井上祐貴の色気ある食事シーンのこだわりとは?「イケメン×グルメ」ドラマ『イケメン共よ メシを喰え』細見くんとダーツデート風写真満載!撮り下ろしインタビュー
土曜深夜の『真夜中ドラマ』で放送中&配信中の同名漫画を原作とした「イケメン×グルメ」がテーマの新感覚ドラマ『イケメン共よ メシを喰え』より、井上祐貴さんの撮り下ろしインタビューをお届けします。
話題のコミック本を原作に、毎話タイプの違うイケメンが登場! 超少食だったはずがイケメンがご飯を食べる姿にムラムラし、食欲が増進するちょっぴり変わった(!?)女性の日常を描く本作。
井上祐貴さんは、重度のイケメンオタクの主人公・池田好美(筧美和子)に想いを寄せる“残念なイケメン”後輩・細見賢人を演じています。
井上さんに本作の撮影エピソードやドラマ後半に向けて見どころを伺いました。
細見くんメイクの濃いめの涙ボクロのある撮り下ろし写真は必見! 仕事終わりの細見くんとオトナのダーツデートをしている雰囲気をたっぷりとお楽しみください♪
――今作のテーマや台本を読んだ感想を教えてください。
井上:まず、グルメを題材にした作品に僕はずっと出たかったんです。それが1つ叶う嬉しさが一番にありました。それは原作も台本も読む前です(笑)。読んでからテーマ自体も楽しみになりましたが、プラスαで好美先輩と細見くんはちょっとずつ近づいたと思ったら「おいお前ら!」ってツッコミどころのある2人の関係も楽しかったです。
全12話を通して近づいたと思ったら離れて最後どうなるのか?だったり、人間関係の描かれ方もすごく面白くて読み進めるのも本当に楽しくて。だから本当に撮影が楽しみで仕方なかったですね。
――原作の“イケメンの食事シーンに好美が性欲を感じることで食欲を掻き立てられ食べ進める”という設定についてはどう感じましたか?
井上:正直、意味がわからなかったです(笑)。共感できる方ももちろんいらっしゃると思いますが、僕はもう「どういうこと?」って最初は思いました。イケメンが食べている姿を見てムラムラする、というのはどうしても理解し難くて。でも、好美に感情移入して読んでみると、不思議と理解出来ている自分がいる感覚もあって。最初に読んだときの「ほんとに?」という衝撃は、もう今はなくなって「そういうものか」と。客観的に見たら不思議な世界観ではあるけれど、面白いなと思って撮影中も過ごしていました。
――でも食べる行為って、見たり見られるということにちょっと恥ずかしさはありませんか?
井上:いや、僕はあまりなかったですね。撮影現場で恥ずかしいというよりもちょっと緊張しました。ちゃんと魅力的に食べられるかな?とかは思いましたけど、あまり恥ずかしいという感覚は僕はなかったです。
――そうなんですね。口元や食べている姿を映されるのは緊張するだろうなと思います。
井上:結構、事前準備をして行ったんですよ。美味しそうに食べている人たちのいろんな動画を見たり。特に口元や表情とか、細見ならどう食べるかな?とか。美味しそうな食べ方を色々見て、なんとなくイメージしたり練習したので、そこに対しての不安はあまりなくて。でも、その準備をしていなかったら不安や恥ずかしさがでていたかもしれないですね。
――研究して具体的にどのようなところを気をつけたり、心がけたりしたのですか?
井上:一番は、大きな口を開けて食べる。すぐに口に入れるのではなくて、本当にコンマ何秒とかの差だと思うんですけど、ちょっと口に入れるまでの余韻を作るとか。それはすごく美味しそうに食べている人の映像を見たときに感じたので意識しました。あと、麺類は途中で噛み切らずに、絶対にすすりきる。スッと食べきるほうが美しく見える気がするんですよ。それが出来る量を取って食べることも意識しました。
――この作品のテーマ的に、色気のような部分も重要となってくると思うのですが、食べるシーンで色っぽさを出すために意識したことはありますか?
井上:この作品に出演するにあたって、何人かの先輩に「食べる作品のときに意識していることはありますか?」と聞いたんです。皆さん仰るのは、やっぱり大きい口で食べること。もう1つは、「エロスを意識する」みたいな。
――へえ!他の作品でも!?
井上:そうなんです、そう仰る方が多くて。それはエロスがテーマにある作品ではなくても、やっぱりちょっとそそられるような食べ方を意識する、と仰っていたんですけど、僕にはまだそれが何かがわからないので(笑)。頭の片隅に置いて、もう自分なりに見て学んでいたことをやりました。
――何かディレクションで言われたことは?
