2013年は大変化の年!?後半を展望する『CREA』9月号の占い特集は案外社会派?
20~30代女子に根強い支持者が多い文藝春秋のライフスタイル誌『CREA』2013年9月号は、『「星」と「神」が動く!運命を変えるのは今!!」と題した占い特集を組み、岡本翔子さん・石川ゆかりさんが残り5ヶ月となった2013年後半の占星術を公開。日本全国や台湾のパワースポットや開運アイテムも紹介しており、スピリチュアル好きにとっては一読の価値のある号になっています。
『ハーブ占星術』(東京堂出版)の訳者で英国占星学協会会員でもある岡本さんは、巻頭で2013年の星の動きとして、「自由と革命を司る天王星と、破壊と再生の星・冥王星がスクエア(90度の不調和角)を作り続けている」とし、国家的レベルで政治経済に徹底的な変革や改造を促していくとのこと。かつて、戦前の世界大恐慌の時も同様だったとのことで、「ルーズベルトが行ったニューディール政策とアベノミクスには多くの共通点がある」としています。
さらに、蟹座の木星がこの先一年「自分の場所は自分で作れ」とメッセージを送り続けるとして、「豊かな感情、人を思いやる気持ち、共感能力」が混迷の時代を乗り越える力になるとします。最後には、「いつの時代も、世の中を動かすのは政治家や官僚ではなく、好奇心旺盛な女子力だ」という力強い言葉で締めています。
一方、『12星座シリーズ』(WAVE出版)が大ロングセラーになっている石井さんは、世代に着目。『CREA』読者の中心である28~40歳が「氷河期世代」「ロストジェネレーション」と呼ばれ、バブル崩壊や不景気を経験していることを指摘しつつ、土星の位置から特徴を知る星占いを展開。一般的に「不運の星」とされ、「節約・疑念・緊張感・冷却」などを象徴する土星について「高い理想や責任感の裏返し」とポジティブに捉えています。
岡本さんと石井さんに共通するのは、現在の社会的な情勢に触れて、その中で個々の星座についてアドバイスをしているところ。「そろそろオトナとして行動しなければ!」という心をくすぐるあたりに、売れっ子占星術家の秘訣を見ることができます。
また、九氣方位学やマヤ暦、算命学の気鋭の分析でも、「一時代が終わり新しいものを生み出す転換期」ということは共通しているとのこと。どの占いでも、人間関係や家族を大事にして、冷静な目で判断することがポイントのようです。
他にも、みんな大好き鏡リョウジさんのコラムや、遷宮を控える出雲・伊勢のガイド、運気別の風水アイテムなども目を通しておきたいところですが、特に関東・関西で密かに注目を集めている占いカフェ&バーの潜入レポートがかなり詳しくて読み応えあり。特に関西の占い師は写真からも濃いキャラが滲み出ており、怖いもの見たさで行ってみたいかも?
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