Otajo -オタ女-

Today is
Apr 26 2024

記事

KENNが阪本奨悟の“芝居力”を絶賛!2人のトライしたいことも TVアニメ『トライナイツ』インタビュー

頭脳<タクティクス>と肉体<フィジカル>で戦う2人をメインに、高校ラグビーをテーマに描くオリジナルTVアニメ『トライナイツ』が7月30日より日本テレビほかにて放送開始。

本作は、頭脳を活かして戦略的に戦う「遥馬理久(はるま りく)」と、闘争心が高く野性的な感覚を持つ「狩矢 光(かりや あきら)」の対称的な2人を中心に繰り広げられる高校ラグビー青春群像劇。「月刊コミックジーン」(KADOKAWA刊)ではTVアニメより一足先にコミックも連載中です。

遥馬理久を演じるのは、シンガーソングライター・俳優として活躍し、今作がTVアニメの声優初主演となる阪本奨悟さん。そして狩矢 光を、声優や俳優・歌手として幅広く活躍するKENNさんが演じます。

2人にそれぞれ演じるキャラクターとの共通点や、トライしたいことなど、お話を伺いました!

意外な過去を吐露!2人が歩んできた道・心境がキャラクターとリンクしている!?

――高校ラグビーをテーマにした作品ですが、どんな印象をもちましたか?

KENN:僕は今回初めてラグビーを題材にした作品に関わらせていただくので、出演が決まったときはすごく嬉しかったです。自分の中ではラグビーって難しいスポーツなのかな?と勝手に先入観を持っていたんですけど、台本を読んでみたら、物語の中でラグビーというスポーツのルールを説明しながらもメンバーの絆や確執といった人間模様が描かれていて、みんなで1つの目標に向かっていく熱い気持ちがある作品だと感じました。自分が知らなかったラグビーというものを、どんどん深く知りたくなりました。

阪本:僕も、ラグビーと言えば“屈強な人がやるスポーツ”みたいなイメージを漠然ともっていました。高校に通っていたときに友達がラグビーをやっていて、その人達も割りと体格が良かったので、僕と縁遠いスポーツなのかな、という印象があったんです。でも、原作を読ませて頂いて自分もラグビーをやったら楽しそうだなと思うことが出来ました。知らないラグビー用語とかもたくさんあったんですけど、それもこの作品を通して、熱くわかりやすく描かれていたりするので、ラグビーを知らなくても、とても親しみやすくて楽しめる作品だなと思ったのが第一印象でしたね。

KENN:ラグビーの知識がなくても(視聴者を)置いていかないよね。

阪本:そうですね。この作品をきっかけに生のラグビーの試合を観てみたいな、と思ったくらいです。

――それぞれ演じるキャラクターの魅力を教えてください。

KENN:狩矢光くんはすごいフィジカルの持ち主で才能もあるんですが、今まで我流でやってきたので、ちょうど壁にぶち当たっている状況です。そんな中、華奢な遥馬理久に出会って、一言アドバイスをもらったことで自分が劇的な変化を遂げたので、「こいつはすごい!」とラグビー部に勧誘します。光は左脳系より右脳系という印象が強くて、理屈よりも体が先に動いちゃうようなキャラクターなんですけど、わかりやすく自分の中で納得できるものしかやらないという、潔さみたいな部分が魅力の1つなんじゃないかな、と思います。

阪本:理久は光とは対象的に、理詰めというか、理屈で物事を判断していくタイプです。理久は1回挫折を味わってラグビーから退いたんですけど、光と出会ってその存在に感化され、もう一度ラグビーを始めることを決意します。でも、一度挫折を味わっているからこそ、もう一度そこに踏み込んでいく決意は人一倍あるのかな、と思うんです。普段あまり表には出さないけれど、その熱い闘争心みたいなものが人一倍強く、内面はメラメラと燃えているようなキャラクターなので、そこが理久の魅力なのかなと思います。

KENN:今はまだ収録が序盤ですけど、理久が熱くなっちゃうときって意外と光は冷静なんです。逆に、光がガッと熱くなって前に行くときは理久が冷静で、2人の補い合う関係が出会った頃から出ていて。そして光は、理久の過去だったり、理久が本当はラグビーをやりたそうだな、みたいなことを感じ取って、細かいことを言わずに「お前ラグビー部入れ」と言える。そんな大人な部分も光の良いところだな、と思います。

阪本:確かに。細かいことを言うわけではなく、光は感覚的に導いてくれますね。

KENN:理久が過去の経験から、「すぐにそんな気になれるわけないだろ」みたいなこと言っているのに、光は「いや、知らねえ!いいからやれ!」みたいな(笑)。でも、それってきっと光の中で少し達観した部分があって、細かいことよりも理久にとって大事なものがラグビーにはあるだろうから、だから一緒にやろうぜ、と誘った時点で光はすでに感じ取っていたのかな、と思って演じさせていただきました。

――演じているキャラとご自身に通じる部分はありますか? 光だったら野性味など……(笑)。

KENN:僕の中に野性味ですか(笑)?

阪本:でも、さっきお話していたら、サラダをたくさん食べると言っていて、そこに野性味を感じました(笑)。

KENN:サラダをむしゃむしゃ食べたり、肉をいっぱい食べる野性味はありますね(笑)。あと、僕は理詰めで考えられないタイプなのかな、と自分では思っています。結構感情的になりやすいと思っていて、だからこそ、こういったお芝居や何かを表現することに自分は向いているのかなと思うんですけど。だから、どちらかと言ったら光のタイプだと思います。

阪本:僕は完全に理久タイプかなと、自分では思っています。僕はいちいち理屈っぽく考えたり、筋道を通して考えたりして、器も小さいんですよ。本当に細かいことばっかり気にしてしまうんです。

KENN:それは言い方でしょ(笑)。細やかに気配りが出来るってことですよ。

阪本:ありがとうございます(笑)!

KENN:少しセンシティブなのかもしれないけど、それが芝居の細かさにも出たりするじゃないですか。理久って感情を大きく出すキャラクターじゃないから、心の機微をすごく細かいところで表現しなきゃいけないと思うんですけど、それが1話めのアフレコから本当によく表現されていて。なのに、まだ声のお仕事の経験がそんなにないと聞いて、「ウソだろ!?」って。もう、お兄さんビックリだよ。

阪本:いやいや、(緊張から)すごい脇汗と戦っていて大変だったんですよ(笑)。あと、理久が一度挫折を味わっているという話もしましたが、僕も小さい頃から役者をやっていて、それを一度ストップしていた時期があって。

KENN:そうなんだ!?

阪本:11歳頃から役者をやっていたんですけど、17歳の時に自分を見つめ直すために一度活動をストップして地元に戻り、自分の好きな音楽をやっていたんです。それから、音楽を本気でやりたいと思って、もう一度この世界に飛び込んだんです。理久は光という存在に出会って、「自分の思っているタクティクスの素晴らしさを教えてやる!」と熱くなってもう一度ラグビーの世界に飛び込みますが、僕も音楽と出会って自分のやりたいことを見つめ直せて「これをやりたい!」と心から思えたし、その経験から役者や声優などいろいろなことに挑戦したいと改めて思えているので、そういった心境もリンクします。理久みたいに天才肌で頭が良いわけではないけど、歩んできた道みたいなところで僕も重なるところがあるので、自分に近しいキャラクターだなと感じています。

KENN:それなら僕も光に対して、重なるところはありますよ(笑)。光はラグビーを自己流でやってきて伸び悩んでるんですけど、僕も実はお芝居の勉強をしたことがなくて。

阪本:え、そうなんですか!

KENN:いきなりもう実践だったんだよ。学校とかで習ったこともなかったし、お芝居ってこういうことなんだよ、って学んだことがなくて。だから我流でやってきているんです。音楽もちょっとだけボーカルの専門学校に行ったこともあったんですけど、ほとんど我流でやってきています。だから、本当に芝居の専門学校に行っておけば良かったな、という思いもありますけど、光の“これ以上強くなりたいし上手くなりたいけど、自分ではどうしたらいいかわからない”といった気持ちがなんとなくわかるような気がするんだよね。

阪本:逆に僕は小さい頃からレッスンの毎日で。KENNさんのお話を聞いて驚きました、すごいなぁ。

KENN「阪本奨悟は芝居力が段違い!」

――阪本さんは、劇場版『王室教師ハイネ』でも声優に挑戦されていましたが、今回は初めての主演という立場で現場に入ってみていかがですか?

阪本:やっぱり違いますね、めちゃくちゃ鍛えられています。今回は毎週アフレコがあって、真ん中に立ってやらせてもらっているのと、セリフの分量的にもたくさんあるので、声優さんのお仕事をガッツリ経験させてもらっているな、という感覚です。

KENN:主演というのもあるし、プレッシャーもあったのだろうと思いますが、そんなことは微塵も感じさせないくらい堂々としていたし、噛まない! 僕の方が噛んでますよ(笑)。そばで見ていて、本当に素晴らしいなと思いますし、安心して一緒にやらせてもらっています。

――まだ序盤ですが、KENNさんとご一緒して何か学んだことや感じたことはありますか?

