[動画]高校野球のグラウンドが目の前に存在した!舞台『おおきく振りかぶって』だからこそ生まれる球児たちの熱量
ひぐちアサ先生原作による大人気野球漫画『おおきく振りかぶって』が舞台化。2月12日まで池袋サンシャイン劇場で上演中。日本随一の人気劇団・キャラメルボックスの成井豊氏が手がけた、舞台版『おお振り』の様子を動画を交えてレポートします。
“人が人を想う気持ち”をテーマに、「誰が観ても分かる」「誰が観ても楽しめる」エンターテインメント作品を創り続けている成井氏が、「弱者の物語」と評した『おお振り』。舞台上には、熱い高校野球のグラウンドが存在していました。
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主人公の気弱なピッチャー、三橋を演じるのは『仮面ライダーゴースト』で主演を務めた西銘駿さん。
バッテリーを組む阿部は、多くの舞台作品画で活躍し、現在日本テレビ系の木曜ドラマ『リピート ~運命を変える10か月~』にも出演している猪野広樹さんが演じます。
モモカンこと百枝まりあを演じる久住小春さんは「男勝りな役をやったことがなくて稽古場から苦戦した」と語りましたが、快活な姿はモモカンそのもの。あの甘夏絞りシーンも再現!
そして、マイクをつける作品が多い中、舞台版『おお振り』は、キャラメルボックスの成井氏演出ということもあり、マイクなし! キャストの生の声を後ろのお客さんにまで届けなければならないのです。
気弱な三橋の戸惑うセリフ、思い悩むセリフなども声が届くように演じなければならない……、これは大変です。「40%くらいしか表に出さない三橋の感情を、胸に秘めている部分も出して100%お客さんに伝えたい。気持ちを出すようなお芝居をしている」と西銘さん。「アニメなどとは少し違う三橋かも……」とコメントしましたが、声を張るからこそ届くセリフや演技の勢いがあり、これは舞台版だからこそ生まれる熱量。それを生で観客が感じることができます。
また、原作でも説明されている専門的な知識は、よりわかりやすくコミカルな演出で、筒井俊作さん演じる顧問の志賀先生が大活躍しながら表現。挿入歌にアニメと同じBase Ball Bearの「ドラマチック」を使用しているところもテンションが上がるポイント。
今回描かれるのは原作の最初から夏大の1回戦目までとなっており、上演時間の約半分は野球の試合!
かなりしっかりと野球をしているので、野球がわからない人は少し難しいかもしれませんが、原作ファンなら絶対に楽しめるのではないでしょうか。
成井氏が、「一人一人の人生、一人一人の感情をぶつける生々しい舞台になっていると思う」と語った今作。
三橋たち西浦高校野球部だけでなく、三星学園、武蔵野第一高校、桐青高校のメンバーたちが繰り広げる高校野球ならではの人間ドラマにも心打たれます。
舞台上に表現された大きな熱量をもった『おお振り』の世界。当日券は若干数用意しているそうなので、体感したい方は劇場で。6月6日にはDVDの発売も決定しています。
動画:舞台『おおきく振りかぶって』ダイジェスト
https://www.youtube.com/watch?v=5fQJnhSXFdA&feature=youtu.be[YouTube]
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舞台『おおきく振りかぶって』公演概要
・日程:2018年2月2日(金)~12日(月・祝)
・劇場:サンシャイン劇場
・原作:ひぐちアサ (講談社『月刊アフタヌーン』連載中)
・脚本・演出:成井豊(キャラメルボックス)
・出演者:
<西浦高校>
三橋廉 役 西銘駿
阿部隆也 役 猪野広樹
百枝まりあ 役 久住小春
花井梓 役 白又敦
田島悠一郎 役 納谷健
栄口勇人 役 竹鼻優太
泉孝介 役 安川純平
水谷文貴 役 湯本健一
西広辰太郎 役 亀井賢治 役
沖一利 役 関根翔太
巣山尚治 役 元木諒
篠岡千代 役 澤田美紀
志賀剛司 役 筒井俊作
<桐青高校>
高瀬準太 役 金井成大
河合和己 役 加藤潤一
島崎慎吾 役 松本祐一
<武蔵野第一高校>
榛名元希 役 平田雄也
秋丸恭平 役 川隅美慎
加具山直人 役 島野知也
<三星学園>
叶修悟 役 石渡真修
織田裕行 役 鶏冠井孝介
畠篤史 役 吉田英成
舞台「おおきく振りかぶって」DVD
発売日:2018年6月6日(水)予定
価格:8,000 円(税込)
公式 HP:
http://oofuri-stage.com
(C)ひぐちアサ・講談社/舞台「おおきく振りかぶって」製作委員会