ゴシックをカジュアルに!『ペイ*デ*フェ』二周年パーティーで秋冬コレクションをお披露目
英字新聞をプリントしたワンピースや”虫”をテーマにしたコレクションなど、独創的なアイテムで熱心なファンが多いファッションブランド『ペイ*デ*フェ』が二周年を迎え、2012年8月26日に東京・六本木bullet’sで記念パーティーが開かれました。さまざまなDJのプレイやライブのほか、人形作家清水真理さんによるデザイナーりむさんを模した人形がお目見え。特大3段ケーキを振る舞われるなごやかな雰囲気の中、注目の秋冬コレクションが発表されました。
ウォーキングでは黒色すみれのヴァイオリニストさちをはじめ、街子、Manaといった『ペイ*デ*フェ』ゆかりのモデルたちが付け髭をして、シックでいながらカラフルな印象のローズプリントがなされたジョッパーズパンツやコート、コルセットなどを披露。どれも乙女心を刺激されるアイテムばかりでした。
「コンセプトは”カジュバロ“。バロックをカジュアルに着る、です」というりむさん。モデルに髭を付けさせた意図については「美女が髭をつけることで、男性と女性の魅力を併せ持った存在になってもらいました」と語り、「それがゴブランやゴールドといった濃いデザインに合うと思った」と、イメージ通りのショーになったことを喜びました。
りむさんは2月にドイツに旅行に行き、その時にインスピレーションを得た様子。「バロックの建築をたくさん観て、ソファーや額縁がとても素敵で本物の魅力に圧倒されたんですね。だから、そういったバロックなものを自然な形で着れるようにしたいな、と。今回、特にスキニーパンツというカジュアルなものにバロックのプリントを施したというのが私のなかでは大きいです」と、”カジュバロ”のポイントを教えてくれました。
コスプレではなく、気軽にバロックを取り入れられる『ペイ*デ*フェ』秋冬モデルは、9月より中野ブロードウェイ4階にある店舗とオンラインショップで展開。2012年9月7日には、りむさん自らがコートを採寸するゴブランコート受注会が行われることも決定しています。
また、既に2013年のイベントの計画も着々と進んでいるとのことも明かしてくれました。
「都内の廃病院を借り切ってショーをする予定です。モデルがウォーキングするのではなく、お客さんがウォーキングします。ファッションショーとも演劇とも違う新しい試みです」というりむさん。
これまでも常識にとらわれない服作りやイベントを開催してきたりむさんのこと、奇想天外なイメージを現出されることは間違いなさそう。『ペイ*デ*フェ』の今後の展開を含めてチェック必須といえるでしょう。
『ペイ*デ*フェ』
http://pays-des-fees.com/