鬼の手の表現も変化!平成版と見比べても楽しい新アニメ『地獄先生ぬ~べ~』置鮎龍太郎「2クールと決まっているけれど、もうちょっとやりたいよね、と」
新作アニメ『地獄先生ぬ~べ~』より、“ぬ~べ~”を演じる置鮎龍太郎さんのインタビューをお届けします。
原作・真倉 翔/漫画・岡野 剛、両先生により、1993年から1999年にわたって「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載され、シリーズ累計発行部数2,900万部を誇る伝説の超人気オカルトコミック『地獄先生ぬ~べ~』。
1996年にテレビアニメが放送され大人気だった『ぬ~べ~』が令和の時代に新アニメ化!
鬼の手を持つ霊能力教師“ぬ~べ~”こと鵺野鳴介(ぬえの・めいすけ)が、妖怪や悪霊の脅威から生徒を命がけで守る学園ヒーローアクション作品である本作は、2025年7月よりテレビ朝日系全国ネット“IMAnimation W”枠にて放送され、現在、各種配信サービスにて配信中! 2026年1月より第2クールの放送も決定しています。
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平成版から変わらず鵺野鳴介を演じる置鮎龍太郎さんに、今作での変化や魅力などお話を伺いました。
令和版はホラー要素が倍増!「こんなにグロくなるんだ!という場面も」
「玉藻との戦闘シーンはいつも体がボロボロに」
――新作アニメとして再び“ぬ~べ~”を演じることに決まったときの心境をお聞かせください。
置鮎:自分のスケジュールに『ぬ~べ~打ち合わせ』と書いてあって、その段階では、新アニメ化のことは全く知らず。
関係者の方とお会いして、先生方から、もう一度5年3組の生徒を守ってほしいという内容のメッセージをいただきました。
先生方のメッセージにも感動したのもあるんですけど、やれるかな?というちょっと危惧もあったりして。
しかも、お話はどこからやるんだろう?続きかな?リメイクかな?とか、軽い不安はありました(笑)。
あとは、僕と玉藻京介役の森川智之さん以外はキャストが新しくなります、というお話もされたり、キャラクターのデザインもまだ候補の段階で、こんな感じで今できています、と見せていただいたりもしました。
――鵺野鳴介はどんなキャラクターだと捉えていますか。
置鮎:彼自身が幼少期に霊能力を持ってるが故のトラウマを抱えていて。だからこそ子どもたちを守ってあげたいという気持ちをしっかりブレなく持っている強い男でもあるんだけど、その強さも弱い自分を経験してきたからこそ得た強さなので、そういう弱い人へ配慮ではなく、もう素直にそれがわかってしまうという、強さも弱さも兼ね備えた人物だと思っています。
――平成版はコミカルな表現がふんだんに入っていましたが、今作の雰囲気は、より原作に近いのかなという印象を受けました。変化など感じますか?
置鮎:そうですね。作品として一番変わったのは、デジタルになったということ。昔はセル画だったので、まずその映像具合はちょっと違うかなと思います。
今回、ホラーに寄せるという大命題をスタッフさんが掲げられたので、意外とショッキングな画面もあったりして。「こんなにグロくなるんだ!」という場面もあって、僕も驚きました。
収録時はあまり絵が入っていない状況でやっているんです。具体的なグロい表現とか、実際に完成した映像を観ると、思っていたよりもかなり増し増しに入っていて。完成版を観てのサプライズ感は演者としてもありますね。
あと、ホラー要素があるというところで、ここはホラーに寄せたいので、視聴者を脅かす意味でのちょっとおどろおどろしさも込めてほしい、というようなディレクションを受けたりしました。
――新作をやると聞いて、平成版をサブスクで再び視聴したのですが、オープニングの「バリバリ最強NO.1」が懐かしすぎてちょっと涙が出てしまいました、名曲すぎるなと思って。
置鮎:今回も第1話にちょっとスマホの着信音で入っていたりしてね。挿入歌としてクレジットされていますからね!
