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Sep 17 2025

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池田匡志✕堀夏喜 優しいラストシーンは「撮影していても幸せな気持ちに」BLドラマ『雨上がりの僕らについて』撮り下ろしインタビュー

テレ東系のドラマNEXT枠で放送中のBLドラマ『雨上がりの僕らについて』(毎週水曜深夜24時30分〜)より、W主演の池田匡志さんと堀夏喜さん(FANTASTICS)の撮り下ろしインタビューをお届けします。

原作はシリーズ累計発行部数30万部を突破(※電子書籍含む)し、「繊細な心理描写が胸を打つ」と話題になった、らくたしょうこ先生による同名漫画。

東京で暮らす社会人の奏振一郎は、学生時代の苦い思い出から同性愛者であることを隠し、“もう恋はしない”と心に決めていた。そんなある日、高校時代の親友であり、かつて「特別」な想いを寄せていた真城洸輔と再会。
6年ぶりの再会をきっかけに彼らは過去と向き合い、自分自身を見つめ直しながら前に進み始める。
時に傷つけあいながらも、不器用に想いあう二人の心あたたまるボーイズラブ作品です。

奏振一郎役の池田匡志さん、真城洸輔役の堀夏喜さんに作品やキャラクターの魅力、お互いの印象などお話を伺いました。

「“真城ってる”っていう言葉ができました」

――まず原作や脚本を読んだ印象などお聞かせください。

池田:原作と脚本を読ませていただいて、純粋にもどかしい不器用な2人を応援したくなる優しい物語だなと思いました。

堀:何か大きな出来事があるわけではないんですけど、日常の中の些細な悩みを繊細に描いてあって共感が持てますし、リアリティを感じられて、すごく身近に感じられるなと思いました。

――撮影の中で2人の距離感で気をつけたり、意識した部分はありますか?

池田:奏にとって真城は昔好きだった人、もう恋はしないと決めた過去に傷を追った経験があるので、再会してから徐々に関係を築いていくという、その距離感は意識しました。

堀:撮影の撮り順とかも話数がバラバラだったので、時系列は意識はしましたね。

池田:難しかったね~。

堀:高校時代も描かれていますし、大人になって再会してからも日にちが経つにつれてどんどん関係性も変わっていくから、今はどんな距離感だっけ?みたいなことは思い出しながらやりました。

池田:めっちゃ仲良いシーンを撮影した後に、まだぎこちないシーンをやったりとか(笑)。

堀:「久々!」みたいなね(笑)。

池田:「あれ?急にめっちゃ仲良くなってない!?」みたいね。段取りとか前のシーンと一緒になっちゃう。

堀:呼び方の違いとかも途中で出てくるんですよ。そこは結構思い出しながらやりました(笑)。

――ビジュアル面や表情の作り方、仕草など、何か意識したことがあれば教えてください。

池田: 奏の性格は僕とは違った一面がたくさんあって、そういったところが日常から馴染むように、些細なことですが、まりもと豆苗を買ってみたり、奏は料理が好きなので、僕も料理を練習してみたりしました。
奏のおかげで僕の家での日常生活がガラッと変わって、料理をそのまま続けるようになって、すごく影響された部分があるなと思います。

――具体的にどういったお料理をするのですか?

池田:僕はサバがとても好きで、劇中にもサバ料理がたくさん出てくるので、出てきたサバ料理と育てている豆苗を合わせたりしました。
料理に挑戦すること自体が僕にはあまりなかった経験なので、最初は全然できなくて「何このご飯……」みたいに思いながら作っていたんですけど(笑)、道具も買い揃えて少し好きになりました。

堀:真城は、すごくハツラツとしたキャラクターで。僕自身はどちらかというとあまり感情の起伏がないタイプで、めっちゃ笑顔を見せるのが僕的に難しくて。
真城は、すごく落差がある人間でもあったから、過去のことなどを考えている時は真面目な顔をしていて。そういうところはすごく入り込みやすかったんですけど、普段の明るい感じが最初はなかなか掴めなくて、めちゃくちゃ苦戦しましたね。

