「ビーストアイテム」で男の子の本音を先取り?王道学園ハーレムコミック『楽園男子』のゲームが遂に発売
月刊少女コミック誌『Cheese!』(小学館)で2006年に掲載された堂本奈央さんの『楽園男子~ビーストハーレム~』。十年ぶりに昔住んでいた街に帰ってきた女子高生・神咲明日那をめぐって様々な男性が奪い合うという王道学園ハーレムもので、一部で熱い支持を獲得。続編も3巻まで発売されていましたが、堂本さんの急病もあり休載。PS2用ゲーム化されるはずだったものも発売延期状態になっていました。
もう陽の目を見ないものと思われていたゲームですが、PSP用に変えて開発が再始動。その名も『楽園男子』としてTAKUYOから2013年5月23日に発売されます。
ゲームでは原作の世界そのままに、登場する男の子と仲良くなるためのイベントが展開されていきます。基本的にどの男子も主人公に行為を寄せているのですが、会話の選択によって結末が変わってくるというマルチエンディングなシナリオになっています。
最大の特徴として挙げられるのが、プレイ中に入手できるという「ビーストアイテム」。通常の会話の流れでは見えないキャラクターの本音が知れたり、どのような選択肢を選ぶと喜ぶのかがあらかじめ分かるという反則っぽいアイテムを使うことで、プレイヤーの望むストーリーに流れを引き寄せていくことができます。
結末には、ハッピーエンドやバッドエンドだけでなく、男の子の本音に迫る「ビーストエンド」や全員と仲良くなれる「ハーレムエンド」、攻略キャラクターのライバルと仲良くなってしまった場合の「裏切りエンド」が用意されているとのこと。日常では経験できないようなハーレム状態や略奪愛を目指してみるのが楽しそう。
声優陣としては、高校の同級生役に緑川光と杉山紀彰、遊園地のスタッフ役に前野智昭と保志総一朗、元生徒会長の間島淳司に対して現生徒会長に水島大宙、そして主人公の幼馴染役に下野紘と、ベテラン・実力派ばかり配されていることも注目ポイント。特典のオリジナルドラマCDの内容も気になります。
余談ですが、ゲーム発売に合わせて刊行された『楽園男子~無人島編~』は、絵のタッチの変化とストーリー展開について様々な意見が噴出している模様。そのような古参ファンの間でゲームがどのように評価されるのか知りたいところです。
『楽園男子』公式ページ
http://www.project.takuyo.co.jp/products/rakuendanshi/index.html