秋冬はマリー・アントワネットの耽美な世界に酔いしれる……! 「ベルばら」ファンも必見
没後200年以上経った今でも、その魅力が色褪せないフランス王妃マリー・アントワネット。世紀を超えて人々を魅了するマリー・アントワネットと彼女が暮らしたベルサイユ宮殿での生活を垣間見ることができる展覧会や映画が2012年秋から年末にかけて一気に公開。ベルばらファンや、宮廷の世界観が好きな女性は要チェックです。
40周年記念「ベルサイユのばら展」
18世紀後半のフランス革命を舞台に、悲劇の王妃マリー・アントワネットや男装の麗人オスカルの数奇な運命を華麗な筆致で描いた『ベルサイユのばら』は、少女マンガの名作中の名作。
74年に宝塚歌劇で上演、79年にはテレビアニメの放映が始まり、ファン層はさらに広がっていきます。「ベルサイユのばら展」では、原作のコミックから舞台、映像、そして現在へとつながる「ベルばら」の全貌を紹介。貴重な原画、初公開となるアニメのセル画や設定資料、2005年から朝日新聞「be」で連載中の4コママンガ「ベルばらkids」の原画など約300点を展観。さらに宝塚歌劇の華やかなステージを再現したコーナーも。
お菓子や雑貨、文具など会場限定のオリジナルグッズも販売されるとのことなので、見逃せません。
■会期:2012年9月13日(木)~9月24日(月)会期中無休
10:00~20:00(最終日は17:00閉場)※入場は閉場の30分前まで。
■会場:松屋銀座(東京・銀座)
■入場料:一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生以下は無料。
マリー・アントワネット物語展
フランスの歴史上、最も有名な王妃として名を残すマリー・アントワネット。神聖ローマ皇帝フランツ・シュテファンとマリア・テレジアの末娘として生まれた彼女は、オーストリアからフランスへわずか14歳で輿入れし、その美貌と香り立つ気品でフランス民衆から熱狂的に愛されます。しかし、パリやベルサイユ宮を中心とした優雅で華やかな生活は長くは続かず、やがて37歳という若さで革命の渦に飲み込まれ断頭台の露と消えました。
「マリー・アントワネット物語展」では、パリ市立カルナヴァレ博物館やナポレオン財団
のほか、王妃にゆかりのある名門貴族が代々受け継いできた家宝を含め貴重な絵画や工芸品など史料約120点の他、再現された宮廷衣装や驚きのウィッグも展覧。18世紀フレンチモード界を牽引した彼女の洗練されたライフアウタイルやファッションに焦点を当て、王妃マリー・アントワネットの物語を改めて紐解きます。
■会期:2012年9月15日(土)~11月18日(日)
10:00~20:00 ※入場は閉場の30分前まで。
■会場:そごう美術館(そごう横浜店6階)
■入場料:一般1,200(1,000)円、大学生・高校生900(700)円、中学生以下は無料。
映画「マリー・アントワネットに別れをつげて」
マリー・アントワネットの伝説は、小説や映画など様々に伝えられてきたが、ここに過去の作品群とは全く違う新たな物語が誕生。王妃の朗読係の少女という、今までになかったミステリアスな視点から、ベルサイユの裏側に迫った『マリー・アントワネットに別れをつげて』(原題:Farewell My Queen)は、ベルリンを始めとする数々の国際映画祭を熱狂させ、この冬遂に日本に上陸。12月15日から全国公開となります。
本物のベルサイユ宮殿でのロケを敢行した本作は、息を飲むほどの豪華絢爛な衣装をまとう現代ヨーロッパを代表する美しき女優たちの競演、本物と見まがうばかりの調度品にも注目です。
■公開日:12月15日(土)TOHOシネマズ・シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー。