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Nov 22 2024

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待望の3rdアルバム発売中! 藍井エイルインタビュー「どんな暗い道の中にも一筋の光はある」

2011年のデビュー後、数々の話題アニメの主題歌を担当、現在全国ツアー「Eir Aoi LIVE TOUR 2015”BEYOND THE LAPIS“」真っ最中のアーティスト・藍井エイル。

日本国内のみならず、海外からのファンも多く、自身のFacebookは44万以上の“like”を集めるなど注目を集めています。また、5月8日には『ミュージックステーション』に出演し、Twitterなどネット上でも大きな盛り上がりをみせました。

そんな藍井エイルが6月24日に3rdアルバム『D’AZUR』をリリース。テレビアニメ『ソードアート・オンラインII』主題歌の『IGNITE』、テレビアニメ『アルスラーン戦記』エンディングテーマの『ラピスラズリ』など全14曲が収録された豪華な1枚です。今回は藍井エイルにインタビューを敢行、色々とお話を伺ってきました。

―いよいよ、一年半ぶりのアルバム『D’AZUR』が発売となりますが、アルバムを通してのテーマを教えていただけますか?

藍井エイル:『D’AZUR』は「青の~」という意味なのですが、私のテーマカラーが青という事もあり、それでいて「聴いてくれるあなたと作り出す青い世界」をイメージしています。色々なジャンルに挑戦しているのですが、あくまでも藍井エイルという幹があって、そこから枝分かれしているというイメージで。

―シングル楽曲だけでも4曲というすごく豪華な一枚ですよね。

藍井エイル:2014年8月の『IGNITE』から、11月の『ツナガルオモイ』、2015年の2月の『GENESIS』から4月の『ラピスラズリ』と、立て続けにシングルのリリースがあったので、その楽曲がある中で新しい曲をどう入れるか、というバランスを考えました。テンポ感のバランスであったり、似たような曲が続いてないか、などかなりの時間をかけて話し合いました。

―描きおろしの楽曲の中で、特に気に入っている曲はどれですか?

藍井エイル:もちろんどれもお気に入りなのですが、特に「こういう曲を歌ってみたい」とお願いして作ってもらったのが『Quit』です。デジタルサウンドでテクノポップな楽曲なのですが、デジタルな音に合う歌詞を書くのは難しかったです。デジタルな音にのせて日常の事を歌うのはズレを感じると思うので。そこで、クールな中に浮遊感を感じられる歌詞を書けたら、かなりマッチするんじゃないかと思い、作詞しました。硬質な音にゆらゆら揺れる歌詞がのっていて、これまでのバンドサウンドとは違う新たな楽曲に挑戦出来たなと満足しています。

―確かに、クールで格好良い音の中に「身体 沈む 声」「止める 結ぶ 声」といった、少し不思議で意味深な歌詞がピッタリと合っていますよね。

藍井エイル:あと、『Bright Future』は、ライブで皆で歌える曲にしたいと思って作った曲です。この曲は今まわっているツアーで、お客さんだけでは無く、バンドメンバーとも一緒に歌って。「お客さんと全員と一緒に歌って、本当の意味で楽曲が完成する」という感じで、そういう楽曲は初めてだったので良い経験になりました。

―フォトブックにもとてもこだわったそうですね。

藍井エイル:フォトブックは、これまではシリアスな表情、イメージで撮影している事が多かったのですが、今回はストーリー仕立てで作ってきました。ずっと憧れていた衣装も着れたので本当に嬉しかったです。

―フォトブックのストーリーにはどの様なメッセージをこめましたか?

藍井エイル:青いライオンに私が追いかけられているのですが、青いライオンというのは自分自身の幻影をイメージしています。ずっと幻影に追いかけられて、逃げていて、結局は倒すけれど、でもその幻影がいた事は悪い事では無いんだよという、想いをこめて。こう聞くとシリアスなストーリーに感じるかもしれませんが、ポップなデザインにしているので、ぜひ楽しんで見ていただきたいですね。

―現在全国ツアーの真っただ中ですが(※取材当時)、印象に残っている場所はありますか?