――平成版を観ていた人も楽しめるポイントもありますよね。
置鮎:「バリバリ最強NO.1」 もそうですし、新オープニングも全然違うんですけど新しい『ぬ~べ~』のテーマとして、すごく耳に馴染むというか、残る曲だなという感じですよね。
あと、たまに原作者の真倉先生と岡野先生みたいなキャラクターがちょこちょこ居たりします。
・『地獄先生ぬ~べ~』 ノンクレOP映像 / Hell Teacher: Jigoku Sensei Nube Clean OP
https://youtu.be/-_lYCBqyNYo?si=bcspeC5lBCM9kAJC
――玉藻との戦闘シーンなど、技術や演出の進化により迫力が増しているように感じました。
置鮎:平成版もそうだったんですけど、玉藻とのシーンはいつも体がボロボロになっちゃうんですよ。相手が強いからこっちも一生懸命で必死さが増すというか。それを芝居に乗せていくと体が疲弊していって、昔も今回もずっとボロボロだなって(笑)。
それが共通して言えることではありましたね。玉藻戦はいつもボロボロっていう(笑)。
また、平成版で作画監督に入っていただいたり、OVAでキャラクターデザインを担当された加々美高浩さんが今回アクション監督というポジションで入っていらして。
当時の雰囲気もわかっていらっしゃるし、新しいものも作っていけるというところで参加されているんだと思いますけど、その辺もすごく嬉しいなと。
加々美さん居る!と思って、ちょっとテンション上がっちゃいました。そこは平成版ファンの方にも大きなポイントだと思います。
――今作で魅力が増していると感じる部分はどんなところですか?
置鮎:デジタル表現のところもとても大きいと思いますし、あと鬼の手のギミックというか、表現方法もかなりバリエーションがあるんだろうなと思っています。
昔は手袋を取っていたんですけど、今回は手袋を取ると生身の左手が無くてそこから鬼の手が露わになるときがあったり。
――平成版と同じエピソードを見比べても楽しめますよね。
置鮎:楽しいと思います。妖怪を演じてくださっている方々も、怖いけども、ちょっとクスって笑えるようなところも表現してくださったり、一貫してめちゃくちゃホラーに寄せてる方もいたり。そういう表現方法の違いも楽しいですね。
――新作のアフレコ現場に入られて、キャストさんやスタッフさん、現場の空気感はいかがですか?
置鮎:1話の前にほぼフルキャストのメンバーでお祓いとヒット祈願を兼ねたお参りをさせていただきました。
僕はもちろんなんですけど、作品を大好きな人や平成版のアニメをリアルタイムで視聴されていた方が結構いて。「ああ、なるほど、揃ったね」っていう感じの面々になり、そういう楽しさもありました。
作品好きな方が多いというところで、かなり和気あいあいと、ここはああだこうだってやっています。もう岩崎諒太くんとかは僕より全然作品に詳しいので(笑)。
リアルタイムで視聴していなくても、実績を重ねてきて役を演じる力をお持ちの方が揃っているので、楽しくなりそうだな、という感じはありました。
あとキャストもなんですけど、スタッフさんも平成版のアニメーションにかなりリスペクトを持っていらっしゃるので、そもそも原作がコミカルテイストでもありますし、そういう部分もふんだんに入れつつ、楽しく作品を作ろうという気持ちを感じました。
平成版と一番違うのは、原作者の真倉翔先生のスタジオへの参加頻度が上がって、9割ぐらいいらっしゃっている(笑)。
今(取材当時)、ダブル連載されてますけども。収録が始まったのが2024年の7月ぐらいだったんですけど、本当に真倉先生どうしちゃったの?ってぐらい、これまでに会った回数を軽く超えて今お会いしているので(笑)。
岡野剛先生は作画の作業があるので。とはいえ、岡野先生も昔は連載中ということもあって、現場にいらっしゃる回数はほとんどなかったと思うんですけど、今回はもうご家族みんなで奥様もお子様も一緒にいらしてくださって。
――平成版が放送されていたころのイベントや反響など覚えていらっしゃいますか?
