伝説コミックの実写化に沢尻エリカが挑む! 映画『ヘルタースケルター』記者会見
沢尻エリカさん5年ぶりの主演映画『へルタースケルター』。9日、都内・東宝スタジオにて撮影現場会見が行われ、大森南朋さん、寺島しのぶさん、水原希子さん、桃井かおりらキャスト陣と蜷川実花監督が登壇しました。
本作は、2003年に発表された岡崎京子さんの『へルタースケルター』が原作。圧倒的な美貌とスタイルでトップタレントの地位を手に入れた主人公のりりこだが、その正体は全身整形の作り物。セックス、暴力、ドラッグや手術シーンなど過激な描写が多い衝撃作で、カルト的な人気を誇る伝説のコミックです。
蜷川監督の「沢尻エリカ以外考えられません」というラブコールに応えた、沢尻さんは「この原作を映画化する時点で私も実花さんも腹をくくっています。本当にりりこをリスペクトしているんです」と、強い決意を明らかにしています。
原作には、ラブシーンや、泣叫びながら全身の“メンテナンス”を受ける姿など、全裸シーンの多いりりこだが、映画での沢尻さんの脱ぎっぷりも見事な様子。共演者でりりこのマネージャーを演じた寺島さんは「沢尻さんはラテン系なのか、濡れ場の度胸のすわりっぷりがすごい。私は(カメラ)テストでは脱がないので(笑)」と、その女優魂に太鼓判をおしました。
寺島さんはさらに「沢尻さんに縛られ、殴られ、真水をぶっかけられ、“M女”加減に酔いしれています」と撮影のエピソードを明かしましたが、寺島さんの恋人を演じた、綾野剛さんも「最初の撮影から沢尻さんに散々罵られました。でも、次の撮影では逆にすごく優しくされて……どうしたらいいか分からなかったです(笑)」とタジタジ。でも、こんなに美しい沢尻さんに罵られたら、男性としてはちょっと嬉しいかも?
また、今回の撮影現場会見では、蜷川監督の私物も取り入れているという撮影セット「りりこの部屋」も公開。映画のメインモチーフとなっている真っ赤な唇の壁が印象的な極彩色のインテリアは、まさに“蜷川ワールド”全開。今から映画の公開が待ちきれません。
映画『へルタースケルター』は7月14日より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。