井上:大きい口で食べることを意識しすぎて、例えば餃子を食べるシーンで一口で食べるほうがいいと思いこんでしまっていて。でも監督からは「まず半分食べて、残りの半分をすぐに食べる」みたいな、一回噛んで、もう一回ガブッと食べる、二口で食べ切るという指示があって。それをやってみると、映像で見たときにすごく美味しそうに見えたので、餃子のシーンではまたひとつ勉強になりました。
――原作漫画よりもドラマはやはり映像なので描写が細かいなと感じます。腕まくりをするシーンなども捉えていたり、細かな仕草や演出も入っていて、そのあたりのスタッフさんのこだわりも感じられましたか?
井上:感じました! やっぱり食べるカット1つとっても、ちょっとした皿の配置や湯気の加減とか、口に入れるときの量など色々話し合いながら撮っていきました。繋がったものを観るとすごく嬉しいですし、ちゃんとテンポよく進んでいくのを観ると大変だったけど頑張って良かったなと思いましたね。
――細見くんを演じるにあたって、目つきなど意識している部分はあったのでしょうか?
井上:目つきを意識するというよりは、口数が少ない分、「何言ってんだ、この人」みたいな感じを、目だけでのお芝居などで表現できればいいなとは思っていました。セリフが少ないシーンは特に細見が何を考えているかを伝えないとやっぱり面白くないな、と思ったので、そこは意識しました。役作りとしてもそうなんですけど、細見はあまり笑わないので、竹中さんのアドリブに耐えるのが結構キツかったですね(笑)。
――そうだろうな、と思いました(笑)。
井上:細見は芝居でちょっとニヤッとしてごまかすとかも出来ないですし、そういう悩みもありました(笑)。楽しい悩みですけど。竹中さん自身もご自分のアドリブで笑ってらしたので(笑)。
――竹中さんがやりすぎて自分でも笑ってしまっている、みたいなところも感じました(笑)。
井上:本当に楽しい撮影現場でしたね(笑)。
――あと、第1話で細見くんが中華屋さんに入って、好美先輩にさり気なくメニューを渡すところもすごくいいなと思いました! あれは指示があったのでしょうか?
井上:指示はなかったですけど、細見の行きつけのオススメのお店に好美先輩を連れて行くので、メニューの場所とか、あれくらい慣れていていいのかな、と思ってやりました。残念なイケメンとは言っても優しさはあるし、と思ったときに、メニューを渡すという考えに至りました。
――だいぶ遠目のシーンでしたが、「さり気ない優しさ!」と、キュンとしました!
井上:本当ですか!? そう感じられたのを知れて良かったです!
――今作はイケメンがたくさん登場する作品で、細見くんは原作で好美先輩に「俺のことイケメンだと思いますか?」と直接聞く場面もあります。そういったイケメン役として抜擢される気持ちは?
井上:やっぱりプレッシャーはありますね(笑)。「イケメンって何だ?」と改めて考えましたし、これまでの撮影現場とはまた少し違う準備の仕方がありましたね。撮影前日の夜のルーティーンというか。やっぱりちょっとむくまないように、できるだけスッキリした顔で行けるように逆算して食事も気をつけたりしましたし、「出来るだけコンディションの良い顔で行こう!」と自分に出来ることは全力でやろうとビジュアル面に関しても意識していました。
――ご自身でイケメンというご自覚はございますか……?
井上:今回はイケメン役でオファーをいただいたので、「俺はイケメンなんだ」と思い込むようにして……(笑)。こんなこと言うのも恥ずかしいですけど……(笑)。本当に正直なところを言うと、僕がイケメンと思うタイプが自分の系統の顔じゃないんですよ。無い物ねだりなのかな、と思うんですけど、もう少し濃い顔の人を僕はカッコいいと思うので。でも、今回自信をちょっと持てましたね! でも、はっきりと「イケメン」が付く役柄は初めてなので、色々考えました。
――井上さんが考えるイケメン像とは?
井上:顔だけじゃなくて、やっぱり中身とか。性格とか含めてカッコいいなと思う瞬間がある人は、イケメンというか男前かなと。憧れる部分がある人はカッコいいなと思います。
――例えばどんな人に憧れますか?
井上:ちょっとした気遣いが出来たり、サッと気づいて動いたりとか。そういう人を見ると、「周りをよく見ているな、カッコいいな」と思ったりします。
――中華屋のさり気なくメニューを渡すシーンで井上さんも出来ていましたよ(笑)!
