旅行するならぜひ立ち寄って欲しい! 清水寺にある3つの願いが叶うジンクススポット
清水寺は京都観光の目玉。平安京遷都以前からの長い歴史を持ち、ユネスコ世界遺産にも登録されているが、願いが叶うと言われているスポットが清水寺の中にいくつもあるのをご存知だろうか?
調査のプロであるリサーチャーさんが、願いが叶う3つのスポットを教えてくれた。清水寺に参詣した際は是非立ち寄ってみてほしい。
音羽の滝を流れる恋愛成就の水を飲む
音羽の滝の水は音羽山から下りてきた清らかな水で、千年以上も前から途切れることなく流れ続けている。
これが清水寺の寺号の由来であり、「延命水」とも呼ばれ、京都市民の茶の湯用の水としても愛用される。
滝からは三本の水が流れており、向かって左から「学業成就」「恋愛成就」「延命長寿」のご利益があるという。
飲む時は欲張らずに一本だけ選んで、一口だけ飲むべし。何口も飲むとその分ご利益が減ってしまうらしい。
音羽の滝と本堂の間を往復する
そんな「音羽の滝」と「本堂」との間を往復すると願いが叶うと言われている。
16世紀頃に描かれたとされる『清水寺参詣曼荼羅』にも「音羽の滝と本堂の間を往復する願人」の姿がある。
清水寺の本堂は国宝で、「清水の舞台」と呼ばれるせり出し部分は、大量の長いケヤキの柱によって支えられており、釘は使われていない。
このような構造は「懸造(がけづくり)」と呼ばれる。
「清水の舞台から飛び降りる」とはよく言われたものだが、清水寺の古文書調査によると、実際に飛び降りた人が1694年から1864年の間に200人以上いたのだとか。
1872年に政府が飛び降り禁止令を出し、柵を張るなどの対策をしたことで、飛び降りる人はほぼいなくなったという。
首振り地蔵の首を片想いの人の方に向ける
善光寺堂の「首振り地蔵」は、参詣者が360°首を回すことのできる珍しい地蔵で、自分が想う相手の住む方に首を向けて恋の祈願をすると、その想いが叶うとされている。
善光寺堂は清水寺・仁王門の前にある。元は地蔵菩薩を本尊とする地蔵院だった。
明治の中頃、奥の院の南庭にあった善光寺如来堂と合併して善光寺堂となったらしい。
首振り地蔵は首を一回転させて祈願すると願いが叶うという言い伝えもあるので、カップルで訪れた際はふたりの愛が永遠に続くよう祈ると良いだろう。