恋活に効果アリ? 縁結び植物3つ
昔から縁起がいいと言われている「松竹梅」。一般的に“おめでたい”というイメージがあるが、実は恋愛にも効果があるらしい。そこで、調査のプロであるリサーチャーさんに、「松竹梅」にまつわる縁結びスポットを調査してもらった。
【松】長浜八幡宮(ながはまはちまんぐう)の「縁の松(えにしのまつ)」
滋賀県長浜市にある「長浜八幡宮」は、しばしば兵火に見舞われ衰退したが、安土桃山時代に豊臣秀吉によって復興されたと伝えられている。
長浜八幡宮の境内には「縁の松」と呼ばれる2本の松があり、自然の恵みと神霊の思頼(みたまのふゆ)により、黒松と赤松がお互いを支えあうように成長したと伝えられている。
この松の間をくぐって祈願をすると良縁に恵まれ、特に夫婦円満のご利益があると言われている。
【竹】無量寿寺(むりょうじゅじ)の「縁結びの竹」
愛知県知立市にある「無量寿寺」は奈良時代に創立されたと伝えられている。平安時代の歌人・在原業平(ありわらのなりひら)も立ち寄った「かきつばた」の名勝地でもあり、業平ゆかりの名所も数多く存在する。
そのひとつ「業平竹(なりひらだけ)」は竹(男竹)であるが、笹(女竹)のように一節から多くの枝を出すため、「男女(めおと)竹」とも言われており、「縁結びの竹」として古くから信仰されている。
また、本堂の前には「縁結びのすすき」と呼ばれるすすきもあり、葉を片手で結ぶことができると願い事が叶うと伝えられている。
【梅】平河天満宮(ひらかわてんまんぐう)の「縁結びの梅」
東京都千代田区平河町にある「平河天満宮」は、学問の神として有名な菅原道真(すがわらのみちざね)を祭る神社である。
道真は生前から梅を愛でていたため、「平河天満宮」は梅をシンボルにし、境内には多くの梅の木が植えられている。
その中の一つ、本殿の左側にある小さな梅の木は、梅の実が2個寄り添って付く姿が恋人同士のように見えることから「縁結びの梅」と呼ばれており、恋みくじをひいて梅の木の近くに結ぶと、良縁に恵まれると言われている。