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Mar 29 2024

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有機野菜農家のホマレ姉さんがオススメする「夏野菜」のお手軽レシピ集

こんにちは、メシ通レポーターのホマレ姉さんです。

みなさん、実は私が有機野菜農家だということはご存じでしたか……? エッ、日焼けした手を見ればすぐ分かる! って……ハハハ……orz。

今日は真っ黒に日焼けしているホマレ姉さんが、この季節にピッタリな夏野菜のお手軽レシピをご紹介しちゃいますよ。

健康のために野菜をいっぱい食べたいと思っている方は多いはず……。でも、なかなかできないんですよねぇ~。

野菜は調理するのに意外と手間がかかるイメージがあるので、一人暮らしの方に限らず、主婦や年配の方であっても敬遠しがちなんです。

そこで姉さんからの提案なんですが、まずこの季節に出回る「夏野菜」から利用してみてはいかがでしょうか?

キュウリやトマトなど、ほら「夏野菜」の多くは生で食べることができるし、ナスやピーマンだってすぐに火が通るから手軽に調理できるでしょ。

できるだけ火を使わず、使っても短い時間で済む、そんな暑い夏にうれしい「夏野菜」のレシピをドドーンといきますよ〜!

シャキシャキとコリコリがたまらない 〜 キュウリとくらげの中華和え

くらげって普段はあまり使わないかもしれないけれど、キュウリと合わせると相性バツグンなんです。

塩くらげを使ってもいいのですが、塩くらげを使うと塩抜きに時間がかかるので、今回は横着して市販の中華くらげを利用します。

これなら下味もしっかりと付いているので、キュウリと少量の調味料を加えるだけで、アッと言う間に中華風和え物ができちゃいます。

中華くらげを使えば初めてでも、まず失敗がありません。中華くらげは大体鮮魚コーナーに置いてあることが多いですよ。

材料(作りやすい量・3人分くらい)

キュウリ 1本 市販の中華くらげ 1パック(135g) 醤油 小さじ1.5 酢、砂糖、ゴマ油 各小さじ1 ラー油 2〜3滴

作り方

キュウリは塩少々をふり、板ずり(キュウリをまな板の上で、軽く両手で押さえつけながら転がすこと)をする。 1.で板ずりしたキュウリの塩を洗い流したら斜め切りにし、太目の細切りにする。

2.のキュウリと中華くらげを各種調味料で和え、味がなじんだら器に盛って完成。

夏限定のお楽しみ 〜 トウモロコシご飯

スイートコーンと言えば、海の家や夏祭りで食べる軽食的なイメージが強いですが、実は栄養タップリの優れた食材なんです。

スイートコーンは野菜として扱われることが多いですが、結局は早採りしたトウモロコシですから、本来は穀類に近いわけです。トウモロコシの中でも特に糖度の高い、甘い品種をスイートコーンと呼んでいるのです。

トウモロコシの栄養は、朝よく食べるコーンフレークを考えればいかに優れているか容易に想像がつくと思います。

今回はスイートコーンを使って作るトウモロコシご飯ですが、何と言ってもポイントは芯からダシを取ることです。

この一手間がうーんと美味しいトウモロコシご飯を作ってくれますからね、芯は絶対捨てないようにしてください。

スイートコーンからコーンスープなどを作るときも同様ですよ!

材料(作りやすい量)

米 2合 スイートコーン 1本 ダシ昆布 5cm角を1枚(無ければ入れなくてもよい) みりん 大さじ1強 塩 小さじ1 バター 15g 醤油 少々

作り方

米は洗って夏季の場合30分ほど水の中におき、ザルに上げる。 1.の間にスイートコーンの皮を剥いてヒゲを取り3等分に切ったら、包丁で実を削ぎ落とす。 鍋に650mlの水、2.で残ったスイートコーンの芯と塩少々(分量外)を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして15分程度煮詰めてダシを取る。

炊飯器に1.の米を入れ、炊飯器の目盛りに従って3.で取ったダシを加える。 4.から大さじ1強のダシを取り出し、代わりに同量のみりんを加え、昆布・塩・バター・醤油と2.のスイートコーンを加えてさっと混ぜて普通に炊けば完成。

和える方が良くなぁい? 〜 トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ

イタリアンレストランなどでよく出てくるカプレーゼ、トマトとバジルとモッツァレラチーズがお行儀良く並んでいます。

でも、あれっていつも思うんだけど食べにくくない? 正直に言っちゃうと……。

だから家で食べるときは、食べやすい大きさに切っちゃって和えることにしているんですよ、姉さん家ではね……。

黒オリーブは無くてもいいけど、最近は輸入品でかなりお安く手に入るようになったので、できればあった方が美味しくなると思います。

材料(作りやすい量・3人分くらい)

