蓬と夢芽の結婚披露宴からスタート!朗読劇×ヒーローショーの「SSSS.DYNAZENON SHOW」アーカイブ配信中
2021年10月17日「SSSS.DYNAZENON SHOW」が開催。今回も「SSSS.GRIDMAN SHOW」からの恒例となっている、雨宮哲監督による書き下ろし朗読劇やオーイシマサヨシさんによるライブパフォーマンス、そして新たな怪獣のお披露目など、盛りだくさんの内容で、なかのZERO大ホールにダイナゼノンがやってきた!
公演の様子は動画配信サービス「ZAIKO」を通じてWeb配信が実施されており、現在もアーカイブ配信が行われているので、今からでもチケットを購入し視聴することが可能だ。
本イベントは新型コロナウィルスの蔓延防止に配慮し、客席を50%のみ使用、また発声応援を自粛しての開催となった。
出演は下記の12名。(敬称略)
濱野大輝(ガウマ)
榎木淳弥(麻中 蓬)
若山詩音(南 夢芽)
梅原裕一郎(山中 暦)
安済知佳(飛鳥川ちせ)
諏訪彩花(ムジナ)
内山昂輝(シズム)
伊瀬茉莉也(稲本さん)
田所あずさ(鳴衣)
鈴村健一(ナイト)
高橋花林(2代目)
オーイシマサヨシ(OP主題歌)
出演者による「バトルゴー!」の掛け声でスタートした「SSSS.DYNAZENON SHOW」。
暗転後に早速始まったのは、雨宮哲監督自ら書き下ろした朗読劇。「幸せになれよ」と題された物語はアニメ最終回の先を思わせるストーリー。あの戦いから10年後、なんと蓬と夢芽の結婚披露宴というシチュエーションから始まる。来賓席にはガウマ、暦、ちせといったいつもの面々以外にも稲本さん、鳴衣に加え怪獣優生思想のムジナとシズムの二人も。
ちせの司会進行、ガウマのゲストスピーチなど、つつがなく進行する披露宴のさなか、感激のあまり南家の親族が引くくらい泣きじゃくる鳴衣。その様子が突然おかしくなったかと思うと、もう存在しないはずの怪獣が姿を表して―――
笑いをたっぷり盛り込んだ台本や、演者たちの熱い演技、そしてダイナゼノンと怪獣の激しいアクションシーンは「SHOW」ならでは。
物販で販売している「インスタンス・ドミネーション」の手の形を模したプレートライトを使った観客参加型の演出なども飛び出し、まさにヒーローショーといった趣を感じることが出来た。
前半の朗読劇が終了すると出演者によるトークショーがスタート。ステージに最初に登壇したのは濱野さん、榎木さん、諏訪さん、内山さんの4人。
トークテーマは「大切な三つのもの」。本編中でのガウマの発言「大切なものは約束と、愛と」に続く最後の「もの」は一体なんだろうかというお題に各人が答えていった。
最初に話題を振られた榎木さんは「人権」と解答。他のメンバーや会場の笑いを誘った。また、怪獣優生思想は当然「怪獣」だろうという内山さんからに対して濱野さんから「そもそも怪獣優生思想の行動原理はなんなんですか?」と質問をする場面も。アフレコの裏話も盛りだくさんなトークが展開された。
2番目のトークショーに登壇した田所さん、伊瀬さん、安済さん、高橋さんによる女子チームのトークテーマは「アフレコの思い出」。
田所さんは鳴衣役以外にも蓬の祖母も演じており、アドリブ的に求められるおばあちゃんの演技が楽しかったとコメント。伊瀬さんからは収録スタジオのロビーでのトレーニングや健康に関する雑談が印象深いと語られた一方、安済さんはスタジオのロビーで目撃したとあるキャストの奇妙な動きについて激白し―――
その他にも特撮ファンの鈴村さんからウルトラ洗脳を受けた高橋さんのおすすめ作品や、怪獣の鳴き声録音裏話などを聞くことが出来る。
3番目は梅原さん、鈴村さん、若山さんに加え、飛び入りゲストとして主題歌を歌うオーイシマサヨシさんが登場。この4人へのお題は「ダイナゼノンを一言で言うなら」。
鈴村さんは「タイヤがかっこいい」と回答。合体前の各メカのパーツが特徴的なダイナゼノンのデザインを「この時代に敢えて武骨なのが良い」と絶賛した。また、若山さんはダイナゼノンが何回でも見ることの出来る魅力的な作品であること熱弁。鈴村さんが「ひと粒で二度美味しい」と纏めると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
