高田梢枝・上坂すみれのライブに秋晴れの中野が揺れた! 来場者3270人記録の『Re:animation7』レポート
超都市型音楽イベントと題して、オタクカルチャーとクラブミュージックを融合して屋外会場でDJやライブを楽しめる『Re:animation』が、7回目となる開催を2014年11月23日に東京・中野駅北口暫定広場で敢行。クラウドファンディングサービス『CAMPFIRE』で約373万円の資金を集めて無料開催が実現されただけでなく、スタートが10時からになり、18時までさまざまなアーティスト・DJが登場。最終的に前回を大幅に上回る3270人を動員しています。
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(撮影協力・水津拓海 @rhythmsift )
中野区、東京中野ライオンズクラブ、中野区観光協会などの後援を得た『Re:animation7』。スタート前には田中大輔区長と伊東伸治中野区議会議長がステージ上で挨拶。その後、田中区長が一曲目をドロップするというレアな光景が。
中野駅のホームからも一望できる会場もすっかり定着。ご当地メニューのフード・ドリンクブースが充実したほか、『CAMPFIRE』の高額支援者限定のVIPコタツ席をステージ真横に設置。推しのぼり・オリジナル横断幕に囲まれてフェス感が増した印象。
11時過ぎには、シンガーソングライターの高田梢枝が登場。「あえてアコースティックで勝負」と語り、屋外でも力強い歌声で来場者を魅了します。
『リアニ』では欠かすことのできない『交響詩篇エウレカセブン』エンディング曲「秘密基地」も披露。早くもクライマックス感が漂いますが、後に兄弟ユニットThe LASTTRAKと惜しまれつつ解散したニルギリスのメンバーと再びステージに上がり「sakura」の生歌が流れることになるとは、この時は誰も知る由もないのでした。
13時過ぎには来場者が1000人を越えて入場規制がかかり、15時過ぎには2000人を記録して一年前の『Re:animation6』の1900人を超えることに。そんな中登場したDJ AJURIKAこと遠山明孝氏。自身が『リアニ』のために製作したトラックをはじめ、EDMとアニソンを織り交ぜたクールな選曲で楽しませます。
自身が作曲した「Next Life」や「キミはメロディ」「READY!!」といった『THE IDOLM@STER』の曲だけでなく、「ふたりのもじぴったん」を入れる遊びも。バンダイナムコの名ゲームのサウンドを長らく担当してきたクリエイターのセンスを存分に体感することができたのではないでしょうか。
そして、アニメ化が控える『艦隊これくしょん』吹雪役などで活躍中の声優の上坂すみれが満を持して登場!
中野ブロードウェイをこよなく愛し、2014年2月11日にはサンプラザ中野でのライブ『革ブロ総決起集会』を敢行した”すみぺ”ですが、暫定広場の熱気には驚いた様子でしたが、そこはさすがにアジテーター。「革命的ブロードウェイ主義者同盟」「来たれ!暁の同志!」など4曲で、会場を真っ赤に染めていったのでした。
”すみぺ”のステージで一段落と思いきや。DJ後藤王様の友人というmilktubのbambooが飛び入りで登場。アニメ『有頂天家族』のオープニング「有頂天人生」を生披露するというカオスすぎる展開に……!
日が傾いてくると、サイリウムが映えます。B.Toriyamaによるジブリ作品や『オネアミスの翼』『戦場のメリークリスマス』などのミックスで、エモーショナルな雰囲気がMAXに。
ボランティアスタッフを含めて、今回もさまざまなコスプレイヤーが。『エウレカ』はもちろん、『アイマス』『アイカツ!』『進撃の巨人』などに加えて、『艦これ』のキャラクターのコスを楽しむ人が増えている印象を受けました。
最終的に前回を大きく上回る3270人を動員。『Ustream』の生放送も6000人以上のユーザーが視聴するという過去最大の規模となった『リアニ7』。
次回は、24時間運用が進む羽田空港を舞台に2015年3月28日・29日に開催される『HANEDA INTERNATIONAL ANIME MUSIC FESTIVAL』にて、『リアニ』初となるオールナイトイベントを行う予定。新宿・中野のほか、東京ジョイポリスなどでも展開されてきたアニソン・ゲーソンとクラブミュージックとの掛け合わせの次のステージにも注目です。
Re:animation | リアニメーション
http://reanimation.jp/ [リンク]
HANEDA INTERNATIONAL ANIME MUSIC FESTIVAL (公式サイト)
http://www.haf.tokyo.jp/ [リンク]