藍井エイル:徳島は「マチ アソビ」というアニメ系のイベントが毎年開催されていますが、「マチ アソビ」に出演する年では無かったのに勝手に行ってステージに上がって歌ったりとか(笑)。なので、今回のツアーで徳島に行く事が出来て、「初めまして」というよりも「ただいま」という気持ちでした。徳島は人がとても温かく優しいですし、食べ物もとっても美味しくて。

―徳島の皆さんもきっと「お帰り!」という気持ちだったのでしょうね。

藍井エイル:今回のツアーで仙台も金沢もはじめてまわらせていただきました。このツアーで私が掲げていたテーマが“0距離”だったのですが、ライブ会場での一体感、心の距離はもちろん、仙台でもらった元気を徳島につなげて、徳島でもらった元気を金沢につなげて、というそういう意味での“0距離”でもありました。ツアーが終わった後は海外公演がはじまり、色々な夏のイベントにも出演させていただいて、その元気を全部11月の武道館ライブにつなげようと。

―また、5月には『ミュージックステーション』への出演も話題となりました。

藍井エイル:私はアニメの主題歌を歌わせていただく事が多いので、普段アニメをあまり観ない方が多い『ミュージックステーション』に出演した事は新しいチャレンジでしたね。すごく緊張しましたが、LiSAちゃんと一緒に「頑張ろうね!」って励まし合いながら。『ミュージックステーション』は本当に多くの人が観てくださっているので、楽屋に戻ってきて、スマホを見たら「LINE」のメッセージが100件以上来ていて驚きました(笑)。Twitterでも応援メッセージや「観たよ〜」と言ってくださる方がいて、温かかったです。

―私自身がアニメ好きという事もあるのですが、“アニソン”という言葉を食わず嫌いしている人がいるのはすごくもったいないですよね。藍井エイルさんの楽曲もそうですが、コアな音楽ファンの方にこそ聴いて欲しいロックな楽曲も多くて。

藍井エイル:アニメをあまり観ない方にとっては、アニソンって可愛い曲のイメージなのかなと思いますよね。アニソンってジャンルでは無いと私は思っていて、ロックとかポップスとかそれぞれのジャンルの中の楽曲が、アニソンとして愛されているというだけで。そういう意味でも、多くの人に知っていただく良い機会になりました。

―武道館ライブでは、昔からのファンの方はもちろん、新しく応援してくれる皆さんも集まりそうですね。

藍井エイル:有り難いですね。いつか絶対武道館で歌うんだ! と思っていた憧れの場所なので本当に嬉しいですね。昔は信じられなかった様な事がどんどん叶っていって、自分の願望や、やりたい事を言葉に出す事で叶うんだ、と思います。それを叶えてくれたのは応援してくれた皆のおかげですから、歌を歌うことで誰かの力になって、誰かに寄り添えたらと思っています。藍井エイルの大きなテーマが、どんなに暗い道の中にも必ず一筋の光はあって、そこに進んで行く、という事があるのですが、そのテーマをより実感している2015年です。

―本当に大活躍の一年で。忙しいからあまりオフの時間はとれませんか?

藍井エイル:いえいえ、そんな事は無く合間にはゲームをやりまくっています。ツアーの移動中はオンラインゲームをやっていて、最近やっと『Bloodborne』に手をつけられて、昨夜も「侵入されたー!」とか一人で騒いでいました(笑)。あと、お買い物するのが楽しくて。人と買い物するのが苦手なんですよ。服を選んでいるのを見られて「エイルこういうのが好きなんだ」って見られるのが恥ずかしい(笑)。だから、お友達と会ってご飯を食べたり、お茶する事もありますが、一人でのんびりする時間の方が多いですね。

―エイルさんのゲームトーク、楽しみにしているファンの方も多いと思います! オフはしっかり楽しみつつ、夏のイベントと武道館ライブに備えると。私もライブ楽しみにしております。今日はありがとうございました。

藍井エイル 3rdアルバム「D’AZUR」TV SPOT
https://www.youtube.com/watch?v=Trkjzuzd204

藍井エイルリリース情報

3rdアルバム「D’AZUR」OUT NOW!!!
<初回生産限定盤A(CD+BD+Photobook)>SECL-1714~15/¥4,000(税込)[¥3,704+税]
●特典Blu-ray付/●フォトブック「The Blue Nightmare」封入/●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードA封入

<初回生産限定盤B(CD+DVD+Photobook)>SECL-1716~17/¥3,700(税込)[¥3,426+税]
●特典DVD付/●フォトブック「The Blue Nightmare」封入/●三方背スリーブケース仕様
★初回仕様:フォトカードB封入

<通常盤(CD)>SECL-1718/¥3,000(税込)[¥2,778+税]
★初回仕様:フォトカードC封入

■藍井エイルワンマンライブ@日本武道館
日程:11月2日(月)
場所:日本武道館
時間:17:30 OPEN / 18:30 START
料金:¥6,000(税込)全席指定
※3歳以上チケット必要
チケット一般発売:9月12日(土)
(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
http://www.aoieir.com/live/

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記者プロフィール

藤本エリ

日常系アニメと、黒髪・細身キャラクターをこよなく愛するライター。一番応援している声優は小野大輔さん。

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