「あなたには先を越す権利がある」 まどか☆マギカの“仁美さん”の行動を女はどう思う?
現在大ヒット上映中の劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』。筆者も前後編観てきました! 知っている内容のはずなのに所々泣いちゃいました。オタ女仲間同士でも話したのですが、初見よりも二度目以降の方が今後の展開を知っているだけに、悲しくて切なかったりするんですよね……。
さて、今回皆さんに尋ねたいのは『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物・仁美について。仁美は主人公まどかとさやかの親友であり、同じ中学校に通うふんわりしたお嬢様。男子から度々ラブレターをもらうなど人気が高く、天然ボケでありながら、しっかりとした意志を持つキャラクター。
この仁美、物語序盤では平凡だけど穏やかな学園生活の象徴として登場してきますが、中盤からは、さやかの運命自体を大きく変えていく存在となります。それは、仁美さんがさやかに、さやかの幼馴染の恭介のことが好きだと伝えるシーンから。
さやかも恭介のことが好き。仁美もさやかの気持ちに気付いており「さやかさんの方が私より前から彼を見つめていたのだから先を越す権利がある、私は明日の放課後に告白する」と宣言します。
と、これだけならばティーンの恋物語。劇中の和子先生の言うとおり「甘酸っぱい思い出」になるところですが、『魔法少女まどか☆マギカ』では話は別。さやかは恭介の為に魔法少女になっており、結果嫉妬や絶望を溜め込み、追い詰められていきます。
この残酷な物語。アニメの中の話だから、と言ってしまえばそれまでなのですが、「仁美さんの行動をどう思うか」という議論。女同士で話すと、結構盛り上がります。仁美さん擁護派と否定派の意見はざっと以下のとおり。
<擁護派>
・友達と同じ人を好きになるのは仕方がないし、ちゃんと打ち明けたのだから偉い。
・さやかに内緒で恭介と仲良くなろうとしないからすごい。
・アニメでは宣言するシーンだけが流れるけど、仁美もかなり悩んだのでは?
<否定派>
・さやかが魔法少女になったうんぬんは知らないので仕方ないとしても、ちゃっかりすぎる。
・仁美の発言によってさやかが無駄に嫉妬してしまうのが可哀想。
・自分のペースで恋愛させてくれ!
なるほど。どちらの意見もよく分かります。筆者はどちらかというと擁護派……、う~んでも自分が中学生の時にあんなことがあったらかなり焦るだろうなあ、と色々考えてしまいます。
もちろん魔法少女になるならない、は物語の中だけですが、こういった“女子の好きな人かぶり”はよくあること。お友達に裏切られた、もしくは裏切ってしまったという思い出がある方も多いのでは?
女性の皆さん、あなたは『魔法少女まどか☆マギカ』の仁美さんについてどう思いますか? それにしてもこうして色々議論がはずむっていうことは、本当にすごいアニメだなって思います。
劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』
http://www.madoka-magica.com/
※画像は劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイトより引用。