ミッフィーがたくさん!絵本雑誌『MOE』でディック・ブルーナさん特集
絵本やキャラクターの専門とする雑誌『MOE』(白泉社)。最新号の2012年11月号では、ミッフィーをはじめとしたオランダの絵本作家ディック・ブルーナーさんの特集が組まれていて、ファン注目の一冊になっています。
1955年に登場し、日本では訳者の石井桃子さんによってつけられた「うさこちゃん」として親しまれているミッフィー。特技はお絵かきでスケートも上手。青い花柄のワンピースがお気に入りというウサギの女の子は、世界一バースデーカードをもらったキャラクターとして2000年よりギネス記録を更新中です。
そんなミッフィーの生みの親であるブルーナさんの言葉の数々が絵本の一節の絵とともに引用。シンプルな線とカラフルな色使いに込められたエッセンスを楽しめます。
「小さい子どもの本は、絵が美しいということが大事です」というのをはじめ、常に読者の子ども達と正直に向き合おうとしていることは、ミッフィーが常に正面を向いていることからも表されています。
また、オランダ・ユトレヒトにあるブルーナさんのスタジオと規則正しい生活ぶりについても紹介され、彼の人となりの一端を知る機会に。グラフィックデザイナー・装丁家としての仕事なども数多く掲載され、そのデザインが思いのほかモダンでスタイリッシュなことに気づくとともに、字が読めない人々でもひと目でも伝わるポスターに込められた社会的なメッセージの力強さを観ることができます。
綴じ込み付録として入っているミッフィーのグッズを集めた本では、料理用品やコットンバッグ、マフラーなど、様々なアイテムのほか、大阪・梅田にあるmiffy styleの店内が紹介されています。
ブルーナさんの、ミッフィーに込められたやさしい気持ちが込められた一冊。他にも、お気に入りのくまのぬいぐるみを抱いたミッフィーが描かれた一筆せんが30枚、付録としてもれなく付いてくることもあり、ミッフィー好きにとっては必ず手に入れたいところでしょう。
『月刊MOE』公式サイト
http://www.moe-web.jp/