6%DOKIDOKIリニューアルで意味深キービジュアルを公開! テーマは「原宿・kawaiiに対しての問題提起」
1995年にオープンして以来、原宿カワイイカルチャーを牽引してきたショップ6%DOKIDOKIが2013年11月16日にリニューアル。公開になったキービジュアルは、これまでのカラフルなイメージとは全く違う、黒を背景にピンクヘアの女の子が布で隠しただけの姿でこちらを見据えているという、挑戦的な一枚となっています。
今回のリニューアルのテーマとして掲げられているのは「Beyond the “Kawaii”」。オーナーでアートディレクターの増田セバスチャンさんは「裏原宿の”裏”という意味が、いつのまに”表”のイメージとなっている今、カウンターでいるということはどういうことか?」と問いかけ、「6%DOKIDOKIがこれからのkawaiiを提案します、という単純な意味ではなく、6%DOKIDOKIから原宿・kawaiiに対しての問題提起です」とコメント。ロクドキが当初よりコンセプトとしている「Sensational Lovely」を進化させるという以上の位置づけがなされている模様。
きゃりーぱみゅぱみゅのMVのアートディレクションをはじめ、2013年9月に竹下通り沿いにオープンした新スポット『CUTE CUBE HARAJUKU』のオブジェ「Colorful Rebellion “OCTOPUS”」のデザインなどを手がけ、原宿文化の最重要人物である増田さんの言葉だけに刺激に満ちており、ロクドキ支持者に留まらない影響を放つのではないでしょうか。
増田さん自身がディレクションしたキービジュアルは、これまで幾度も登場してきたカラフルなおもちゃやアクセサリーが壊れて山となっており、ロクドキのアイテムで全身を固めていたショップガールが何も身につけずに存在しているというセンセーショナルかつ意味深な内容。増田さんは「破壊することこそ創造力。湧き出る衝動こそ原動力」ともコメントしており、閉塞感が漂う現状を打破するという想いが込められているようにも取れます。
今後、ピンク・イエロー・水色などが散りばめられた現デザインのショップは2013年11月4日までの営業で、11月5日から11月15日までは休業期間に入るとのこと。「願わくば、この世から現ショップが無くなっても皆さんのココロにいつでも存在するくらい、現形態のショップを覚えていてくれたらと思います」とのことなので、ロクドキと原宿の歴史を目に焼き付けたいというファンの多くが足を運ぶことになるのは間違いないところ。
今や原宿だけに留まらないジャパンカルチャーの軸となっている”カワイイ”。その最前衛が投げかけた”問題提起”はどのような姿なのか、今は固唾を呑んで待つしかなさそうです。
6%DOKIDOKI 日本語公式サイト
http://www.dokidoki6.com/