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Nov 25 2024

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目指せ!狩りガール no.5 猟銃所持許可への道。初心者講習会に行こう。<受講編>(目指せ!狩りガール)


今回は一般社団法人 大日本猟友会さんのサイト『目指せ!狩りガール』からご寄稿いただきました。
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目指せ!狩りガール no.5 猟銃所持許可への道。初心者講習会に行こう。<受講編>(目指せ!狩りガール)

ありちゃん:食べることが大好き、アウトドアもちょっと好きな会社員。ひょんなきっかけから「ハンター」を目指すことに。東京都内在住。

カリタロー:狩りガール活動を応援するジビエ好きの犬。ありちゃんと一緒に勉強して、いつかカッコイイ猟犬になるのが夢。

だいぞう師匠:猟友会に所属している優しきオジサマハンター。自然のことにも詳しく、ハンター仲間として若者を育てています。


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ありちゃん:狩りガール見習いのありです。見習いと言ってもまだ法的に猟銃をさわることはできません。今回は、そんな「猟銃の所持許可」のための関門第一弾!初心者講習会を受けてきましたよ。受講場所は都内の警察署にて。前回、警察でドキドキの申し込みをしたワタシ、いよいよ所持許可に向けての本番です!

はじめて知った、銃のこと。

ありちゃん:いやあ、終わった!もう夕方なんだね。はー、早く猟銃の実物見てみたい!

カリタロー:わ、コーフン気味だ。ありちゃん、週末の朝からお疲れさま! 警察への出頭(笑)にも慣れてきたみたいだね。ちなみに今回は猟銃を持つために必要な「猟銃等講習会」を受けてきたばかりのありちゃんとカフェ(犬OK)からお届けしています。

ありちゃん:ずぞーー(アイスティーを一気飲み)。 やっぱり緊張しちゃったけど、楽しかったよ。でね、試験の結果……

カリタロー:ワンワンワン! 結果については読者を引っ張るために最後にお伝えしたいワン。

ありちゃん:(計算高い犬め) うーん、じゃあ講習会を振り返ってみるね。お昼過ぎまでずっと座学だったよ。受講者は40人ちょっといたかな。

カリタロー:へー、女の子もいた?

ありちゃん:うん、ほとんどが男性だったんだけど、女性も9人いたよ。でもみんなが狩猟目的ではないの。競技射撃の人もいるからね。

カリタロー:あ、そっか。オリンピックの競技で見る人も許可をもらわないといけないんだ!

ありちゃん:学校の射撃クラブや趣味のクレー射撃なんかもあるからね。男性は40代以上が多くて、女性は20代30代の若い人ばっかりだったよ。講義は朝9時からはじまって、まずは猟友会のベテランハンターさんによる猟銃についての講義。ハンター歴45年だって!

カリタロー:だいぞう師匠よりベテランだ!

ありちゃん:銃の構造を丁寧にわかりやすく教えてもらったの。

カリタロー:へー。たしかに中がどうなってるのか考えたこともなかったなぁ。

ありちゃん:狩猟への憧れはあっても、「銃」って何となくコワイものって思っていたんだよね。でも、どういう仕組みで発砲する、こうなると危ないってことがわかると、根拠のない不安はなくなったかな。知ってよかった!

カリタロー:そっかー。
(ボクは掃除機がコワいんだけど、仕組みを知ったら平気になるかな?)


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ありちゃん:続いて、生活安全課のお巡りさんが注意事項や猟銃を取り扱うための心構えを教えてくれて。法令についての講義もあったよ。

カリタロー:く~ん、ムズカシそう。

ありちゃん:法令については独特な表現が多かったから、ちょっと講義を聞くだけだと理解しづらいかも。テキストを予習しておいて良かったよ。

だいぞう師匠:いよいよ猟銃についての勉強がはじまりましたね。講義は申込時にもらえる「猟銃等取扱読本」をテキストに進めます。前もって予習しておいた方が安心ですよ。また、ありちゃんは警察署で受講したけれど、地域によって会場が異なるので確認してください。

講義の後はすぐ試験!あり式予習術。

ありちゃん:すべての講義が終わって短い休憩を挟んだら、もう試験!

カリタロー:ドキドキだね!何点取らないといけないの?

ありちゃん:銃や火薬、法令、保管の仕方などの問題に対して70点以上が合格なの。しかも、1時間で選択式の問題20問を解くんだけど、ボールペンしか使っちゃいけなくて書き損じはできない。問題文に下書きして解答用紙に写そうとしていたら、時間足りなくなりそうだったよ。試験なんて久しぶりだから、学生時代を思い出しちゃった!

カリタロー:仕事もあったのにちゃんと勉強できた?
……って、何そのメモの束!!


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ありちゃん:えへへ。すごいでしょ。最初はテキストを読んでラインをひいたりしていたんだけど、書かないと覚えないなと思ってね。要点をメモ書きしたの。

カリタロー:先輩狩りガールのモモさんにもらった過去問(過去問題集)もあったよね?

ありちゃん:そうそう!講習の一週間前から過去問も解いてね。出勤を一時間早めて毎日コーヒーショップで朝活したんだよ。過去問もやっておいて良かったです。予習の時間が少ない人にはおすすめかも。

カリタロー:学生の時よりオベンキョしたんじゃない?

