冬の風物詩『カピバラのゆず湯』 赤ちゃんカピバラも露天風呂に満足
伊豆高原のふれあい動物園・伊豆シャボテン公園では、1982年の冬から「カピバラの露天風呂」を開始しており、今年で31年目。1982年の冬、飼育スタッフが掃除にお湯を使ってカピバラの展示場を洗っていたところ、溜まっていたお湯にカピバラがゆったりと浸かっているのを偶然発見! そこで、展示場に露天風呂を作ったらカピバラが入浴するのではないかと考え、「カピバラの露天風呂」はスタートしました。それ以来、シャボテン公園のカピバラたちにとって寒い冬の露天風呂は欠かせないものとなっています。
「カピバラの露天風呂」及び「カピバラの温泉」は商標登録もされている冬の風物詩。17年前からは、江戸時代より冬至に柚子を浮かべ湯舟に入浴する習慣「ゆず湯」をカピバラにも提供しています。この冬も12月21日~1月5日まで、『カピバラのゆず湯』を開催。「元祖カピバラの露天風呂」が冬至から「ゆず湯」に変わります。
シャボテン公園のカピバラは今年5月に3頭、11月に4頭の赤ちゃんが誕生し、現在は合計9頭のカピバラ一家となっています。11月に生まれた赤ちゃんは、最初は露天風呂をこわがり中々入りませんでしたが、今では露天風呂の中を自由に泳いだり、お兄ちゃんたちと仲良さそうに遊んだりしているそう。
四肢の指に小さな水かきがあり泳ぎや潜水が得意なカピバラ。柑橘類が苦手な動物もいますが、カピバラは好きなんですね。湯けむりの中でゆったりと気持ちよさそうに目を細め“ゆず湯”に入浴するカピバラ一家に、会いに行ってみてはいかがでしょうか。
『カピバラのゆず湯』概要
開催期間:2013年12月21日(土)~2014年1月5日(日)
時間:10時30分~、13時30分~(期間中毎日)
※それぞれ約1時間(カピバラが満足するまで)
※荒天日はカピバラの体調により中止となることがあります。「カピバラの露天風呂」
今期の開催期間:2013年11月23日(土)~2014年4月6日(日)
時間:10時30分~(期間中毎日)、13時30分~(土日祝日、冬休み、春休み)
※それぞれ約1時間(カピバラが満足するまで)
伊豆シャボテン公園HPhttp://izushaboten.com/
「元祖カピバラの露天風呂」特別ページhttp://izushaboten.com/kapibara
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【カピバラとは】
体は頑丈で、体長100cm~130cm、長くて荒い毛がまばらに生えています。齧歯目(ネズミの仲間)の中で最も大きく、体重50kgになります。20~30頭の群れで水辺近くの草原に住み、四肢の指に小さな水かきがあり泳ぎや潜水が得意で、尾はほとんどありません。
●英名:Capybara
●学名:Hydrochoerus hydrochaeris
●分類:齧歯目(げっしもく)カピバラ科
●分布:南米アンデス山脈の東側・水辺近くの茂みや林に住む