無理やりやってるっていう感じだったところから、ちゃんと掴みきるのにちょっと時間かかったかなって。そこが苦戦したポイントではありました。
お芝居の回数を重ねていって馴染んでいったという感じで、笑顔とか表情筋が鍛えられました(笑)。

池田:普段の堀くんとは全然違うんだね。ドラマを観たら、ファンの方が喜んでくれそう。

堀:そうですね、確かにあまり見せないような顔かもしれないですね。真城のおかげで笑い方はちょっと掴んだかなと思います(笑)。

――その笑顔はFANTASTICSメンバーもあまり見たことがない感じなんですか?

堀:いや、そこまでではないです(笑)。さすがに鋼の顔面の持ち主ではないんですけど。でも、なかなかこういうキャラを見ることはないと思いますね。普段こんな感じではないので。
メンバーから見てもあんまり見たことがない感じだと思います。

池田:プライベートの話とかするときは、すごく穏やかに話してくださいます。

――そのとき笑顔は見せたり?

池田:もちろんです! だから、今あまり笑わないみたいなことを言っていたけど、全然そんなことはないなと思います。ニコニコしているイメージは割とありますね。

――真城は結構グイグイ来るタイプですが、お二人は友達などにそういう接し方をされたらどうですか。

池田:グイグイ来られ具合によりますけど(笑)、良い距離感でグイッと来てくれるのはすごく嬉しいなと思いました。

堀:僕も自分から行くタイプではないので、距離を詰めるって考えると来てもらえた方が助かるかもしれないですね。

――じゃあ友達としては真城は好きなタイプですか?

堀:まぁでもどうだろうな。……好きですね。好きです(笑)。

――真城の好きなところを教えてください。

堀:真城の好きなところは、すごく可愛いですね。思ったらそのまま、脳と口が直結しているみたいな感じのニュアンスで発言する。

池田:堀くんは考えてから話してそうだもんね。

堀:確かに僕自身はあまりないですね。なので、そこは演じていても「可愛いなこいつ」みたいになりました。

――奏の好きなところも教えてください。

池田:いっぱい考えちゃうところです。些細なことからポジティブになったりネガティブになったり、いろんなことを「そんな考えなくていいよ!」と思うんですが、そこがすごく可愛らしい部分だなと思います。そういう繊細なところが素敵な部分だと思います。

――お互いに可愛いと思った瞬間や一面があれば教えてください。

池田:堀くんは結構何かに没頭しているイメージがあって、自分の世界がある人だなと思いました。
何もない時間とかにちょっと遠くを見つめたり、ボーっとしている時があるんですよ。それをそばで見ているとめっちゃ可愛いです。何考えているんだろう?って。ファンの皆さんにも見せてあげたい。
え、もうバレてる?

堀:いや、わかんない。でも、普段からやってるだろうね(笑)。

池田:ファンの皆さんはわかってるか。

堀:多分ね(笑)。

――そこで話しかけたりはしないんですね。

池田:何考えてるの?と何回か言ったことはあります。

――そういう時は何を考えていらっしゃるんですか?

堀:何も考えてないか、単純に疲れてるか、めっちゃ反省してるかですね(笑)。そうやってボーっとしているのを「真城ってる」っていう言葉ができて。

池田:現場でね(笑)。「今、真城ってるよ!」って。

堀:他の人がボーっとしていても、「ちょ、真城っちゃってるよ」みたいな使われ方をしだして、改めて俺そんなにやっていたんだと思いました(笑)。

――池田さんの可愛いと思った一面は?

堀:たまに自問自答なのか、ちっちゃい声で「ん?」って言うんです。例えば、現場で急な変更とか、多分自分の中で理解が追いついていない時とかに、「ん?」って本当に出ちゃうんですよ。

池田:心の声が出る、モノローグみたいな。「え、ん?どういうこと?」みたいな。

堀:そうそう、それが全部1人で口から出ちゃっていて、たまにそれがちょっとおもろいなと。これを言ったことはなかったんですけど、ずっと思っていました(笑)。
「ん?ああ、そうか」って1人で解決してる(笑)。

池田:それも全部口に出てるもんね(笑)。

堀:あれ面白いです。何かちょっと疑問が出たんだろうなと思ったら、あ、解決したってわかりやすいです(笑)。

――では、本編で観てほしいシーンは?

