京都の繁華街にある骨董喫茶。レトロな雰囲気をぷんぷん醸し出す【ライト商會】
猫に、骨董品に、喫茶に、ギャラリー。
京都の繁華街、寺町通のMOVIXから目と鼻の先に、ちょっとアングラな香りのするステキな喫茶店があります。
「ライト商會」という名前の、骨董喫茶店兼ギャラリー。
レトロな雰囲気をぷんぷん醸し出すこちらは、京都の繁華街のど真ん中にあります。
MOVIX京都の入り口横、目的が無いと絶対に曲がらなそうな少し怪しい路地をゆくと、本当にもうすぐそこです。
ライト商會の前から路地を振り返るとMOVIXが見えます。
化けて出ます、の看板。
(あとで伺うと、これはお客さんが持ってきたもので、お客さんが持って帰り次第無くなるとのこと。目印にはならないかもしれません)
ステキな骨董品の数々
店内に展示されているのは、古今東西さまざまな骨董品たち。
明治時代以降の照明・家具・食器・人形・ガラス製品等はオーナーさんが集められているとのこと。値札は貼られていませんが、これらは商品だそうです。興味のある方は、お店の人に声を掛けてみてください(素敵だ…けど、普通のご家庭にはなかなかハードルの高いインテリアかもしれません。ウチに飾っても浮くんだろうな…)。
濃いキャラの人々
「佐藤飛行器です。よろしくお願いします」と自己紹介頂いた店員さん(写真左) 。
思わず「本名ですか?」と訊いてしましました。「よく言われます、本名です」「ご両親、飛行器好きなんですか?」「それもよく言われます。たぶん、好きだと思います」
それから写真右、腰まである長髪の男性は写真家のかなおかだいこんさん。
ライト商會の1階は喫茶店兼骨董品店、2階はギャラリーになっています。
取材日にはあいにく展示はなかったのですが、ライト商會で何度か個展をされたことのあるそうで、取材に同席してくださいました。
かなおかさん:どうも、かなおかだいこん(ジュリー)です。
mamita:ジュリー…ですか
かなおかさん:かなおかだいこんは作家名です。ジュリーは今なんとなく考えました。
伝わり切るでしょうか、この独特のオーラ。身長180センチオーバー、腰まである天然パーマのロン毛、腕にはびっしりとアーティストの魂が刻まれています。この刻まれた魂たち、よく見ると猫とカメラなんです。
mamita:猫、好きなんですか
かなおかさん:今は家に18人います。そのうち3人は里親募集中ですが(匹ではなく人、と毎回そう話されていました)
外に置いてある化け猫の看板も、かなおかさんが持ち込んだものだそうです。
奪われた取材用カメラ
「いいカメラ持ってるね、ちょっと貸して」とかなおかだいこんさん。
取材用のデジタル一眼レフをお渡しすると、店内をぱしゃぱしゃ撮影し始めました。
(撮影:かなおかだいこん)
さすが写真家さん、良い写真をたくさん撮ってくださいました。何枚かしれっと記事に使わせて頂きます。
(メシ通の取材で何件かお店を回ってるんですが、ライト商會は写真撮影ラクやったわぁ)(悪い記者の心の声)
紅茶とケーキを頂きます
さて。素敵なアンティークの空間の中で、優雅なティータイムをさせて頂きます。
注文したのは「本日のケーキセット」です。ケーキはガトーショコラでした。食器もアンティークで可愛いですね。
本日のケーキセット(800円)
メニューまでアンティーク。
はー至福の時間だ‥。
ごちそうさまでした!
(撮影:かなおかだいこん)
看板猫「梅ちゃん」。気ままに店内をウロウロしてるネコさんは、2歳のキュートな女の子。梅ちゃんです。べっぴんさんやわぁ。
飛行器くん:「お客さんがつれてきたらしいです。屋根から落ちたところを拾ったとか…お店で飼ってるんですが、実は僕、猫アレルギーで…」
コスプレ好きなんですか?→いいえ、普段着です
ところで気になったのが、飛行器くんのファッション。
中世ヨーロッパの貴族風の出で立ち。お店の雰囲気に合わせているのかと伺うと「普段着です」と予想外の回答が。
飛行器くん:友達とよく、洋館でお茶会したりするんですよ。もちろんみんなこういうファッションで
mamita:コスプレの撮影会とかではなく?
飛行器くん:普段着です
mamita:今日は何系っていうんでしょう、中世ヨーロッパの貴族風の服装されてますが、他にはどんな洋服を持ってますか?
飛行器くん:着物とか、軍服とかも好きですね
ギャラリー
2階のギャラリーに案内して頂きました。
2階もアンティークな雰囲気で、かなり広さがあります。
椅子やソファなども置いてあるので、展示を見に来たお客さんもくつろいで行けそうですね。
ギャラリーは1万円〜1万5千円で利/日で利用可能だそうです。
スタジオ利用の場合は3時間程度で4〜5千円からご相談ください、とのことです。
スタジオ利用…即席でさせて頂きました。取材用カメラを持ってフォトジェニックな飛行器くんを前にしていたら、もう撮らせてもらうしかないでしょう。
ポーズがサマになる飛行器くん。
撮影用に出してきてくれた小道具は、ハリーポッターのマルフォイの杖だそう。オリバンダーの店ではなく、ヤフオクで購入したそうです。
繁華街でのお買い物や京都観光の休憩に、アンティークな空間でゆったりとくつろげる雰囲気のお店でした。
近くまで来られたら是非立ち寄ってみてください。
店舗情報
ライト商會 三条店
住所:京都市中京区寺町三条下ル一筋目東入ル
電話番号:075-211-6635
営業時間:12時〜20時
定休日:月曜定休
1階:喫茶&BAR 2階:ギャラリー
書いた人:
mamita
ひとり結婚式をした人として恋愛コラムからベンチャー企業取材までネット上に文章を書いています。ライター兼アマチュアボクサー。犬2匹+人間3人+夫と共に京都の町家シェアハウスで暮らしています。
黒歴史STORYS:mamita . | STORYS.JP Webサイト:三十路でひとり結婚式