元オリーブ少女必見!『パリアートスクールガール』で学べるリセエンヌのスタイル
ファッションやアートに興味がある人ならば、一度くらいはパリに住んでみたいと考えたことがあるはず。雑誌『FUDGE』(三栄書房)が特別編集した『パリアートスクールガール―アート学校の女の子のリアルなパリお洒落案内書』では、現在のパリのリセエンヌ(女子学生)のファッションやライフスタイルを豊富な写真で紹介しています。
この本でとりわけ目立つのは、やはり1950~70年代のビンテージウェアの多さ! オリジナルの凝ったデザインの服を個性的かつセンスよく着こなしている例が多数掲載されています。ファッションやデザイン、アートを学ぶリセエンヌは、トラッドなファッションを着ても抜群に似合っている上に、さりげなく柄やビビットなアイテムを取り入れるあたりはマネしたいところ。
落ち着いた青系の色をベースにまとめる女の子が多い中、オレンジやイエローにグリーンでまとめたカラフルなスタイルで勝負する子や、Stradivariusのプリントパンツでスポーティなピンナップガールっぽい子も。ボーイフレンドのシャツを羽織ったり、髪の毛の裾を染めたりした「遊び方」はチャーミングさと上品さを両立させています。
ジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーといったヌーヴェルヴァーグ映画のワンシーンのようなエッセンスを引き継ぎつつ、色使いに21世紀らしさをミックスさせているのがリアルなパリジェンヌといえそうです。
ほかにもパリのスポット案内や自室のインテリア、学校生活にも触れていて、今のパリっ子のライフスタイルが満載。元オリーブ少女なら間違いなくときめくはずですし、クリエイター志望の人ならば一見の価値ありなのではないでしょうか。