池田:観てほしいシーンたくさんあるな。でも1話の雨のシーンがやっぱり2人の想いが一番ぶつかり合ったシーンなので、そこは注目してほしいなと思います。いっぱい濡れたもんね。

堀:大変だったね。明らかに顔が最初と最後でどんどん変わっていってたもんね(笑)。

池田:あと胸キュンシーンはやっぱり注目してほしいなと思います。

堀:あの頭こてん、みたいなやつは多分相当胸キュンシーンだろうね。

池田:すごい純粋なキュンが多くて、「うわあ!」ってなると思います。

堀:僕はもうそれを色々経た上での最終話のラストシーンは、撮影していても幸せな気持ちになったし、すごく良いシーンだったなと。
優しいラストのシーンになっているので、最後までしっかり見届けてほしいなっていうのはあります。

池田:この作品は家族が1つのキーワードなのかなと思っていて。人との繋がりの温かさみたいなところも感じていただけるかなと思います。

――もしスピンオフなどあるとしたら、どんな2人を見たいですか。

池田:やっぱりデートじゃない? デートシーンも今は何かが起きるイベントとして出てきていますけど、何も起きない、ただ2人がイチャイチャ楽しんでるデート。

堀:僕は単純にその場にいなかったっていうのもあるので、奏の会社に密着してほしい。会社内をもっと知りたい。あと、金森さんのスピンオフとか見たい(笑)。

池田:
それ、めっちゃ見たいな! 金森さん、めちゃくちゃ面白くて。

堀:金森さんの家庭事情とか知りたい。

池田:確かにその辺はちょっと見たい、気になるな~。

――機会があれば観てみたいですね! 最終話も楽しみにしています、ありがとうございました!

【撮影:冨田望】

ドラマNEXT「雨上がりの僕らについて」は毎週水曜24:30~テレ東系にて放送中!
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・【予告】ドラマNEXT「雨上がりの僕らについて」第12話
https://www.youtube.com/watch?v=Ypfsbly_nLA

番組概要

【タイトル】 ドラマ NEXT「雨上がりの僕らについて」
【放送日時】 2025 年 7 月 2 日スタート 毎週水曜24:30~テレ東系にて放送中
【放送局】 テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送
【配信】 動画配信サービス「U-NEXT」で6月 25 日(水)夜 9 時より、各話 1 週間独占先行配信

▶U-NEXT:https://t.unext.jp/r/tv-tokyo_pr
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【原作】 らくたしょうこ『雨上がりの僕らについて』(一迅社)
【W 主演】 池田匡志、堀夏喜(FANTASTICS)
【出演】 渡邉美穂、霧島れいか、高杉亘、山田真歩
【演出】 山田信義、浅見真史
【脚本】 おかざきさとこ
【音楽】 羽深由理
【オープニングテーマ】 カラノア「aquarium」(SKID ZERO)
【エンディングテーマ】 SG「ペトリコール」(LDH Records / SUPERGENIUS Entertainment)
【プロデューサー】 本間かなみ(テレビ東京)、鈴木香織(AX-ON)、岩﨑マリエ(AX-ON)
【製作著作】 「雨上がりの僕らについて」製作委員会
【制作】 テレビ東京、AX-ON
【公式 HP】 https://www.tv-tokyo.co.jp/ameagari/
【公式 X、Instagram、TikTok】 @doramanext_tx
(C)らくたしょうこ・一迅社/「雨上がりの僕らについて」製作委員会

Blu-ray&DVD-BOX 2026 年 1 月 14 日(金) 発売決定!

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記者プロフィール

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アニメや可愛いものが大好き。主にOtajoで執筆中。

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