置鮎:あの時はまだ「ジャンプフェスタ」もなくて、イベントは全く何もやってないんです。劇場版もありましたが、舞台挨拶もしていません。
だから、当時の視聴者の方の反応とか全く知らないんですよ!リアルタイムで。最近になって「当時観ていました」という方々が同業者になって教えてもらったり、SNSも増えてネットで「観ていました」とか見かけます。
配信もサブスクで過去作がありますし、去年もYouTubeで全部配信したりしていたので、懐かしいという声や感想をその度に目にはしていますけど。
今見聞きして、そうだったんだ、と。放送当時にリアルタイムで知りたかったな、という気持ちもあります(笑)。そんなにみんな好きだったんだと、もっと早く教えて!と思いました(笑)。
『ぬ~べ~』に参加されていないけど、当時好きだったという方々からも「どこまで録ったんですか?何話なんですか!?」と、いろんな食いつきを得て。そういう不思議な楽しさがありますね。
――新作アニメならではの良さと、また変わらない魅力はどんなところですか。
置鮎:時間帯もあるのかもしれないですけど、今回のホラーに敢えて寄せて作ったところをどれぐらい受け入れてもらえるかという、ちょっとドキドキワクワク感はスタッフさんもあると思うんですけど、演者の方もやっぱりあって。
ホラーファン、アニメーションファン、原作ファンへも、いろんな方面にアピールできるんじゃないかなと思っています。
――お子さんがちょっと学校に行きたくない、みたいに怖がってしまうかもしれないですね。
置鮎:今観ても僕は全然思わないんですけど、平成版を当時リアルタイムでご覧になっていたお子さんを持つ同業者の方から、「『ぬ~べ~』を観ると、子どもがトイレ行けなくなるんだよね」って言われていたんですよ。
今回は、これ観たら絶対行けなくなっちゃうじゃん!っていうエピソードもあるかもしれないなという気はしていますね(笑)。
――でも当時って心霊ブームみたいな感じでしたよね。
置鮎:学園ホラーが結構ブームで、いろんな作品でも取り上げられていましたよね。
――あと普通に特番やバラエティ番組などでも心霊写真や心霊スポットの特集が多かったり。
置鮎:そういう意味では、今はテレビを通してのホラー作品はちょっと少なめなのかもしれないですね。ゴールデンタイムとか特にそうですけども。バラエティからもちょっと外れていますもんね。その代わりにYouTubeなどでの配信にはたくさんあると思いますけど。
なので、『ぬ~べ~』でちょっとヒヤッとしてもらって、翌日カラっと忘れてもらう、そんなホラー体験をしてもらえればいいなと思います。
――26年ぶりに新アニメーションでの分割2クール放送が始まりましたが、今後の『ぬ~べ~』の展開で楽しみなことや期待することはありますか?
置鮎:共演してる方々とも2クールって決まっているけれど、もうちょっとやりたいよね、という話はしていて。エピソードは本当に結構ストックがあるので、スピンオフを交えれば『霊媒師いずな』 とかもあるし、出てきていないキャラクターもたくさんいるので、そういうところもやりたいなという想いはあります。
そのためには皆さんの応援が必要なので(笑)。
初めて観る方もたくさんいらっしゃると思いますが、令和に新たに映像化というところで、キャストスタッフ一同とっても力が入って、魂を込めて作っておりますので、ぜひぜひご視聴いただけますと幸いでございます。
――第2クールも楽しみにしています、ありがとうございました!
アニメ『地獄先生ぬ~べ~』第1クールは各種配信サービスにて配信中! 2026年1月より第2クール放送!
・『地獄先生ぬ~べ~』 本PV第2弾
https://youtu.be/73k_eoL1iek?si=k7IuQDO9FHAJfAHL
第1クール感想投稿キャンペーン開催!
Xにて感想投稿キャンペーンを実施中!
アニメをご覧になった感想を「#ぬーべーアニメ感想」を付けて投稿してください!
ファンアートを添えてもOK、関連グッズの写真を添えてもOK、お子様が楽しんでいる様子をお伝えいただくのもOKです!(写真を添えたり、お子様の直筆メッセージも大歓迎!)
自由に思い思いの感想や、第2クールへの期待を投稿してください!
