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Oct 15 2024

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加茂憲紀が赤血操術を繰り出す!『呪術廻戦』内田雄馬&日野聡インタビュー 見どころは心理戦「伏黒として対等で戦うことを意識」

「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて原作連載中、大好評放送中のTVアニメ『呪術廻戦』が2021年1月より第2クールに突入し、「京都姉妹校交流会編」で対決する伏黒 恵役の内田雄馬さんと加茂憲紀役の日野 聡さんのインタビューをお届け。

2021年1月から始まった第2クール「京都姉妹校交流会編」では、呪術高専・東京校と京都校のメンバーが揃い、生徒同士での激しい戦いを繰り広げます。

東京校・伏黒 恵役の内田雄馬さんと京都校・加茂憲紀役の日野 聡さんに、見どころとお互いの印象などお話を伺いました。

お互い知的で戦術に長けているキャラクター 心理戦が見どころ!

――原作を読んだり実際に演じてみて感じた作品の魅力を教えてください。

内田:僕はオーディションのときに『呪術廻戦』を知って初めて読ませていただいて、呪術というものに少し暗い印象をもっていたんですけど、作品を読み進めていくと、戦闘中でも「どうしよう」と踊っちゃったりとか、ポップな要素がたくさん出てきたので、最初の印象から変わりとても読み進めやすかったです。実は、僕はホラーが苦手なので(笑)。

日野:そうなんだ(笑)。

内田:実際に読んでみるとホラーじゃなくて良かった~、と思いました。呪霊が出てくるというので怖かったですが、そんな僕でも読めたところがハッピーポイントです(笑)。

日野:呪いをテーマにしているということで、生と死や、そして人の心理を深く掘り下げて描かれているところが非常に面白いなと感じました。戦闘シーンにおいても、各キャラが個性のある独特な戦い方をするので、そこも含め、シリアスなグッと心に刺さる部分と白熱する部分のバランスが絶妙ですよね。予想を裏切る展開が多くて、本当に面白い作品だなと思いました。

――演じられているキャラクターの印象を教えてください。

内田:伏黒は一見クールで、感情が表情にそこまで出ないタイプなのかなと思っていたんですけど、読み進めていくと登場人物の中でも彼は迷いが多く、人間的な部分がすごくあって。自分の選択も衝動的だったり、すごく人間味のある人だなと思います。

日野:加茂は伏黒と同じように一見クールで、なおかつ知的でもあり、何か闇を纏っているようなタイプの人間で。戦い方もスマートで洗練されていて、そのときどきの状況の把握であったり、戦術に長けている印象が大きかったですね。そしてちょっと天然という(笑)。

――演じる上で心がけていることは?

内田:伏黒を演じる上では、あまりなるべく表情に出しすぎない、見せすぎないことが大事なんじゃないかなと思っていて。一見クールに見えるのは意識しつつ、みんなとの関係値とか行動から、実は人間味のある部分をもっているということが伝わるといいのかな、と思っています。ただ、第1話のときからそうですけど、「私情です」と言って虎杖を助けるよう求めたり、割と自分の行動理念みたいなものがある人だと思うので、そういう感覚は持ちながら、あまり表面に出しすぎず表現することが大事なのかなと考えています。

――加茂は「京都姉妹校交流会編」から登場となりますが、アニメスタッフの方からのディレクションで印象的だったものは?

日野:加茂は先程も触れたように冷静かつ厳粛な一面を持っているので、セリフを一瞬柔らかくしてしまいそうになったときに、「常にピシッと鋭い感じで」というディレクションをいただきました。

――第18話の放送に向けて、2人の戦いの見どころや対戦シーンを収録された感想を教えてください。

内田:これまでのバトルにも分析する場面はありましたが、今回のバトルは血筋的な話があったりして、お互いに分析し合うセリフが多かったです。

日野:心理戦が多い。

内田:そこが今までとの違いかな、と思います。その分、収録は大変でした。難しい言葉がどんどん出てくるな!みたいな感じでした(笑)。

日野:そうだね。本当にお互い知的で戦術に長けているキャラクターなので、心理戦が見どころとなっている戦闘シーンでもあり、また加茂自身が冷静沈着でありながら自分にも厳しく、秩序を大事にするタイプなので、厳粛な一面と時折見せる彼の持つダークな一面というのを僕は意識しながら第18話の戦闘シーンは演じていました。

内田:加茂さんは、あんなに冷静なのに、背負っているものがあるからズルいな、カッコイイな、と思って(笑)。

日野:また戦い方も血液を使う赤血操術(せっけつそうじゅつ)といって、独特な戦い方なので非常に楽しかったです。キャラクターを通して雄馬と心理戦をする戦いも面白かったです。

内田:伏黒は下から言っているけどぶつかっていく、みたいな会話の感じがいいですよね。

日野:遠回しに棘を刺していくような(笑)。

内田:その感じはすごく楽しかったです。

日野聡演じる加茂憲紀に「重たさや背負っているものの大きさを感じた」

――内田さんはここまで演じてきて、伏黒に対する変化や見えてきたものはありますか?

内田:すごく難しいですね。見えてきているのかなぁ?と向き合い続けるしかないと思っているんですが、やっぱり行動の仕方からですけど、虎杖の変化にすぐに気づくとか、とにかくいろんな人を見ているし、いろんなことを考えている人なので、その考えすぎた結果がどうなっていくか、というところを捉えていくのが大事なのかな、と思います。割とあの歳なりの感情的になる瞬間もあるし、でもそれ以上に、頭の回転が早くて考えすぎてしまうから動けなくなったりする瞬間もたぶんある思うので、都度台本と向き合いながらやっています。

――日野さんから見た、内田さんが演じる伏黒の印象はいかがですか?