ありちゃん:あはは、否定はしないわ。学習気分をアゲるために朝ドラ「あまちゃん」のテーマを繰り返し聞いてがんばりました。試験前の休憩中も聞いて集中。

カリタロー:じぇじぇじぇ!!まさかの朝ドラ効果!

だいぞう師匠:ありちゃんが予習に使った過去問は銃砲店で手に入ります。詳しくは今後ありちゃんが銃砲店を訪れた時に聞いてみましょう。しかし、試験結果が気になりますな。

なんと試験の後に楽しい出会いが!

ありちゃん:ふふふ~。あとね、素敵なオマケもあったんだよ。

カリタロー:お肉もらったの???

ありちゃん:もらってません(笑)。
試験後はね、すぐに採点されて合否判定もされるの。この採点を待つ間にやっと受講者同士でおしゃべりしたんだよね。

カリタロー:それまでは一言も?

ありちゃん:皆さんシーンとして講義に集中よ(笑)。
試験が終わってホッとして女子のひとりと話してみたの。聞いたら彼女も狩猟目的!

カリタロー:おお!狩りガールだ。何か狩猟に関わるお仕事なの?

ありちゃん:ううん。ファッション関係のお仕事の方で狩猟は近い存在ではないんだけど、たまたまテレビで女性ハンターの特集を見たり、北海道で活躍する女性ハンターの集まりTWIN*1のニュース記事を見たりして興味を持ったんだって。

*1:『The Women In Nature -shoot & eat-』
http://thewomeninnature.wordpress.com/

カリタロー:わあ、全然お仕事と関係ないのにね!興味を持つだけじゃなくて行動に移すのがすごいなー。ありちゃんもだけど。

ありちゃん:オシャレで可愛いその子からは狩猟のイメージが全然漂ってこないんだけどね。ワタシみたいにフツーの女子が興味持ってるってことがうれしくて、なんと連絡先交換しちゃった!

カリタロー:ナンパしちゃったんだ(笑)。いっしょに狩りに行けるといいね。

銃は危険、だからこそ……。

カリタロー:一日猟銃のことを教えてもらって、あらためてどう思ったのかな。

ありちゃん:うん。いろいろな話や心構え、事故などの実例を聞いて、やっぱり銃はキチンと扱わないと危ない物って認識を持ったよ。銃と弾(火薬)をいっしょにしておくととってもキケン。
保管するときは必ず銃と弾は別の部屋に置かないと!って思ったし。でも、だからちゃんと知って、正しく使えるようになりたい。

カリタロー:扱い方を間違えると、ホーリツにも触れちゃうもんね。

ありちゃん:講義でも言われたんだけど、銃をおっかなびっくり扱うんじゃなくて、慣れることが大切。よく手入れして、常にチェックしておけるようにしておいた方がいいんだって。そうすれば、いざという時に慌てずに対処できるよね。

カリタロー:キャプテン翼の「ボールは友達」だ!

ありちゃん:ははは、そうだね。銃と仲良くしなきゃ。昔から人間が使ってきた道具だから、正しく使うことが大切。火も包丁も車だって、便利な物だけど使い方間違えるとキケンでしょ。
間違った使い方をして事故を起こさないように、きちんと知って向き合った上で付き合えるようにしていきたいな。

カリタロー:なるほどー。他に今回勉強して知った意外な問題とかあった?

ありちゃん:あ、内縁の妻かな。

カリタロー:え?

ありちゃん:いや、法令についての設問があって、「内妻は同居の親族とする」って項目があったの。

カリタロー:なんでそんな話が?

ありちゃん:自宅に銃を保管することって、同居する人にも関わってくるってことなのね。最初は「そっかー」って思っただけだったんだけど、あらためて「銃を保管すること」について、家族にきちんと説明しなきゃ!って気付かせてくれた設問でした。

カリタロー:なんだか、考えさせられることが多かったんだね。

ありちゃん:そうだよー。銃を持つためには人としてちゃんとしてなきゃいけないって思った。日常生活からきちんとして。ダラシナイのはダメね。ていねいな暮らしを心がけたくなりました。

カリタロー:あらー、なんだか女子力まで上がりそうな気持ちになったのね。
ではそろそろ、気になる結果発表と行きましょうか!
ドラムローーール!

ありちゃん:ドゥルルルルル、たら~~ん!
見て見て、これが「講習修了証明書」です。合格しました!


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カリタロー:やった!おめでとう。これで一歩狩りガールに近づいたね!

だいぞう師匠:良かった!おめでとう。ありちゃんが受講した回もそうでしたが、試験に落ちてしまう人も毎回数名いるようです。そうなったらまた次回の講習会にチャレンジ。無事合格したありちゃんは、次に射撃教習を受けることができます。射撃デビュー、楽しみですね。

さて次回のありちゃんにどんな体験が待っているのか?お楽しみに。

次回06につづく!

執筆:この記事は一般社団法人 大日本猟友会さんのサイト『目指せ!狩りガール』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年06月20日時点のものです。

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