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Nov 21 2024

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ガーリー? それともあざとい? 「雌ガール」提唱のファッション誌『ar』がこだわる「美肌」

20代後半の女子をターゲットにした主婦と生活社のファッション誌『ar』(アール)が提唱する「雌ガール」。ガーリーさとセクシーさを両立させたファッションで、男子目線も気にしながら恋愛も楽しむ女子を指しているキーワードとのことですが、女優の井上真央さんがカバーガールを飾る2014年2月号では「美肌」についてフォーカスした特集が組まれています。

特に『ar』のカラーが反映されているのは、美肌術をレクチャーするページですっぴん風メイクを「本能ガール」、バランス感を重視した甘めメイクを「計算ガール」と2タイプを紹介しているところ。どちらも質感とフェロモンを追求していることは共通しており、ページデザインやモデルのポーズがおしゃれながらベース・アイ・リップ・ネイルまで網羅する内容になっているあたり、バッチリとキメる志向といえそう。

また、デニムアイテムとのコーデ例のページでは、「おフェロ」というキーワードが登場。肌の露出を増やすことで、飾らないガーリーさとセクシーさのどちらも狙っていますが…素足はともかく肩あきのトップスやハイウエストのパンツは取り入れるハードルが高いのではないでしょうか。全体的に丈が短いアイテムが多く、おなかが見えるコーデが目立っていて、真冬にマネするのは難しい印象も…。

ほかにも、「美肌の素はキュンですから」として、萌えたセリフやシチュエーションをモデルやライター・エディターが語るコーナーでは、実体験だけでなくマンガからもピックアップ。一言で済まさずに事細かく説明するコメントばかりで好感が持てるのですが、「二次元もどっぷり」とアピールするあたりがあざとい!
とはいえ、女子らしさを作っていくという姿勢は他の雑誌には鳴りを潜めているので、『ar』と「雌ガール」の展開にはこれからも注目です。 

『web!!ar』(公式サイト)
http://www.ar-mag.jp/

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記者プロフィール

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営。ネット、メディア、カルチャー情報を中心に各媒体にいろいろ書いています。好物はホットケーキとプリンと女性ファッション誌。

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