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Nov 23 2024

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大反響の『SNS盛』犬山紙子さんインタビュー 意識したいのは「同性ウケ7割・異性ウケ3割」

自分をアゲるのもサゲるのもSNS次第? 『負け美女』、『女は笑顔で殴りあう マウンティング女子の実態』(瀧波ユカリさんとの共著)、『嫌われ女子50』など、次々と女子の共感誘う本を出版している、犬山紙子さん。新著『SNS盛り』が現在好評発売中です。

『SNS盛り』とは、Facebook、Twitter、instagram、LINE、多種多様なSNSサービスたちを賢く使う事で、友人関係、恋愛、仕事で自分の魅力を“盛って”行こう! と、犬山さんの経験談を交えながら、色々なアイデアを提案するハウツー本としても、読み物としても楽しめます。

自分の得意分野を振り返った時に、「私、SNSでデビューしてる!」と気付いたという犬山さん。「SNSでニートから脱却、いつの間にかコメンテーターの仕事までさせて頂くように……」と、自身がSNS盛りで仕事や人間関係を築いてきた犬山さんだからこその説得力ある一冊です。今回は、オタ女の読者むけに今すぐ使えるテクニックや、本のオススメポイントを聞いてきたぞ!

―『SNS盛り』楽しく読ませていただきました! この本のアイデアはどんなきっかけで生まれたのですか?

犬山紙子:自分自身がSNSで作品を発表した事からお仕事をいただいたり、知り合いを増やしてきたという経緯があったので、SNSを上手に使って仕事や恋愛に活かす簡単なテクニックをまとめたいなと思いました。

あと、最近SNSにプライベートな写真や個人情報をどんどんあげちゃう若い子って多いじゃないですか。そんなのあげたらダメだよ、危ないよ! というオバちゃんからの想いもあります(笑)。最近やっと学校で使う教科書にSNSの使い方について取り扱いがはじまったみたいなんですが、そうやっていかにも“勉強”とすると、読まない子も多いと思うので、楽しみながら学んで欲しいなと思いますね。

―確かに顔写真をアップしていてかつ、最寄りの駅とか近所のコンビニとか、そういった特定されちゃう情報を書いている子って多くて心配になっちゃいますよね。それって恐い事なんだよ、と。あとは、これも若い女子に多い「構ってちゃん」投稿。

犬山紙子:「熱が出た」って体温計の写真と一緒につぶやくヤツですね。本当に困ったらLINEやメールで直に友達に連絡すれば良いんだけど「構って欲しい」んですよね。構ってそれは悪いことじゃないけど連発すると、本当に困った時に誰も助けてくれなくなっちゃいますよね。

でも、そういう構って欲しい、病んでるアピールをしている女子のつぶやきをそっとファボって「ちゃんと見てるよ」って伝えられる男子は出来るなって思います。これは男性に実践して欲しいテクニックですね。

―その他、犬山さんから見て、このSNSの使い方はちょっと……というケースはありますか?

犬山紙子:好きな男子のつぶやきをファボりまくるとか、その男子の周りに知り合いじゃないのに絡みまくる人。周りから固めている感はバレバレですよね(笑)。あとは、本の中でも紹介しているんですが、写真加工アプリで足を伸ばしすぎて、背景がボコボコになっている子。あれはちょっと面白いですね! 全身コーデの写真をアップする時、後ろの壁に柄や線が入っていると、伸ばした時におかしくなってしまうので注意です。

―確かにそれは危険ですね! 伸ばす時は白い壁で……と。犬山さんご自身もinstagramにて(https://instagram.com/inuyamakamiko/)コーデをアップしたりしていますけど、みんなとてもキレイでかっこいいです。

犬山紙子:最近の写真加工アプリって本当に優秀なんですよね、すっかりハマってます。でも、毎回足を伸ばしているわけじゃないんですよ! 10回に1回くらいはそのままですと言っておきます(笑)。

私はTwitterとインスタ(instagram)だと、Twitterの方がフォロワーが多いのですが、「いいね!」はインスタの方が多くつくんですよね。インスタはとにかく平和なんですよね。「マウンティング(※)」も無いし、出会い厨のおっさんからの変なコメントや「クソバイス(※)」も少ない。インスタは写真をアップするという特性上、使っている人の顔がちょっとだけ見えますよね、だから変な事書きにくいんだなと思って、安心して使えます。

後は、インスタはもちろん男性のユーザーはいるんですが、女子が“女子ウケ”に走れる場所なんですよね。コーデを投稿している子も、男ウケは考えてない。女子校みたいな空気感がとても居心地が良くて。

―コメントも「カワイイ!」とか「どこで買ったの?」とか素直なものばかりですね。私もインスタだとご飯の写真やアクセサリーとか、THE女子な投稿しやすいです。

犬山紙子:皆さん自然と使い分けてるんですよね。私もTwitterとインスタでキャラが違うねってよく言われます。Twitterでは自虐だったりカッコつけない自分なんだけど、インスタでは思い切りカッコつけちゃえ! みたいな。私、インスタをやっていない頃はオシャレ欲をどこに発散すれば良いのか分からなかったんですが、今は思い切りぶつけています。

―FacebookやTwitterには投稿しづらいオシャレネタをインスタにぶつける、女性にオススメのテクニックですね。その他、SNS全体を通して伝えておきたい事はありますか?

犬山紙子:盛る=自慢では無い! という事ですね。勘違いされがちなのですが、盛るっていうのは自慢するって事では無いので、ある程度の“抜け”は必要だと思います。本でも紹介していますが、上手に出来た料理をアップする時に「○○を隠し味にすると良いよ」と、有益な情報を一つつけるだけで嫌味じゃない。海外旅行の写真でも「この日の為に毎日節約した甲斐があった〜!」とかの方が素直で見る側も楽しいですよね。

SNSではリアルな友人も、会った事の無い人ともつながる事があると思いますが、毎日会う人と、会わない人だったら会わない人の方が圧倒的に多い。そうすると、SNSの印象が強くなる。SNSに書いている事=その人のイメージになるので、SNS盛りはセルフプロデュースだと思います。インスタはちょっと違うんですが、男性でも女性でも「同性ウケ7割、異性ウケ3割」を意識しておくと、どのSNSでも気持ち良く使えると思いますよ!

―私も、自慢では無く盛っていきたいと思います。今日はどうもありがとうございました!

※マウンティングとは……本来はゴリラなどが相手の背中に乗り、自分の優位性を誇示すること。 転じて女子の世界では、一見攻撃してるとわからないぐらいオブラートに包んで相手を攻撃し、自分を持ち上げる行為を指す。詳しくは『女は笑顔で殴りあう マウンティング女子の実態』を読もう!

※クソバイスとは……求められてもいないのに繰り出されるクソみたいなアドバイスのこと。相談もしていないのに「そんなファッションじゃ彼女できないの当たり前だよ。もっとおしゃれしたほうがいい!」や「ネイルアートって男ウケ悪いんだよ? 清楚な爪がいいんじゃない?」などとアドバイスする。

犬山紙子さんのSNS情報!

Twitter:犬山紙子 (@inuningen)
https://twitter.com/inuningen [リンク]

instagram:犬山紙子 (@inuyamakamiko)
https://instagram.com/inuyamakamiko/ [リンク]

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記者プロフィール

藤本エリ

日常系アニメと、黒髪・細身キャラクターをこよなく愛するライター。一番応援している声優は小野大輔さん。

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