ミディトマト 8個(完熟・小さめ) モッツァレラチーズ 1個(100g) 黒オリーブ 8粒(種抜き) スイートバジル生葉 適量 オリーブオイル 大さじ3 塩、コショウ 各少々

作り方

トマトのヘタは取り除いて、食べやすい大きさの乱切りにする。 モッツァレラチーズは水気を切り、食べやすい大きさに切る。 オリーブは輪切りにする。

バジルは葉のスジを除き、食べやすい大きさにちぎる。 1.〜4.の材料をボウルに入れ、塩・コショウをし、オリーブオイルをかけて和える。 器に盛って、完成。食べるまでは冷やしておいてね。

ご飯に良し! ビールにも良し! 〜 甘唐辛子のピリ辛みそ炒め

夏になると甘唐辛子やピーマンがぐーんとお安くなりますね。

これらはめんつゆや味噌で味付けすると、ご飯のおかずやお酒のツマミ、お弁当の一品にもなってとても便利なんですよ。

今回はその中からちょっとだけ大人味のピリ辛みそ炒めをご紹介。

レンジを使って予め加熱しているので、火を使う時間を極力短くし、「時短」と「暑さ対策」を兼ねたレシピです。

今回、甘唐辛子は伏見唐辛子を使いましたが、万願寺唐辛子やシシトウなど手に入れやすいもので作ってみてくださいね。

材料(作りやすい量・3人分くらい)

甘唐辛子 200g(今回は伏見唐辛子を使用) 赤みそ、砂糖 各小さじ2 酒、醤油 各小さじ1 豆板醤 小さじ2/3(なければラー油で代用) ゴマ油 小さじ1 サラダ油 大さじ1/2

作り方

ピリ辛みそを作るため、サラダ油以外の調味料を先に混ぜ合わせておく。 甘唐辛子のヘタの部分を切り落として食べやすい大きさに切り、耐熱袋に入れてレンジで1分加熱する。 フライパンにサラダ油を熱し、3.でレンジ加熱した甘唐辛子を炒める。

3.に1.で用意したピリ辛みそを加え、サッと絡め合わせれば完成。

市販品のソースに一手間加えて 〜 ナスのラザニア風

ラザニアはみんなが大好きなイタリア料理の定番ですが、ホワイトソースとミートソースを一から作るのはちょっと手間。

材料もいろいろと揃える必要があるし、ソース作りもかなりの時間がかかってしまい大変です。時間があるときなら面白いんだけど……。

それにラザニアシートは他のパスタと比較してもけっこう値が張りますし、贅沢を楽しむ日ならいいけど、普段は遠慮しちゃいます。

そこで今回のレシピはラザニアシートを夏には必ずと言っていいほどお買い得になるナスに代えて作ってみました。

使うソースも手抜きをして、市販品にひと手間加えただけの簡単なものにしちゃってねっ。

材料(作りやすい量・3人分くらい)

ナス 2本(大きめ) ニンニク 1片 ホワイトソース(市販品) 160g ミートソース(市販品) 140g とろけるチーズ(シュレットタイプ) 50~100g オリーブオイル 大さじ2.5 塩、コショウ 少々

作り方

ナスは7~8mmの厚さで縦にスライスし、ニンニクはみじん切りにする。 フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、1.のナス1本分の両面を焼き、塩、コショウをして取り出しておく。同様にしてもう1本も焼いて取り出しておく。(ここでしっかりとナスに火を通してください) 2.で使用したフライパンにオリーブオイル大さじ1/2とみじん切りのニンニクを入れ弱火で炒める。香りが出て色付いてきたらミートソースを加えて混ぜ合わせる。 キャセロール(厚手の耐熱容器)にホワイトソースを敷き、2.のナス、3のミートソースの順にのせる。更に、ナス、ミートソース、ホワイトソースの順に重ね、最後にチーズをのせる。

オーブントースターでチーズがこんがり色付くまで焼けば完成。

§

姉さんの「夏野菜」レシピ、いかがでしたでしょうか?

初心者でも十分に作れるものばかりなので気軽にトライしてみてくださいね。むしろ手抜きし過ぎの感さえしますけど……。そこはお許しを……。

夏本番! 暑さに負けないように「夏野菜」をしっかりと取ってくださいね。

書いた人:ホマレ姉さん

1997年に岡山県で新規就農、有機野菜農家のホマレ姉さんです。オシャレなレシピからビギナー向け簡単レシピまで、貴方の「美味しい」と「ワクワク」を刺激する記事を目指します。

Twitter:@homarecipe facebookページ:ホマレ姉さん ブログ:今日、何食べよう?~有機野菜の畑から~

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