあなたをアメリカに紹介する機会が来ました」と言ってくれる人もいてびっくりしましたね。</p>
<p><strong>――オリジナルとしてリスペクトされたわけですね。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：あと面白かったのは「セバスチャンの作品はクローンを作る。そして彼らはどんどん増えていく」と言われたことですね。ファッションでも、とにかく街にクローンを作って世界中に飛び火する、と。今回写真撮影をOKにしたのですけれど、ふつうは著作を守るわけです。それなのにコピーされるのをむしろよしとする、といわれて。自分ではそういうことを意識したことがないのですけれど、外からそういうふうに評価されるのは面白かったですね。</p>
<p><strong>――大きな美術館の展示でも撮影禁止にしていることが通常な中、そこでもルールとは違ったアプローチをしたと。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：僕は草の根の力を信じているので。それで『Facebook』や『Instagram』でどんどん僕の写った写真も投稿してもらって。それも個展の熱につながりました。でも、僕の作品は、カメラでは捉えきれないという自信もありました。あの入った感じはカメラでは撮れない。あともう一つ、個展開催中に大きな事件があって。</p>
<p><strong>――どういったことでしょう？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：現代美術家の蔡國強さんとの出会いですね。彼はニューヨークを拠点に社会派な作品を発表していますが、2013年12月の京都で開催された東アジア共生会議のレセプションでお会いしていたんです。その時僕の講義にも来てくれて、「ニューヨークに来たら連絡して」と言ってくれたんですけれど。その彼が自ら個展のオープニングに足を運んでくれたんですね。新人アーティストの初個展にこれほどの大物アーティストが来るということはアートシーンの常識ではまずあり得ないので、騒然となって。僕を含めてみんなびっくりしていました。</p>
<p><strong>――『Instagram』で蔡さんとのツーショットがものすごい勢いで拡散されてました。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：蔡さんが来てくれて、ファッションではなくアートのムーブメントとして成立したということはありますね。彼のギャラリーにも行ったんですけれど、滞在の最後の日には自宅に招かれて、ニューヨークでアーティストとして生きていくためのアドバイスもしてくれて。「協力するから、ニューヨークからデビューしなさい」と。僕は43歳で、もう変わることがないと思っていたけれど、久しぶりに影響を受けましたね。</p>
<p><strong>――アートの中心地だからこその出会いですね。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ニューヨークって何かが起こるんですよ。実力さえあれば、ぽんと反応があるのがアメリカっぽくて面白いと思いました。蔡さんは「一緒にやりたいことがある」とも言ってくれているし、今後一緒に何かやることになると思います。</p>
<p>（以下、「３」 <a href="http://otajo.jp/39218">http://otajo.jp/39218</a> に続く）</p>
<p><strong>Sebastian Masuda Official　（Facebookページ）</strong><br />
https://www.facebook.com/sebastian.m.art <!-- orig { -->[<a href="https://www.facebook.com/sebastian.m.art" target="_blank">リンク</a>]<!-- } orig --></p>
<p><strong>sebastian_masuda on Instagram</strong><br />
http://instagram.com/sebastian_masuda <!-- orig { -->[<a href="http://instagram.com/sebastian_masuda" target="_blank">リンク</a>]<!-- } orig --></p>
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		<title>「ニューヨークでの個展はカケでした」　増田セバスチャンさんロングインタビュー（１）　</title>
		<link>https://otajo.jp/39196</link>
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		<pubDate>Tue, 03 Jun 2014 07:54:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ふじいりょう</dc:creator>
				<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[6%DOKIDOKI]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[原宿]]></category>
		<category><![CDATA[増田セバスチャン]]></category>
		<category><![CDATA[現代アート]]></category>

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		<description><![CDATA[東京・原宿のショップ6％DOKIDOKIを1995年に立ち上げてから、日本発kawaiiカルチャーの第一人者として活躍し続けている増田セバスチャンさんが、初の個展となる『“Colorful Rebellion” -Sev [&#8230;]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_01_01.jpg" />