井上:出来てました(笑)? あと、ハンカチとかを持ち歩いている人を見ると、カッコいい!と思いますね。最近コロナ禍でトイレの手を乾かすハンドドライヤーが使えないじゃないですか。ペーパータオルが無いところもあったりすると、隣に並んで手を洗っていた人がパッとハンカチを出して手をふいて出ていくのをを見た時、「カッコいいな」と思って。それから、僕もハンカチを持つようになりました。
――イケメンへの第一歩ですね!
井上:そういうちょっとしたところからすぐに感化されます(笑)。
――では、ドラマ後半にかけての見どころを教えてください。
井上:やっぱり残念なイケメンと呼ばれている細見くんが1話で惚れた好美先輩に対してどういう風に近づいて行くのか。近づいたと思ったら離れて……の繰り返しだった前半から、ちょっとずつお互いを知っていって、もっと深いところまで入り込んだ2人がどうなるのか?というのは見どころです。
――また本作は、各話に登場するイケメン役に特撮作品経験者の方もたくさんいらっしゃることで解禁時に話題となりましたね。
井上:共演シーンはないのでお話しできなかったのですが、でも1つの作品にあれだけの特撮出身者の方々が出るというのは、特撮作品でもあり得ないくらいのメンツだと思います。世代も幅広いですし。それが特撮作品じゃない1つのドラマで、というのがレアだと思うので、特撮ファンの方々も楽しみに見ていただけるんじゃないかなと思います。
――ちなみに、井上さんの好きな食べ物は?
井上:明太子ですかね! 明太子は今日のお昼も食べましたし、昨日も食べたな。
――毎日食べているんですか!?
井上:冷蔵庫に常にストックがあるんですよ。ごはんと一緒に食べちゃうんですよね。
――では、最後の晩餐は何がいいか聞かれたら明太子?
井上:本当にそうです、ごはんと明太子にしたいなと今は思っています。
――このドラマにも明太子が出れば嬉しかったですよね、劇場版などがあったら期待したいです(笑)。
井上:もし、それで明太子が出てきたら最高ですね(笑)。
――念願のグルメドラマ出演も果たしましたが、今後挑戦したい役どころはありますか?
井上:いっぱいありますけど、僕は昔美容師になりたかったので、美容師の役をやってみたいなと思いますね。あと、僕は小栗旬さんが大好きで、出演されているどの作品も好きなんですけど、警察官を演じられている小栗さんが僕は大好きで憧れているので、警察官役をやってみたいです。
――警察官として小栗旬さんと共演できたら……。
井上:そんな日が来たら幸せですね。頑張ります(笑)。
――ドラマ後半に向け、楽しみにしてくださる方にメッセージをお願いします!
井上:細見と好美先輩の関係はもちろんのこと、毎回ゲストも食べる食材も違うという、食事シーンが見どころなので、深夜の『真夜中ドラマ』ということで深い時間ではあるんですけど、ぜひ何かサッと手の届くところに食べ物を置いて一緒に観ていただけたらなと思います。
――楽しみにしています、ありがとうございました!
[撮影:山口真由子]
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番組情報
番組名 真夜中ドラマ「イケメン共よ メシを喰え」
放送日時 2022年7月9日放送スタート
テレビ大阪 毎週土曜 深夜1:00~1:30
BSテレ東(BS7ch)/BSテレ東4K(4K7ch) 毎週土曜 深夜0:00~0:30
※NTTぷらら「ひかりTV」で 1 週間先行配信
出演 筧美和子 井上祐貴 竹中直人 他
原作 東田基「イケメン共よ メシを喰え」(ふゅーじょんぷろだくと)
監督 副島宏司 永江二朗 山嵜晋平
脚本 ニシオカ・ト・ニール 上野詩織 村田こけし 國吉咲貴 豊田百香
プロデューサー 山本博紀(テレビ大阪) 麻生英輔(TBS グロウディア)
上野境介(キャンター)
チーフプロデューサー 岡本宏毅(テレビ大阪)
話数 30分×12本
制作 テレビ大阪/TBS グロウディア
制作協力 キャンター
製作著作 「イケメン共よ メシを喰え」製作委員会
番組HP> https://www.tv-osaka.co.jp/ikemeshi/
公式 Instagram> https://www.instagram.com/ikemeshi_mayodora
公式 Twitter> https://twitter.com/tvo_mayodora
(C)「イケメン共よ メシを喰え」製作委員会