調査のプロが教える デートで使える豆知識~自由が丘編~
今回は、お洒落な街として根強い人気を誇る自由が丘の魅力あふれるオススメデートスポットを調査のプロのリサーチャーさんに教えてもらった。
モンブラン(日本で初めてモンブランを販売)
日本で初めてモンブランを販売したのが自由が丘では知らない人のいない老舗「モンブラン」だ。
1933年(昭和8年)創業者である洋菓子職人の迫田千万億(さこた ちまお)氏が名峰モンブランの美しさに心打たれ、ヨーロッパ菓子のモンブランを日本人好みの味に改良して販売。すると、瞬く間に全国にモンブランが広まったという。
日本のモンブランは、栗の色づけにクチナシを入れるため黄色に仕上がっているが、欧州では栗の渋皮も練り込むので茶色い仕上がりになっている。
LA・VITA(運河にゴンドラ ヴェネチアを再現)
先出の高級洋菓子専門店のモンブランが、自社用地にイタリアのベネチアをイメージして建設したのが「LA・VITA」。
建て物の屋根はレンガ色の瓦で統一。ベネチアの運河までもが再現されており、石畳を踏むとまるでベネチアに来たかのような錯覚にさえ陥る。
お洒落なカフェをはじめ、ヘアサロンやトルコのインテリアを扱ったショップなどが異国情緒あふれる空間に一役かっている。
本場ベネチアでは昔、裕福な人たちがゴンドラを装飾で飾りたて、競い合ったことがあった。そのため政府は1562年に法律によってゴンドラを黒一色に統一したという過去がある。(現在は廃止)
等々力渓谷
東京都の名勝に指定される等々力渓谷は、東京23区内で唯一の渓谷。東急大井町線等々力駅から徒歩5分という好立地にある都心では珍しい自然豊かな場所だ。
渓谷では、1Kmほどの遊歩道を散策することができ、梅や桜、紅葉といった木々の四季折々を楽しむことができる。
また、横穴式古墳、等々力不動尊、武蔵野れき層といった自然以外の見所もあり、気軽に自然を満喫できるスポットとなっている。
ちなみに、「トドロキ」または「トドロ」と呼ばれる地名は日本全国に多数存在しているが、ほとんどが川の流れが激しく、滝のある所が多いのだとか。
等々力渓谷も今の渓谷の姿になる前には、川や滝が轟くような音がしていたため「トドロキ」という地名が付けられたと推測されている。