<p>東京・原宿のショップ6％DOKIDOKIを1995年に立ち上げてから、日本発kawaiiカルチャーの第一人者として活躍し続けている<strong>増田セバスチャン</strong>さんが、初の個展となる『“Colorful Rebellion” -Seventh nightmare-』をニューヨークで2014年2月27日から3月29日まで開催。アート情報サイト『New York Art Beat』でも１位になるなど、アート関係者から高い評価を得ることに成功しました。</p>
<p><strong>７番目の「罪」は鑑賞者に委ねられた! 　アートシーンからも熱視線の増田セバスチャンさんニューヨーク個展 – オタ女</strong><br />
http://otajo.jp/36749 <!-- orig { -->[<a href="http://otajo.jp/36749" target="_blank">リンク</a>]<!-- } orig --></p>
<p>今回、帰国した増田さんにロングインタビューを敢行。個展をいきなりニューヨークで敢行したいきさつから、現地での反応、さらにはアーティストとして表現して問いたいテーマについてまで幅広くお答え頂きました。</p>
<p>（個展撮影：GION）</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_01_02.jpg" />
<p><strong>――今回、現代アートの本場でもあるニューヨークで個展となりました。まずは個展を開催した実感についてお聞かせ頂ければと思います。</strong></p>
<p><strong>増田セバスチャンさん（以下・増田）</strong>：日本に帰ってきて、状況が以前とあまりに違いすぎてびっくりしています。日本ではまだニューヨークでの熱狂的な反応がそこまで伝わっていないと思うので、同じ状況で日本にいるということにすごくギャップがありますね。</p>
<p><strong>――ただ個展を開く、というのとニューヨークで個展をするというのは意味合いが違うと思います。ニューヨークという街を選んだ理由からお聞かせ頂ければと思います。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：ニューヨークでやるのは、僕にとって一種のカケでした。日本で個展をすれば、例えば大手デパートのギャラリー規模でも出来たと思います。ただ、それだとある程度人気が出たアートディレクターがやった展覧会と切り取られて、ちゃんとアートとして評価されないんじゃないか。でもニューヨークならば誰も自分のことを知らない中でのデビューになる。他のアーティストと同じポジションで、ニューヨークのアート界に入るための、いわばメジャーリーガーになる入団テストのような位置づけだったんです。</p>
<p><strong>――誰も存在を知らないというのがポイントだったのですね。例えば欧州圏など他の都市での開催も検討されたのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：自分もいろいろな国のギャラリーやアーティストを見てきて、それぞれの良さがあるのですが、やはりコンテンポラリーアートの中心はニューヨーク。例えばロンドンには好きなギャラリーが多いのですが、そこで失敗しても「まだニューヨークがある」と言い訳するのがイヤだった。どうせならば一番トップのところで、失敗するならば失敗してあきらめたかった。小さいギャラリーでいいから、とにかくチェルシーでやりたいと思いました。</p>
<p><strong>――不退転の決意を秘めた挑戦だとヒシヒシと感じられます。ギャラリーとコンタクトを取ったのはいつだったのでしょう？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：これが急なタイミングで。去年の10月に知り合いの紹介で、（オーナーの）キアンガ・エリスと話す機会があったんです。彼女はギャラリーを始めたばかりだったのですが、もともとアート専門の弁護士で、業界にも精通していて人脈もすごい。ただ、彼女も先鋭的なアーティストを世に送り出すということをやりたいと考えていて、小さなところでできることをやろうという自分と利害が一致しました。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_01_03.jpg" />
<p><strong>――会場となった「Kianga Ellis Project」はアート関係者が集まるビルの一室なのですよね？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：チェルシーにあるアートコンプレックスセンターの3階の小さな一室です。看板が出ているわけではなく、中に入るのにもボタンを押さなければいけない。現地の人は慣れているのですが、日本人にはハードルが高い。でも、そういうハンデのあるところでインパクトを残したかった。</p>
<p><strong>――そんな中、2月下旬からの開催となりました。このタイミングになった理由を教えて下さい。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：僕の中では一年スパンでやっていくつもりだったのですが、キアンガが既に決まっていたアーティストの予定を変更して、「あなたがデビューするのはこの時期が一番いい」と。3月1週にはArmory Show（アーモリー・ショー）という、世界中のアート関係者が集まる祭典があって、チェルシーもギャラリストが「次は誰だ」と巡っていると言うんですよね。その中で、目に触れる可能性があるかもしれない、というのが彼女の理由でした。だから聞いた時は「いや、ちょっと準備が…」という感じだったのですけれど、最後には彼女に従ったわけです。</p>
<p><strong>――そうは言っても、制作にかける時間を作るのは大変だったのではないですか？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：すごい大変でした（笑）。年末には六本木ヒルズのクリスマスツリーがあって、名古屋の高島屋のバレンタインがあって、きゃりー（ぱみゅぱみゅ）の横浜アリーナもあって。今年に入ってから急ピッチに進めました。ただ、構想は個展をやることを決めた段階であって、パーツ集めは去年の段階でやっていました。</p>
