生理中女性への男性の対応に年代差! 20代前半「普段より優しく接する」30代後半「近寄らない」
関東も梅雨入りし、気温や湿度の変化が大きい6月になりました。ドコモ・ヘルスケアによる調査によると、1年の中で女性がもっとも心身の不調を感じるのがこの梅雨シーズンなのだそう。
同調査では93%もの女性が生理周期による心身の変化を感じており、体の不調や気分の浮き沈み、肌の調子の変化に悩まされています。みなさんもこの時期、肌荒れで困った経験もあるのではないでしょうか?
そしてパートナーがいる20代・30代の男女約800名にアンケートを取ったところ、お肌だけではなく、約7割の女性が生理周期によってパートナー(夫、彼氏)へ接する態度に変化がおき、特に20代後半女性は態度の変化を自分でもよく実感していることが判明。これはアンケートを取るまでもない、多くの女子が経験している“あるある”だと思います。
しかし興味深いのはここから! 女性側だけでなく、男性の6割が生理周期によって奥さんや彼女の態度の変化を感じているようですが、その対処法について20代前半の男性は、「いつもより優しく接する(47.5%)」と回答する中、30代後半男性は、「なるべく近づかない(27.8%)」と約3割の人が“近付かないほうが得策”と思っているという少し寂しい結果が……。
さらに男性に、妻や彼女の気持ちが分からず苦労した経験をたずねたところ、82%とほとんどの男性が「ある」と回答。「パートナーの気持ちを理解する為に努力しているか」という質問には、20代前半にいくにつれ、「努力している」という回答が多く、30代後半男性になると3人に1人は、「あまりしていない」とパートナーの気持ちを“理解することを諦めている”ことが判明しました。
女性の気持ちはいくつになっても分からなく、年を重ねるにつれ理解する努力さえも諦めてしまう傾向があることが分かります。パートナーがいるのになんて孤独!
ですが男性が悪いのか、というとそうでもないようで、女性に「自分の気持ちがわからない事はありますか」という質問をしたところ、「よくある」「たまにある」と回答した女性が72.8%にものぼりました。男性だけでなく、多くの女性が自分自身の気持ちが分からない経験があることも事実のようです。
このように複雑な“女性の体調管理や不調による影響”について、川崎医科大学産婦人科医 宋美玄先生は
「天候の悪い日が続く6月に体調不良を訴える女性が多いのですが、女性はホルモンバランスだけでなく気分や環境、ストレスに左右されやすいのですね。若い頃は彼女の気分が悪くなったりイライラしたりしていると、優しく接してくれた男性も、ホルモンバランスの変化には勝てないと悟り、だんだんそういう時期は近寄ってこなくなってしまいます。まずは自分で自分の気持ちを知ることが大事ですね。」との見解を寄せています。
不調で体も心も弱っているときに、そばにいるパートナーが気にかけてくれない、かまってくれないのはとっても悲しいことですが、やはりどんなときでもお互いを気遣う気持ちを身につけることが大切ですね。こちらも相手にキツく当たるのではなく、素直にツライ、と甘えてみるのもいいかもしれません。
「どうしてもムリ!」というあなたは、常に20代前半男性とお付き合いすると解決するかも!?