テディベアやハンドメイドの作品が大集合!「夜想#ぬいぐるみ展」レポート
チェコのアニメーション作家、ヤン・シュヴァンクマイエルの特集を定期的に開催するなど、個性的な展示で支持が根強い東京・浅草橋にあるパラボリカ・ビス。刊行している雑誌『夜想』最新号がぬいぐるみを取り上げた事と連動した展覧会が2012年8月31日から9月24日まで開催されました。
今回の展示では、『夜想』で掲載された作品を中心に100体近くのぬいぐるみが集められ、様々な衣装が施された世界観でファンを魅了。大塚勝俊さん、ミヤタケイコさん、原優子さんといった人気の人形作家の作品には、とりわけ熱い視線が注がれてました。
展示されるぬいぐるみは、動物のかわいらしさを残しながらも、色使いや姿形を自由に創作されたものが多く、作家それぞれに込められたメッセージも含まれており、それが白を基調とした棚と調和して一つの空間を作り上げました。
とりわけ、ミヤタケイコさんはトランクケースや時計と一緒に並べられた、赤黒やゼブラ柄のくまや独特の形状をした耳を持つうさぎのような生き物のぬいぐるみで、観る者のイマジネーションを喚起させられるような作品でした。
手作りの質感が人気のCHiCHiTOHTOH(チチトト)のぬいぐるみ。ハンドメイドの布の感触がやさしい印象を与えます。
また、さまざまなテディベアのコレクションアイテムも並び、その歴史とともに、落ち着いたたたずまいが観る者をなごませました。
子供だけでなく、おとなになってからも癒しや心のよりどころになっているぬいぐるみ。そんな気持ちを再び思い出させるような展示や作家の想いなどは、『夜想』で詳しく紹介されています。
パラボリカ・ビスでは今後も引き続きぬいぐるみの展示の開催を検討しているとのこと。かわいいものが好きな人にとっては、次の機会が待ち遠しい存在といえそうです。
夜想#ぬいぐるみ展 part1
http://www.yaso-peyotl.com/archives/2012/09/stuffed_animals_part1.html