「若いから大丈夫」は通用しない? 20代女性は40代よりも体が“サビ”ている!
お肌やボディは若ければ若いほど良い、そう思っていた時期が筆者にもありました。「女性のカラダのサビつきに関する調査」にて、20代女性のカラダの“サビつき度”の深刻さが顕著に。なんと、40代以上の女性よりもサビていることが明らかになりました。
名古屋大学ベンチャーの株式会社ヘルスケアシステムズと、抗酸化成分天然アスタキサンチンの研究開発・製造・販売大手の富士化学工業グループ アスタリール株式会社が、20代~60代の女性234名を対象に、身体のサビつきに関する調査を実施。
今回の調査では、ヘルスケアシステムズの「サビチェック」を使用して尿中の酸化ストレス指標8-OHdGの値を測定。8-OHdGは人体のDNAが活性酸素で損傷した時に生じる物質で、その値が高いほど身体がサビついていると言えます。
意外な結果! 日本の20代女性は40代以上よりも、サビついている!
20代女性の8-OHdG平均値は13.8ng/mgクレアチニンと40代以上の女性の平均値11.7ng/㎎クレアチニンに比べて高く、20代女性は40代女性よりもサビついていました。抗酸化力が40代よりも高いはずの20代がサビついていることから、生活の中で他の年代よりも非常に高い酸化ストレスを受けていることや、40代よりも抗酸化力が弱っていることが考えられます。
20代女性の3人に2人がサビ状態に
8-OHdGの値が平均値(日本人1,079名によるヘルスケアシステムズ社データ)以上となった割合を年代別で比較したところ、40代よりも20代の方が高く、3人に2人がサビ状態という結果に。
睡眠不足や「休日は家で過ごす派」は要注意!?
睡眠時間が6時間未満、休日を家で過ごす人は、サビついている傾向にあり、そうでない人と比べて1.5倍以上の8-OHdGの値が得られました。ライフスタイルとサビの意外な関係が示唆されました。
若い女性は生活が乱れているから? 野菜を1日350g、果物は200g摂取しよう
今回の調査結果に対して愛知学院大学心身科学部・大澤俊彦教授は、「今回の研究で、20代が40代の女性よりも酸化障害を受けているのは、若い世代でも生活習慣やストレスによって体内の抗酸化成分が減少し、活性酸素からの防御能力が低下していることが推測されます」とコメント。
「身体のサビつきが多いと分かったら、睡眠不足やストレス、紫外線など原因となる生活習慣を改善することに加えて、野菜や果物などの抗酸化食品を積極的に摂るように食生活を改善してみましょう。野菜は350g、果物は200gが1日の目安量になります。
毎日食事で取れない方も、抗酸化成分の含有されている栄養補助食品等で体調を整えてみてはいかがでしょうか」とアドバイスしています。
20代の方が40代よりもサビている……という、驚きの結果が明らかになった今回の調査。若いからって油断大敵。アラサーの筆者もサビ無い様に、日々の生活を意識していきたい所存です!
【調査概要】
・調査時期:2015年7月〜9月 調査対象:20代~60代の女性234名
・調査方法:ヘルスケアシステムズ「サビチェック」を使用し尿中の8-OHdG値を計測。
・ヘルスケアシステムズ調べ(アスタリールのモニタを利用)