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Nov 21 2024

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「寝ても疲れが取れない」睡眠難民が増加中 “深睡眠”を得るためのコツとは?

「血めぐり研究会supported by Kao」が「睡眠」と「血めぐり」の関係に着目し、2012年8月に全国の20~50代の男女800名に行なった調査で、睡眠不満足者の86%が、睡眠悩みを改善できない「睡眠難民」であることが明らかに。

2007年に発足した「血めぐり研究会supported by Kao」は、現代女性のさまざまな身体の不調は、血めぐり(血行)不良から引き起こされることが多いという観点から、医師や企業が集まって、血めぐりの改善に役立つ情報を発信する取り組み。

今回行なった調査によると「睡眠に不満がある」と答えたのは439名。そのうちの86.4%が睡眠に対して「何らかの対策をしている(いた)」「対策方法がわからないので何もしていない」と回答。自身の睡眠に不満足で何らかの対策は行っているが改善できていない、あるいは対策方法がわからないので何もできていないという「睡眠難民」が多数いることが分かりました。

また、睡眠に不満足であると回答している人は「睡眠不足」「寝ても疲れが取れない」といった項目で7割以上が「感じる」と答えており、睡眠の量も質も満足していない結果となっています。

“よく寝られた!”と感じるには深睡眠がカギ

この結果に対し、睡眠の専門家であるスリープクリニック調布院長の遠藤拓郎先生が「現代人の多くは仕事でもプライベートでもストレスを抱えて生活しているため、不眠症まで深刻ではなくても、睡眠について何らかの悩みを抱いている方は年々増加傾向にあります」とコメント。

満足した睡眠をする為にはどうしたら良いのかということについては、「翌朝の起床時に“よく寝られた!”と感じるには、“深睡眠(しんすいみん)”がカギとなります」と話しています。

“深睡眠”は寝てから3時間の間に多く出ると言われている、身体や脳の休息(修復)や身体の成長など、身体の機能を維持するための重要な役割を担い、成長ホルモンもこの時間帯に分泌されるとても大事な睡眠。

睡眠には2つの種類があり、1つは夢を見ている「レム睡眠」、もう1つはほとんど夢を見ない「ノンレム睡眠」です。睡眠中はこの「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がセットになり、約90分周期で4回から6回繰り返されて、目覚めに至ります。「ノンレム睡眠」は眠りの深さが1~4 まであり、最も眠りの深い3~4が“深睡眠”です。

睡眠難民チェック「3の法則」(監修:遠藤拓郎先生)

以下3つの項目について、ひとつでも当てはまる人は、“深睡眠”が取れていない可能があります。

1:目を閉じてから寝つくまでに30分以上かかる。
2:夜中に3回以上目を覚ます。
3:起床しようと思う30分以上前に自然に目が覚める。

さて、皆さんはいかがでしたか? 当てはまってしまったという人は次でご紹介する、“深睡眠”を得るためのコツを試してみてくださいね。

質の良い睡眠に大切なのは“就寝前の温めとリラックス”

■身体を温める

・寝る3時間前の食事:ショウガやトウガラシなど、身体を温める食べ物を取ることがオススメ。

・寝2時間前の軽い運動:息が上がってしまうような激しい運動ではなく、ウォーキング、ヨガ、ストレッチなどの軽い運動がベスト。

・寝る1時間前の入浴:お湯の温度は 38℃~40℃のぬるめに設定し、湯船に 10~20 分ほどゆっくりつかります。入浴は特に深部まで温めることができ、血めぐりも良くなる。

■心と身体をリラックスさせる

・首もとを温める:首もとは血管が多く集まる部位。首もとを温めると全身の血管が拡張し、血めぐりが良くなります。直接首もとに貼れる温熱シートなどを就寝前に活用するとよいでしょう。

・目もとを温める:蒸しタオルや、市販されている蒸気の出るアイマスクなどで目を温めることで、副交感神経が優位になり、身体はリラックスモードになって血めぐりも良くなります。

血めぐり研究会公式サイト 温活で冷え、こり、むくみ、疲れを改善しよう!
http://chimeguri.com/

※画像は「足成」より引用。

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記者プロフィール

藤本エリ

日常系アニメと、黒髪・細身キャラクターをこよなく愛するライター。一番応援している声優は小野大輔さん。

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