冬だけじゃない! 一年中イルミネーションが見られるスポット
イルミネーションと言えば冬の風物詩。だが、調査のプロであるリサーチャーさんによれば、冬に限らずイルミネーションを楽しめるスポットがいくつもあるという。そこで季節を問わず、闇夜を照らす光の魔術に酔いしれよう。
お台場イルミネーション「YAKEI」
お台場海浜公園内、デックス東京ビーチ3Fのシーサイドデッキに、通年点灯するイルミネーションがある。その名も「YAKEI」。2014年11月13日に誕生した。
煌々と輝く東京の夜景をバックに、約22万球の電球を使ったイルミネーションが日没から24時まで展開される。
高さ20メートル、幅10メートルという都内最大級の「メモリアルツリー」は生木を使用。
レインボーブリッジを背景に写真が撮れる「ハート型のオブジェ」はカップルに人気。
さらに、プロジェクションマッピングを使用した「イリュージョン・ドーム」は、来訪者の動きを感知して映像を変化させるという。
環境に優しいイルミネーション「杉乃井ホテル」
大分県別府市、別府湾を一望できる高台に建つ「杉乃井ホテル」は、2009年に通年点灯のイルミネーションをスタートさせた。毎年規模を拡大し、現在は220万球を使用している。
全長600メートルの敷地に、モナコの結婚式場より送られてきた馬車やガゼボ(西洋風あずまや)、等身大の動物などがファンタジックな世界を構成。
温泉地の特徴を活かし、「杉乃井地熱発電所」で生み出される電力を使用、環境に優しいイルミネーションとして注目されている。
杉乃井ホテルは日帰りプランも豊富なため、宿泊しなくてもイルミネーションを楽しめるという。また水着で入れる屋外型温泉「ザ アクアガーデン」も人気とのこと。
ヴェルサイユ宮殿の「大噴水ショー」を手掛けたMichel Amann氏の演出により、光と音による幻想的な噴水ショーが楽しめる。
世界最大級のイルミネーション「ハウステンボス」
長崎県佐世保市、オランダの街並みを再現したハウステンボスは、単独テーマパークとして日本最大の敷地面積を持つ。
そんなハウステンボスのイルミネーションは夜景鑑賞士が選ぶ「全国イルミネーションランキング」で3年連続1位を獲得しており、内容はシーズンによって様変わりする。
2015年10月31日から2016年4月18日に開催された「花と光の王国」では、66メートルの高さから流れ落ちる「光の滝」や、ハウステンボス初の絶叫アトラクション「光のバンジージャンプ」が新登場。
2016年7月1日から8月31日は「夏の光の王国」、9月1日から10月28日は「秋の光の王国」となり、神秘的な「光の丘」、メルヘンな「光のどうぶつえん」、虹色に輝く「光と噴水の運河」などが見られる。
ハウステンボスのイルミネーションは1300万球が使用され、世界最大級。その地位にあぐらをかくことなく、今後もますます進化していくだろう。