嵐ハワイツアー「ARASHI BLAST in Hawaii」に参加してきた【感動のコンサート編】
2014年9月19日、20日の2日間、ハワイにて行われた嵐のコンサート『ARASHI BLAST in Hawaii』。嵐デビュー15周年を記念し、結成の地、ハワイでのコンサートだ。15年間、着々と成長し、大きくなっていく嵐とそれを応援し続けるファン。15周年のコンサートはどのようなものになったのか、少しだけお伝えします。
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9月19日、17時半開演予定。野外の特設ステージで、空はまだ明るい。十数年に一度の異常気象と言われてハワイなのに湿度が高いこの夏。むっとした熱気の中待っていると、ステージのスクリーンに嵐の今までのシングルのPVが流れ始める。
どこから嵐が登場するのか、ソワソワ周りを見渡す観客。するとバタバタバタバタという音が上空から聞こえてきた。……まさか、ヘリ!? スクリーンにはヘリの中の様子が映し出され、そこにはサングラスをかけた嵐メンバーがいた。
たちまち大きな歓声に包まれる会場。観客の上空を旋回したあと、ヘリから赤い衣装にサングラス姿の嵐が降りてきた。
サングラスを外し、颯爽とステージに上る姿はスターそのもの! 最初の曲はもちろん「A・RA・SHI」、続いて「Lucky Man」「五里霧中」とオープニングから勢い良く飛ばす。ハワイの雰囲気にぴったりな「ハダシの未来」と続き、ここで意外な「PIKA☆NCHI」。
この「PIKA☆NCHI」はすごかった。今の嵐が歌って踊る「PIKA☆NCHI」は2002年の発売当時とは違う楽曲のよう。激しいダンスにクラクラするような色気が加わり、とにかくカッコいい! 発売当時のまだ初々しさが残る彼らの荒削りなダンスやパフォーマンスが記憶に残るナンバーだが、大人になって歌やダンスが洗練された嵐だと、こんなにも違うものなのか。本当に泣けてくるほどカッコいい、と思ったのだが、隣のファンの人もまったく同じ感想を言っていたほど。30代での「PIKA☆NCHI」。これは早くDVD&Blu-rayで観たい。
ハワイアンアレンジも披露
ハワイならではとなったのが、「マイガール」と「Everything」。この2曲をハワイアンアレンジで夕日をバックに披露。海と夕日と嵐のシルエットが美しいステージは、このハワイコンサートでしか見ることの出来ない風景。また「マイガール」も「Everything」もこの情景にマッチし、ゆったりとした空気が流れる最高の空間となった。
嵐の節目の出来事を振り返り、語る
今回のコンサートはJr.がいないというのもあってか、合間に嵐のインタビューVTRが挟まれた。デビューからアジアツアー、5大ドームツアー、国立競技場コンサートなど、嵐にとって節目となるような大きな変化、挑戦をしたときの想いをそれぞれが語った。
「今が攻める時だって思った(櫻井)」「CDが出て終わりじゃなくて、ライブでその曲をやって、お客さんが歓声をあげたり一緒に歌ってくれてはじめて完成するんだよね(相葉)」「また一つ夢が叶った瞬間(松本)」。メンバーの言葉に、一緒に当時を思い出し、涙が溢れてくるファンも。当時の嵐の映像と、今のメンバーの言葉と、微かにすすり泣く声が響く会場。
さらに10周年を迎えたときの気持ちや紅白の司会を務めることになった話、コンサートについての想いも語り、「地に足をつけたくても、なかなかつけない(大野)」という言葉は、それほどめまぐるしく状況が変化していったんだな、と感じさせる。
その中で「嵐っていう普通の男の子たちが、ある一定の条件を満たすと神格化するんです。その一定の条件がコンサート」と語ったのはにの。そんなこと自分でよく言うよ! とちょっと恥ずかしいとも思ったが、でも不思議と納得してしまう言葉だった。
そしてジャニーズだからこそ「まだまだ踊れる」「見所は、嵐が全力で歌って踊ってるところ」と、今でもまだ“歌って踊ること”への意欲をみせるメンバーたち。そこから「Monster」、アクセントダンス、「誰も知らない」「P・A・R・A・D・O・X」と怒涛のダンスタイムへ流れ、これでもかというくらい、歌とダンスで観客を魅了した。
本編最後は「Troublemaker」「ワイルド アット ハート」「GUTS!」で会場と一体となり豪華に打ち上がった花火。おなじみとなっている「感謝カンゲキ雨嵐」でキラキラとした
笑顔で去っていった嵐。しかし、その後再びステージに戻り、最後の挨拶が始まると、大ちゃんが一旦は喋られなくなるほど号泣。続いて相葉ちゃん、松潤も泣いてしまう。
それぞれが急に「嵐」になった15年前の不安や葛藤を語り、でも今は不安はない、嵐で良かった、誇りだと言ってくれたことに、応援してきたファンは涙が止まらなかっただろう。
そして珍しく、「普段からも、歌を聴きたいと思ってくれてありがとう。テレビに出てほしいと思ってくれてありがとう」と丁寧に、そして素直に感謝の気持ちを伝えたにの。“自分たちがただカッコいいから、面白いからやりたいって自分をだしてもしょうがなくて、みんなが満足しないといけない”と考えていること、「みんなを信じてやってきたら、ここに立ってました」という感謝の言葉に感動。
またいろいろな場面で、メンバーそれぞれから「5人で」という言葉が出ていたことも嬉しく印象的で、メンバーとファンに感謝の気持をいつも伝えてくれる嵐はやっぱり最高に魅力的だ。
アンコールの「season」では、デビューから今までのメンバーの写真が映しだされ、最後は松潤がもう一度撮影したいと言った、15年前と同じ思い出の場所で撮影した今の嵐の写真と“Big Love&Thank You 嵐”の文字。そしてみんなの「A・RA・SHI」を歌う声で幕を閉じた。
あっという間の2時間半だったが、15年を振り返ったことで、やっぱり“嵐が好き”という気持ちを再確認できた今回のハワイコンサート。Johnnys webにも嵐メンバーから今回のツアーへのメッセージが寄せられ、一大イベントはひとまず終わったと思うところ。
だが、10月、11月はなんだかハワイで収録した特番がいくつも待っているようだ。まだもう少し、ファンにとっての“嵐&ハワイ”は続きそうだ。
【「ARASHI BLAST in Hawaii」2014.9.19―20 セットリスト】
1. A・RA・SHI
2. Lucky Man
3. 五里霧中
4. ハダシの未来
5. PIKA☆NCHI
6. PIKA★★NCHI DOUBLE
7. Love so sweet
8. Oh Yeah!
9. きっと大丈夫
10. Step and Go
11. Happiness
12. Believe
13. 5×10
14. マイガール(ハワイアンVer.)
15. Everything(ハワイアンVer.)
16. Summer Splash!
17. CARNIVAL NIGHT part2
18. Monster
―アクセントダンス―
19. 誰も知らない
20. P・A・R・A・D・O・X
21. Your Eyes
22. 迷宮ラブソング
23. Troublemaker
24. ワイルド アット ハート
25. GUTS !
26. 感謝カンゲキ雨嵐
~アンコール~
27. Season
28. Bittersweet
29. エナジーソング~絶好調超!!!!~
30. A・RA・SHI
<会場エリアレポート編>
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