阪本:第1話でビックリしたのは、KENNさんの演技がキャラクターのイメージと合っていて、「光だ! 本当に光がいる!!」と思って鳥肌が立ちました。

KENN:嬉しいです、気を遣っていただいて(笑)。僕は今回自分の中でも少し挑戦で、ガタイが良いキャラなので声を低く太く出すにはどうしたらいいかな?と研究しながらやっているので……。

阪本:あと、アフレコ中なども、僕はマイク前に立っちゃうと緊張して固くなっちゃうので、セリフの合間や、レコーディングしていないときに、場を和ませていただいているのですごく助けられています。

――そういった、ふと和ましてくれるところも光っぽい部分かもしれないですね。

KENN:ありがとうございます(笑)。だけど、それは僕自身もすごく緊張するタイプだからというのもあります。自分も音楽の世界から急に声優の世界に入って、みんなが後ろで見ている状態で一人でマイク前でセリフを言わなきゃいけないときって、やっぱりとても緊張したし、そういう経験があるから、なるべく良い雰囲気作りはやりたいなと思っています。でも、彼がしっかり引っ張って行ってくれるからこそ、僕らが少しふざけたりも出来るんですよね。彼はスイッチが入るというか、作品の世界観に入り込むと集中力がすごくて。度胸があるし、「全然噛まない!」とか思います(笑)。

――それはやはり、舞台など生の緊張感の中で演じることで培われたものがありそうです。

KENN:そうだと思います。思い切りの良さというか。初めての人だと、マイク前でどういう風に喋ったらいいのかわからない、という新人の子とかもいらっしゃいますけど、彼は全然それがない。あと、芝居力がやっぱり段違い!

阪本:(恐縮した様子で頭を下げ)ありがとうございます……!

2人がトライしたいこととは?

――では、『トライナイツ』ということで、「今、トライしたいこと」「最近トライしたこと」を教えてください。

KENN:僕は1回ドレッドヘアにしてみたいんですよね(笑)。

阪本:おお~、絶対似合います!

KENN:え、ほんと? 似合うと思う(笑)? 僕は髪の毛が細くて柔らかいので、あんまり冒険ができない髪質なんですけど、トライできるならパンチパーマかドレッドヘアにしてみたいです。

――阪本さんは?

阪本:僕は、まさに今、声優にトライしています(笑)。

KENN:うまい!

阪本:この作品に入らせてもらって、今後も声優にはトライしたいな、という気持ちが芽生えてきているんですよ。毎週のアフレコが本当に楽しみで、新しい台本をもらうとワクワクして!

KENN:わかる、わかる! もらったら真っ先に読むよね! ト書きとセリフを交互に読んで、情景を自分の頭の中で思い浮かべたり。

阪本:そうです! このセリフはどういう風に言おうかな?とか。画の前に立って、それに合わせてセリフを言うことで、本当に自分がキャラクターになりきっている気分になれるんです。自分の声がキャラクターの声になっているから! そのキャラになりきれている感じがすごく楽しくて。普通のお芝居だと、やっぱり自分の体や顔で何かになりきらなくちゃいけないから、細胞まで100%別のものになるというのは不可能なわけで……。でもアニメだと、もうキャラクターそのものになれるというところが楽しくて楽しくて、もっといろんなキャラクターをやってみたいな、という気持ちが湧いています。

KENN:素晴らしいね! ぜひこの記事を読んだ方は、事務所さんに問い合わせていただきたいです(笑)。

――ちなみに阪本さんは、どんな作品やキャラクターをやってみたいですか?

KENN:この作品が好きだから出たい!とかでもいいんだよ? だって、僕もまさに始めたての頃、「『FINAL FANTASY』に出たい」と言ったら夢が叶ったもん。

阪本:めっちゃいいですね! 僕も『FF』は好きでよくやっていたので、ゲームとか憧れます! 自分がプレイしていて、自分の声がするってすごいです。それを経験されたんですか?

KENN:もちろん! やっぱりすごく嬉しいよね。自分が今まで子供の頃からやってきたゲームタイトルに出れたってことが。だから、出たい作品を挙げておいた方がいいよ。

阪本:出たいのは……『名探偵コナン』とか。

――『トライナイツ』と同じ日テレさん!

KENN:わかってるなぁ!

阪本:全然、まだまだなのでおこがましいですけどね!

アフレコ現場は小熊景太役:高橋英則さんの筋トレ講座!

――今回、アニメ版は漫画と少し流れが異なり、翔谷・ピアーズ・ヴァレンタインなどもすぐに登場しますが、気になるキャラは?

