北欧インテリアの新名所「DANSK MØBEL GALLERY」をフォトレポート!
上質空間を写真でレポート!
2016年4月27日(水)、東京・銀座にデンマーク家具専門のセレクトショップ「DANSK MØBEL GALLERY(ダンスクムーベルギャラリー)」がオープンしました。
▽デンマークデザインの本物が集まる新ショップ「DANSK MØBEL GALLERY」が銀座にオープン
北欧のプロダクトを扱うお店は増えましたが、「北欧風」ではない本物で、かつ、一流のデンマークブランドばかりを扱う専門店はおそらく都内でもここだけ。最高級のデンマーク家具やヴィンテージ家具をはじめ、インテリアの入り口として絵画や調度品までを取り扱い、ギャラリーのような空間となっています。
また、日本の民藝や絵画とコーディネートされているのも見どころの一つ。日本におけるデンマークインテリアのあり方を提示くれるお店です。
そんなDANSK MØBEL GALLERYの様子をフォトレポート。実際に体感していただくのが一番ですが、まずは写真でその一部をチェックしてみてください。
お店があるのはビルの2階。薄暗いエレベーターホールから茶室のにじり口をイメージしたという入り口を抜けると、木の温もりとモダンデザインがマッチした心地よい空間が広がります。
デンマークデザインを語る上で欠かせないアイテムが並びます。写真左はデンマークのモダンデザインの父と称されるKaare Klint(コーア・クリント)が、デンマークのフォーボー美術館のためにデザインし1915年に発表した椅子「フォーボーチェア」。
Berndt Friberg(ベルント・フリーベリ)をはじめとする北欧の作家の作品。全て1点もので、販売されています。
日本の作家ものもあり、こちらは陶芸家・河井寛次郎の作品。デンマーク家具に日本の調度品がよく合います。ギャラリーや外国人客が多い銀座というエリアだけあり、こうした調度品も人気なのだそう。
Poul Kjaerholm(ポール・ケアホルム)の代表作であるラウンジチェア「PK22」やリビングテーブル「PK61」。職人でもあったデンマークのデザイナー・Aksel Kjersgaard(アクセル・ケアスゴー)のヴィンテージのチェストがしっくり馴染みます。ラグはかつて中国で存在していた宮廷献上品の緞通を日本のメーカーが復刻したもの。
Poul Kjaerholm(ポール・ケアホルム)デザインのソファ「PK31」の奥に見えるのは、画家・鴨居玲の代表作「酔っ払い」。
アルネ・ヤコブセンの名作「EGG(エッグチェア)」の黒と、日本画家・千住博の作品「ウォーターフォール」が呼応します。
リビングチェア「ベアチェア pp19」をデザインしたHans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)と「3人掛けソファ」をデザインしたBorge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)はコペンハーゲン美術工芸学校の同級生。デザイナー同士の繋がりがデザインの調和を生んでいます。絵画はヴェルサイユ宮殿で個展を行ったこともある李禹煥(リー・ウーファン)の作品。
道路から見える開口付近にレイアウトされた、革張りヘッドレスト付きの籐でできたリビングチェア「PK24(Wicker)」とルイスポールセンの「PH Artichoke(PHアーティチョーク)」。外から見えるこの極上のリラックス感に吸い寄せられて入店するお客さんもいらっしゃるそう。
夜はルイスポールセンの照明が店内をやさしく照らし、艶のある雰囲気に。なお、1階はヴィンテージの北欧家具・雑貨を扱うショップ「Luca Scandinavia(ルカスカンジナビア)」。北欧ファンにはチェックが欠かせない場所となりました。
DANSK MØBEL GALLERY
住所:東京都中央区銀座1-9-6 松岡第二銀緑館2階
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜
電話:03-6263-0675
Photo:Kahori Kurihara
Writing:Akiko Okawa
Edit:Tadasuke Shiomi