ワンステップ上の「カメラ女子」!人気作家がフォトコラージュ講座で指南
最近では、街でデジタル一眼レフを片手にスナップ写真を撮影している女子を見かけることが珍しくなくなり、「カメラ女子」という言葉もすっかり定着した感があります。写真をメインとしたブログを作る女子も増えています。
でも、中にはそれだけでは飽き足らず、世界でひとつしかない作品を求めて、ワンステップ上を目指す人たちが「コラージュ」に注目しているようです。
「でも、どのようにはじめたらいいか分からない」という人も多い様子。
そこで、女子限定のフォトコラージュ講座が開催されるということで、表参道にあるタウンデザインカフェに行って参りました。
会場には、20代を中心とした写真好きな女子たちが席が足りないほど集まっていて、関心が高いことを実感。
席には、ひとりひとりに、のりとカッター、そして素材となるおしゃれなプリント紙などが用意されていました。
また、テーブルにはパナソニックの小型デジタルミラーレス一眼「LUMIX GF3」が用意されており、自由に試し撮りができるようになっていました。1210万画素・電動ズームレンズ付属といったスペックもさることながら、ホワイトやピンクといったカラーもラインナップされていて、女子たちも皆興味深々といった様子。
講座では、まず人気カメラマンの鈴木知子さん *1 が、「自分の好きなテイストを見つける」というテーマで、被写体の見つけ方やカメラの種類、撮影技術などをレクチャー。
「自分が興味あるもの、例えば料理などを自由に撮ってみることからはじめるのが一番」という鈴木さん。「よい写真を撮るには、”伝える”ことを意識すること。そのために、余計なものは写さないような構図にしたり、ピントの位置が重要になってきます」というアドバイスに、皆熱心に耳を傾けていました。
また、「女性はモノクロで撮影すると美しく見えるので私もプロフィール画像はそうしてます。カメラの補正機能でセピアにするのもおすすめです」といった耳よりな情報も!
どうしても置きやすい手ブレ対策として、「脇を締めて、静かにシャッターを押す。ストラップを手に巻くのも対策になります。壁を見つけて身体を固定するのも効果的です」といった具体的なテクニックを実践を交えて教え、受講生の皆さんも熱心にメモを取っていました。
次に、スターバックスコーヒーのタンブラーのデザインを手がけているクラフト作家の井上陽子さん *2 が登場。
「自分が何を見せたいのかを考えて作品作りをしていきます」という井上さんは、「写真をマスキングテープで壁に張るだけでもおしゃれ。和紙やマット紙に印刷してみるだけで独特の質感がでるので、是非挑戦して欲しいですね」と語り、素材としての写真の秘訣を教授。
コラージュのコツは「まずは写真を選んで、その上から地味な色、差し色の順番で重ねて貼っていきます」と話しました。
その後は、あれこれ考えずに実際に体験! ということで、用意された封筒に、鈴木さんが「LUMIX」で撮影した写真と英文字がタイプされた紙などを張っていくワークショップに突入。
ただ張るだけでなく、「ちぎってみたり、自由にしていいんですよ」という井上さんのアドバイスをもとに、受講生たちはお気に入りの素材を見つけて思い思いに自分の作品を作っていきました。
完成後は、テーブルを囲んで発表会!
それぞれの作品のテーマやポイントを披露。中には井上さんも驚くような作品が出来た受講生も!
イベントを終えて、鈴木さんは「今回、封筒にするための写真、というテーマができました」と語り、井上さんは「ちょっと大きな話ですけれど」と前置きしつつ「人生が取捨選択と整理整頓。ひとに惑わされず好きなものを囲まれて楽しく生きていければいいですね」という感想を述べました。
このようなイベントやワークショップは、今後いろいろな場所で開催される機会が増えそう。
「ただ写真を撮るだけではつまらない」と感じている皆さんは、フォトコラージュに挑戦してみたり、このようなイベントに参加してみるといいかもしれません。
*1 すずちゃんのカメラ!かめら!camera!
http://suzucamera.exblog.jp/
*2 CLAFT Log.
http://www.craft-log.com/