日野:僕自身、放送もずっと観ていますが、原作を読ませてもらっていた時の伏黒のイメージぴったりです。雄馬自身がすごく周りをよく見ているので、その本質が伏黒にも投影されていて、非常にリアルな伏黒という感じです。一緒に演じていて特に第18話の戦闘シーンも面白かったですし、駆け引きが楽しかったですね。

内田:恐縮です……(笑)。

――日野さんが演じられている加茂もみなさん楽しみにされていると思いますが、内田さんは戦ってみていかがでしたか?

内田:やっぱり、重たさや背負っているものの大きさみたいなものを加茂さんからすごく感じました。でも、それを意に介さず戦う、という立ち位置で、僕が飲まれてはいけないので、あまり感じすぎないように対等で戦うことは意識していました。例えば目上の人なので、敬う感覚もゼロではないと思うんですけど、そういうのを取っ払ってバトルするような、己の意地のぶつかり合いみたいなものがある。圧を自分は感じてもいいけど、伏黒 恵が感じていない部分に関しては、意識して取っ払うというのはありました。それはもう、先輩とぶつかるって緊張しますから(笑)。

日野:でも、けっこう雄馬と戦うことは多いよね、いろんな作品で。

内田:そうですね(笑)。日野さんと色々な作品でご縁があって、まだそんなにお仕事をご一緒させていただいたことがない時期に、ある作品で兄弟役になって。兄弟役で決まっていたことを日野さんがご存知で、僕を見かけたときに弟だからと声をかけてくださったんですよ。それから今でも弟分のように声をかけてくださるので。

日野:お姉ちゃん(内田真礼さん)にも、「俺の弟だ」と伝えたら、は?ってキョトンとされた(笑)。

内田:そこはリアルな姉弟なので(笑)。

日野:ごめんね、説明なしに急にそんなこと伝えて(笑)。

内田:知らないところでそんなことがあったんですね(笑)。日野さんが最初に声をかけてくださったことはめちゃくちゃ嬉しくて、未だに覚えています。

――加茂は伏黒に対して一方的にシンパシーを感じたり、東堂も虎杖を急にベストフレンド認定するので、京都校の人はちょっと仲間や理解者を欲しているところがあるのかな、と思いました。

日野:環境や境遇に恵まれていない方たちは多いので、そこが大きいのかもしれないですね。加茂にしてもどこか自分に負い目というか、何かを背負っている部分もあったりするので。

――お二人は、お互いシンパシーを感じる部分はありますか?

内田:それはもう兄弟ですから。

日野:だね!今度、温泉行くか!

内田:特に箱根ですかね(笑)。行きましょう!

――では、後半に向けて視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

内田:第18話まできているということで、物語もかなり進んで、まだまだ京都校のみなさんもそうですし、みんなのバックボーンなど掘り下げられる点はたくさんあるので、戦いの中で彼らの人生など語られていくのを注目して観ていただきたいなと思います。戦闘シーンが相当すごいので、そのあたりも楽しみに観続けていただけたら嬉しいなと思います。

日野:2クール目から京都校も参加し、『呪術廻戦』の世界観もグッと広がる展開となっております。虎杖たち東京校と同じように、京都校のみんなも観てくださってる皆様に愛していただけるキャラクター達ですので、引き続き楽しんで観ていただけたらと思います。楽しみにしていてください。

――ありがとうございました!

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TVアニメ『呪術廻戦』作品情報

毎週金曜日深夜1時25分よりMBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて放送中!!

少年は戦う―― 「正しい死」を求めて
辛酸・後悔・恥辱
人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く
そして、呪いは呪いでしか祓えない

驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう
呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり……
呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす―

【STAFF】
原作:芥見下々(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:朴 性厚/シリーズ構成・脚本:瀬古浩司/キャラクターデザイン:平松禎史/副監督:梅本 唯/美術監督:金 廷連/
色彩設計:鎌田千賀子/CGIプロデューサー:淡輪雄介/3DCGディレクター:兼田美希・木村謙太郎/撮影監督:伊藤哲平/
編集:柳 圭介/音楽:堤 博明・照井順政・桶狭間ありさ/音響監督:藤田亜紀子/音響制作:dugout/制作:MAPPA

オープニングテーマ:Who-ya Extended「VIVID VICE」(SMEレコーズ)
エンディングテーマ:Cö shu Nie「give it back」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

【CAST】
虎杖悠仁:榎木淳弥/伏黒 恵:内田雄馬/釘崎野薔薇:瀬戸麻沙美/禪院真希:小松未可子/狗巻 棘:内山昂輝/パンダ:関 智一/
東堂 葵:木村 昴/加茂憲紀:日野 聡/西宮 桃:釘宮理恵/禪院真依:井上麻里奈/三輪 霞:赤﨑千夏/究極メカ丸:松岡禎丞/     
五条 悟:中村悠一/夜蛾正道:黒田崇矢/七海建人:津田健次郎/庵 歌姫:日笠陽子/楽巌寺嘉伸:麦人/
夏油 傑:櫻井孝宏/漏瑚:千葉 繁/花御:田中敦子/真人:島﨑信長/両面宿儺:諏訪部順一

<公式サイト>jujutsukaisen.jp
<公式twitter>@animejujutsu
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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