ご参加いただいた方の中から抽選で10名様に賞品をプレゼントいたします!
※写真を投稿する際は、お顔にスタンプを貼ったりボカシを入れるなど、加工していただいて問題ございません。
【応募方法】
1、アニメ『地獄先生ぬ~べ~』公式Xアカウント(https://x.com/nube_ani)をフォロー
2、「#ぬーべーアニメ感想」を付けて、アニメの感想をXに投稿
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【応募期間】
10月1日(水)18:00~10月14日(火)23:59まで
【賞品】
・オリジナルTシャツ:3名様
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※賞品はお選びいただけません。
【応募資格】
※日本国内在住の方
※13歳未満でXアカウントを保有できない場合、保護者の方が応募資格を満たして代理で応募することが可能です。
※Xアカウントが非公開設定になっている方、指定のハッシュタグ「#ぬーべーアニメ感想」を付けずに投稿された方、ポストが検索対象外となっている方、ご応募いただいた投稿を削除された方は応募が無効となりますのでご注意ください。
※賞品発送時点まで公式アカウント(https://x.com/nube_ani)をフォローしている必要があります。
作品情報
アニメ『地獄先生ぬ~べ~』
各種配信サービスにて配信開始中!
2026年1月より第2クール目放送予定。
※詳細は公式サイト(https://nube-anime.com/on-air/)よりご確認ください。
【STORY】
不可解な怪奇現象が多発している童守町。子どもたちを守るため、童守小学校に一人の教師が赴任してきた。5年3組担任の鵺野鳴介、通称ぬ~べ~。普段は優しく、ちょっと抜けている彼には、日本でただ一人の霊能力教師という、もう一つの顔があった。その左手には鬼が宿るという噂も…⁉
生徒たちを襲う学園七不思議、妖怪や悪霊に、地獄からきた正義の使者が立ち向かう!オカルティックヒーローアクション開幕!
【STAFF】
原作:真倉 翔 漫画:岡野 剛(集英社刊)
監督:大石康之
助監督:山田史人
シリーズ構成:大草芳樹
キャラクターデザイン:芳山 優
サブキャラクターデザイン:高橋敦子
プロップデザイン:伊藤 依織子
妖怪デザイン:田中宏紀・きじまる
アクション監督:加々美 高浩・芳山 優
美術設定:平澤晃弘
美術監督:春日美波
色彩設計:野地弘納
3DCGディレクター:吉良柾成
画面設計:田村 仁
撮影監督:平本瑛子
編集:吉武将人
音響監督:名倉 靖
音響効果:森川永子・佐藤理緒
録音:椎原操志
音楽:Evan Call
オープニングテーマ:「P0WER-悪霊退散-」-真天地開闢集団-ジグザグ
エンディングテーマ:「ひまわり」Chilli Beans.
アニメーション制作:スタジオKAI
【CAST】
鵺野鳴介:置鮎 龍太郎
立野 広:白石涼子
稲葉郷子:洲崎 綾
細川美樹:黒沢ともよ
木村克也:岩崎諒太
栗田まこと:古城門 志帆
高橋律子:遠藤 綾
ゆきめ:加隈亜衣
玉藻京介:森川智之
【公式サイト】https://nube-anime.com
【海外公式サイト】https://nube-anime-global.com
【公式X】https://x.com/nube_ani
【原作情報】
『地獄先生ぬ~べ~怪(かい)』原作:真倉 翔 漫画:岡野 剛(集英社刊)
「最強ジャンプ」にて連載中!
『地獄先生ぬ~べ~PLUS』原作:真倉 翔 漫画:岡野 剛(集英社刊)
「少年ジャンプ+」にて連載全7話完結!
コミックス発売中!
既刊コミックス
紙&電子で好評発売中!
原作:真倉 翔 漫画:岡野 剛(集英社刊)
『地獄先生ぬ~べ~』全20巻
『地獄先生ぬ~べ~NEO』全17巻
『地獄先生ぬ~べ~S』全4巻
『霊媒師いずな』全10巻
『霊媒師いずなAscension』全10巻
(C)真倉翔・岡野剛/集英社・童守小学校卒業生一同