<p><strong>――ニューヨークの個展に先駆けて、昨年の夏には横浜の『BankART』で学生と共同で作品を出展されています。今回の作品はその延長線にあるものなのでしょうか？</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：最初に自分が横浜でやったのは、とりあえずまずアート界でやってみたかったというのがあるのですけれど、実はその時僕は「ソーシャル」でやろうとしていたのですね。原宿のカルチャーを若い世代と制作することで拡散して、アートの文脈に挑戦しようと思った。みんなで作るということで、そこで生まれたものは何なのかという問いかけをしたのです。でも、その後10月にニューヨークに行っていろいろなアートシーンを見た時に「それじゃダメだ」と。</p>
<p><strong>――根本から見つめなおす必要があったのですね。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：時代を動かすというのはソーシャルとリンクしているようで、実はもっと「individual」なことだと。もっともっと個人的な、個性的なものを露出していかないと太刀打ちできない。個人が内包しているものをさらけ出すことによってこそ社会とリンクできて、人に響くということがわかったんです。</p>
<p><strong>――逆にいえば、社会と接点があるというのは当然だという感覚だということでしょうか。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：それだけニューヨークのアートシーンはレベルが高くて、絵が上手かったり造形がキレイな人は100万人はいます、と。さらに社会とリンクできる人も10万人いる。じゃあそこから先どうしますか、ということが問われるわけです。だからつながることを目標にしてはダメで、今回は「自画像」という位置づけでデビューしたのです。「カワイイ」に行き着くまでのプロセスをちゃんと見せないとただの「カワイイ」だけの展覧会になってしまう。それだけは避けたかった。「individual」な小宇宙を見せることができたから、インパクトが大きくなったのだと思います。</p>
<img class="aligncenter" src="http://otajo.jp/files/2014/05/sebastian_show_01_04.jpg" />
<p><strong>――個展の開催が決定したほぼ同じ時期に、6％DOKIDOKIも「Beyond the “Kawaii”」と題したリニューアルも実施しました。こちらでも「individual」な、個人的な思い入れを作り直すと強調されていました。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：今「カワイイ」というと一般の人でもなんとなくイメージが浮かんでくるようになりました。「カワイイ」を一般化させるというのは、個人的に18年間ショップでやってきたことでもあります。きゃりーのようなアイコンが現れて、世界でも音楽と映像の力が加わることで数万規模に届くようになり「カワイイ」が広がる素地もできた。だけど、僕らはもともとメインカルチャーに噛み付いてやってきた。「カラフルならいいんでしょ」という意識の人も多いので、もう一回全部を壊して６％DOKIDOKIがあるんだというのを示したかったんです。「カワイイ」に行き着くまでの心境を忘れてほしくないということで、オープニングレセプションはで入口に散らばったおもちゃを踏ませることで、それを思い出させるという提案をしてみました。</p>
<p><strong>――「カワイイ」が受け入れられる過程で、見過ごされている部分がある、と。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：2011年の東日本大震災以降、僕はアートディレクターとしてきゃりーの仕事をはじめとしてさまざまなCMや舞台のオファーを貰っているのですが、自分が原宿でやってきたことがどのように通用するのかに興味があったんです。ですが、「カワイイ」や原宿のカルチャーが認知される中で次に進むにはどうすればいいのか。見た目の派手さや奇抜さが取り上げられがちなので、「それは違うよ」と。注目されたのは震災以降のこの時代の中だったけれど、僕達がここまで来るのには20年掛かっているし、もっと言ってしまえばきゃりーのような若い世代はもっと早くに気づいていた。今ぱっと出たのではなく、ずっと作られてきたということをわかってほしいんです。</p>
<p><strong>――ショップはメディアとしての役割もあるというお話も以前されていましたが、6％のリニューアルと個展のようなアートだとメッセージの出し方も変わってくるのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>増田</strong>：6％DOKIDOKIは原宿のファッションに特化しているので、先鋭的であっても理解できるように作っているんですね。ニューヨークの個展に関していえば、自分的にはそこまで変わったことをしていない。実はある程度反応を予想しながら作っています。また、ファッションは自分が着るものへの興味でショップに来てくれますが、アートは「原宿に興味はあるんだけれど自分は着れない」とか「面白いけれどなんか分からない」といった人たちにも届くものだと思います。日本だけではなくグローバルな中でどう通用するのか。もっと遠くへ飛ばすことにチャレンジしたかったんです。</p>
<p>（以下、「２」 <a href="http://otajo.jp/39210">http://otajo.jp/39210</a> に続く）</p>
<p><strong>Sebastian Masuda Official　（Facebookページ）</strong><br />
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<p><strong>sebastian_masuda on Instagram</strong><br />
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