他にも作画スタッフの「ある部分」に対する熱量の高いこだわりや、オーイシさんの作中に登場するとあるキャラクターにちなんだ回答など、続きは是非アーカイブ動画で確認してほしい。
トーク後には朗読劇の後半「舞浜駅」がスタート。千葉県浦安市でのデートを終えた蓬と夢芽は、最寄りの舞浜駅で終電を待っていた。そこには何故か暦とちせ、さらにシズムとムジナ、そして何故か世界を去ったはずのナイトと二代目も現れる。
蓬と夢芽のふとしたすれ違いから、見ている方が不安になりそうなほどのギスギスした状況となり、そしてついにはダイナゼノンと怪獣すらも現れて―――
今回ステージで初登場となる怪獣ガギュラの圧倒的な強さ、そして立ち向かうダイナゼノンとグリッドナイトの共闘など、胸が熱くなるバトルアクションは今回も必見。また、前半とは一見繋がりのないエピソードが一つの物語として完結するきれいなオチも見どころの一つだ。
榎木さんと若山さんによるリアルで甘酸っぱい掛け合いを、是非体感してほしい。
朗読劇のエンディングを飾るように、暗転したステージへオーイシマサヨシさんが登場。照明が灯ると怪獣優生思想・ジュウガのコスチュームを身にまとうオーイシさんが主題歌「インパーフェクト」をフルサイズで熱唱! 「立ち上げれ!」の歌い出しとともに観客のテンションも急上昇、歌詞通りに客席は総立ちとなりオーイシさんへ大きなエールが贈られた。
熱い歌唱パフォーマンスもさることながら、ジュウガのコスチュームに身を包み、事あるごとにインスタンス・ドミネーションのポーズを繰り返すオーイシさんのノリノリ振りも見どころだ。ジュウガそのものとなってステージ上を駆け回るオーイシさんの雄姿はぜひ動画で見てほしい。
最後はキャスト全員の挨拶の後、濱野さんの掛け声による出演者全員の「バトルゴー!」の掛け声とともに、色とりどりのサイリウムに見送られて終幕した。また、終了後には今冬には新たな展開があることを示唆する演出も。今後も「GRIDMAN UNIVERSE」の動向に是非注目してほしい。
朗読劇・ヒーローショー・ライブなど様々な要素を織り込んだ本イベント動画はアーカイブ化されており、現在も視聴が可能だ。生中継を見逃した方も視聴できるので、ダイナゼノンファンはこの濃密なイベントをぜひとも楽しんでほしい。
アーカイブ視聴期間は10月24日23:59までとなっている。
また、10月20日にはBlu-ray & DVD「SSSS.DYNAZENON 4」が発売される。180p豪華ブックレット、蓬と夢芽が登場するパッケージ限定エピソードが入ったボイスドラマCD、グリッドナイトとダイナゼノンが活躍する実写映像「グリッドナイトファイト」最終話など特典が盛りだくさん。ぜひ手に入れてほしい。
文= Tokyo Otaku Mode News編集部
撮影 = 竹森 創
オーイシマサヨシ衣装制作:梨愛
【SSSS.DYNAZENON SHOW】
■出演:
濱野大輝(ガウマ役)
榎木淳弥(麻中 蓬役)
若山詩音(南 夢芽役)
梅原裕一郎(山中 暦役)
安済知佳(飛鳥川ちせ役)
諏訪彩花(ムジナ役)
内山昂輝(シズム役)
伊瀬茉莉也(稲本さん役)
田所あずさ(鳴衣役)
鈴村健一(ナイト役)
高橋花林(2代目役)
オーイシマサヨシ(OP主題歌担当)
■「SSSS.DYNAZENON SHOW」オンラインチケット購入ページ
https://ponycanyon.zaiko.io/e/dynazenon1017[リンク]
公式HP:https://dynazenon.net/[リンク]
公式Twitter:@SSSS_PROJECT
(C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
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