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Nov 21 2024

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Webサービスを駆使してセルフプロデュース!?新しいウェディングスタイル”DIY婚”って何?

人生の一大イベントである結婚。ライフスタイルの多様化によってさまざまな形の式が生まれ、”ハデ婚”や”ジミ婚”といったキーワードが時代を反映してきました。主に招待者の数やイベントの規模感、そして予算によってカップルの価値観が試される機会にも…。
そんな中、”DIY婚“という気になる言葉から新たに登場。情報をまとめたサイト『DIY婚まとめ』が2013年9月18日にオープンしています。

“DIY婚”を仕掛けているのは、Webアンケート作成ツールを世界16ヶ国で展開している『SurveyMonkey』(サーベイモンキー)。日本でもIT企業を中心に導入が増えていますが、その彼らがなぜ結婚式と結びついているのか、ピンとこないという人が多いはず。

「アメリカでは、子供が生まれた時にどんな名前をつければいいかなど、『サーベイモンキー』を個人的に使うケースが増えてきています。ほかにもアンケートはイベントの準備や企画にも有用で、結婚式のプランニングにも使うことができます」と話すのは、自社サービスのアピールに来日したCEOのデイブ・ゴールドバーグさん。
実際にアメリカ・ネバタ州で開催されるフェス『Burning Man』で、列席者の調整やキャンプでの宿泊についてのヒアリングに『サーベイモンキー』を活用されたケースが”DIY婚”として紹介されました。

『DIY婚まとめ』オープンの発表の席には、結婚するカップルとクリエイターのマッチングサイト『JAPAN wedding CREATORS』発起人のワキリエさん、ウェディングプランナーの安東夏子さん、結婚企画会社空飛ぶペンギン社代表の原勝則さんが登場。

「日本の結婚式は儀式としてやるのが当たり前で、やり方が決まっていた”納品型”でしたが、ここ5年くらいから自分自身で検索して情報を集めて、フリープランナーやプロデュース会社に依頼するような人がだんだん増えてきました」というワキリエさんは、「挙式をしないというカップルは、友達の結婚式に出席して自分もやりたいと思わなくなっているから。セレモニーの意味を見つめなおして、両親や親しい人に感謝の気持ちを伝える場にすれば、式を挙げる理由になります」と力説します。

ただ、何でも自分たちで決めるのは大変なのも事実。『JAPAN wedding CREATORS』のプロデューサーでもある安東さんは「少し新しい式を挙げたいという時に、信頼をするプロデューサーなどプロの力を借りたり、プロの作るものを使ったりできる場が必要ということでサイトを作りました」と話します。

どうやらここでの”DIY婚”とは、結婚式場などに丸投げせずカップル自身が企画していく結婚式のことを指しているようです。

タブレットやAR(拡張現実)を使ったアイテムで式を盛り上げる提案をしたのは、空飛ぶペンギン社の原さん。カップルの写真にスマートフォンをかざすと、自動的に動画が再生される『ARギャラリー』をプレゼンテーション。これならば退屈な待ち時間に会話が弾みそう。

空飛ぶペンギン社は、ケーキにナイフを入れるシーンなど列席者がスマートフォンで撮影するタイミングでプロジェクターなどの画面に向けて瞬時に送ることができる『フォトシュシュ』も開発。
「結婚式のゲストは主役二人のどちらかしかよく知らないことが多いので、パーティーでどれだけの情報をどのように伝えるのかを意識しています」と原さん。列席者に人となりを知ってもらうために、最新のアイテムを使うと目新しさもあって効果的かも。

「日本の結婚式のいいところは”おもてなし”の心。ゲストに喜んでもらいたい、いままでの人生で関わる人に感謝したいという気持ちはどんな式でも共通なので、自分の合ったやり方で式を作ってもらいたいです」とワキさんが話すように、お互いが納得のできる式をセルフプロデュースするために、ツールを駆使するというのが”DIY婚”のポイント。
そのために『サーベイモンキー』やイベント集客サービス『PeaTiX』などを活用していくことが、リテラシーの高いカップルのスタンダードになるのかもしれません。

WEBサービスをフル活用!「世界でたった一つの DIY婚」まとめサイト SurveyMonkey
http://diykon.jp/

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記者プロフィール

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営。ネット、メディア、カルチャー情報を中心に各媒体にいろいろ書いています。好物はホットケーキとプリンと女性ファッション誌。

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