KENN:僕は小熊景太くんが好きですね。あの優しいほわっとした感じ。小熊くんを演じている高橋英則さんも長身で、ちょっとおっとりした大人の方なんです。そして、アフレコ中に筋トレ講座を開いてくれるので、今、僕たちは太ももが筋肉痛でプルプルしています(笑)。せっかく肉体系の作品だから、腹筋ローラーみたいなものをみんなで買って「やろうぜ!」と、アフレコが始まる前や休憩中にみんなでやっているんです。

――アフレコ前に疲れてしまいそうですね(笑)。

KENN:それが、身体が温まって結構コンディションが良くなっている気がするんですよ。そうやってアフレコ現場でもチームワークが良い感じに出来ていって楽しかったです。高橋さんは筋トレ番長ですね! 次回のアフレコの時もいろんな筋トレを教わりたい(笑)。

阪本:もう途中からジムのトレーナーの人に見えました(笑)。教え方が的確なんですよね!

KENN:すごく優しく「ここに体重をかけると、こっちの筋肉に効かないから~」「エスカレーターを降りていくイメージで」とか教えてくださって、本当に良い環境でアフレコができています。

――細やかな指導ですごいですね! 阪本さんはどのキャラクターが気になりますか?

阪本:僕は、宝立友未くんと翔谷くんは、今後どうなって行くのかな?と気になります。宝立くんはラグビーを始めたばっかりだから、まだそんなに強力なチームの一員ではない感じなんですけど、今後物語が進んでいくにつれて重要な存在になっていくと面白そうです。翔谷くんは、……未知数ですよね。

KENN:今のところはそうだね。どこまで本気なんだろう?って。

阪本:何か裏があるのかな?とかも思ったり。最初はパーリーピーポー的なキャラクターだと言っていたんですけど(笑)、でもそれが100%本当にそうなのか、ちょっとセンチメンタルな部分も今後出てきて、よりキャラクターの魅力みたいなものが見えてくるのかな?とか。

KENN:漫画版での翔谷くんの描かれ方も、ちょっと表情が読めないような、首をかしげた表情をしていたりもするので、今後どうなるんだろうね~!? アニメは漫画とどう変わってくるのかまだ僕らもわからないので、気になりますね!

――キャラクターそれぞれの描かれ方にも注目ですね! 放送を楽しみにしています。

7月30日(火)放送の日本テレビ「バゲット」に阪本奨悟、寺島拓篤の出演が決定!

7月30日(火)放送の情報番組「バゲット」(日本テレビ)に、阪本奨悟さん、寺島拓篤さんの生出演が決定! 放送直前となるアニメ『トライナイツ』の魅力を紹介します。本編の放送前に、2人のトークをお楽しみください!

放送日時:7月30日(火)10:25~11:30
出演:阪本奨悟、寺島拓篤
日本テレビ「バゲット」公式サイト
https://www.ntv.co.jp/baguette/[リンク]
※生放送のため、変更となる場合があります。

TVアニメ 『トライナイツ』 
7月30日(火)より 日本テレビほかにて放送開始
日本テレビ:7月30日(火)から毎週火曜25:29~
読売テレビ:8月7日(水)から毎週水曜26:06~
中京テレビ:8月3日(土)から毎週土曜26:09~
札幌テレビ放送:8月7日(水)から毎週水曜25:34~
青森放送:放送日時は後日発表
テレビ岩手:8月14日(水)から毎週水曜25:24~
ミヤギテレビ:8月4日(日)から毎週日曜25:25~
福島中央テレビ:8月10日(土)から毎週土曜26:20~
テレビ新潟:8月10日(土)から毎週土曜25:30~
北日本放送:8月13日(火)から毎週火曜25:29~
静岡第一テレビ:8月8日(木)から毎週木曜26:04~
広島テレビ:8月6日(火)から毎週火曜25:59~
福岡放送:8月8日(木)から毎週木曜26:10~
テレビ大分:8月7日(水)から毎週水曜26:29~
熊本県民テレビ:8月6日(火)から毎週火曜25:29~
長崎国際テレビ:8月11日(日)から毎週日曜25:25~
日テレプラス(CS放送):9月1日(日)から毎週日曜8:00~

<CAST>
遥馬理久:阪本奨悟
狩矢 光:KENN
宝立友未:前田誠二
冬原灯利:寺島拓篤
翔谷・ピアーズ・ヴァレンタイン:森嶋秀太
蘭堂槍也:天﨑滉平
小熊景太:高橋英則
灘 誠一郎:中島ヨシキ
有村凛斗:堀江瞬
天河将吾:石谷春貴
片城雪也:浦田わたる
駿河暁臣:福井巴也
朝宮怜皇:佐藤拓也

<アニメ公式サイト>
https://www.ntv.co.jp/tryknights/

その他のおすすめな記事はこちら!

記者プロフィール

non

アニメや可愛いものが大好き。主にOtajoで執筆中。

アニメ / アニ漫 / の新着記事一覧

PAGE TOP