ファッションドールの世界に夢中!みつばち@BabyBeeさん『クリエーターズ・レーベル』の魅力
最近さまざまな種類や作家が登場して注目度がアップしているドールシーンの中でも、韓国発のファッションドール・プーリップは瞳を動かしたりウインクしたりすることができるだけでなく、様々なポージングが可能なことで人気を集めています。また、プーリップのボーイフレンドのテヤンや弟のイスルといった男の子のキャラクターが多くのドールファンの心をくすぐる存在になっている様子です。また『ローゼンメイデン』や『新世紀エヴァンゲリオン』、ボーカロイドとコラボレーションした人形も登場し、幅広い世界を作り上げているのも特徴といえるでしょう。
そんなプーリップ・ワールドでとりわけおしゃれなのが、人形作家みつばち@BabyBeeさんがプロデュースしたクリエーターズ・レーベル・シリーズ。繊細で物語性を感じさせるドールメイクに多くのファンを魅了するみつばちさんと造形作家・ぬいぐるみ作家がコラボレーションして生み出された人形たちは、一点ものに近いクオリティー。その個性的かつスタイリッシュなファッションもコレクターの注目の的です。
2012年8月には、クリエーターズ・レーベルの最新作「イスル/ヘズナル」が発売。造形作家のLIENさんのデザインによるヘッドギアや羽織、スカーフなどにはダメージ加工や手作業での仕上げなどが施してあり、”狂戦士”(ベルセルク)というコンセプトのもと、赤い目に獣の心を宿し、これまでのイスルとは違った存在感を放っています。
そんな「イスル/ヘズナル」発売記念イベントが2012年8月26日に東京・浅草橋のパラボリカ・ビスで開催され、みつばちさん・LIENさんのトークセッションが行われました。
みつばちさんは今回のコラボにあたって「まずLIENさんと”狂戦士”のイメージを伝えたのですけれど、打ち合わせの際にそんなに言葉を重ねることなく共有できました」と語り、「量産は一つ一つこだわって作ったことが出来ないから最初から複雑ではないものを作るのは基本なのですけれど、製作会社のグルーヴさんにはいかにオリジナルのサンプルにどれだけ近づけるのか頑張って頂けました」と、出来栄えについても満足している様子でした。
一方、LIENさんは「布でコラージュして人格を表現する、キャラクターがありつつも洋服と一つの魂をみつばちさんと作るというイメージで臨みました。ファーストサンプルは自分で染めたものを出しました」と製作過程を明かしました。
また、最近のドール熱について、みつばちさんは「新潟の玩蔵ZEROというドールショップのファンミーティングに出させて頂いたのですけれど、皆さん車やバスで泊りがけで来て頂きました」と、東京だけでなく地方にもたくさんのファンがいるということに驚きを隠さず伝えました。
この日のイベントでは、購入者へのスペシャルノベルティとしてみつばちさんのドール用シルバーペンダントと、LIENさんの手染めスカーフがプレゼントされ、熱心なファンを喜ばせました。どれもレアアイテムとして、今後コレクターの間で価値が上がりそう。
みつばちさんの作品は、『夜想bis ドールという身体』(ステュディオ・パラボリカ)にも掲載されており、ファンだけでなく人形の魅力の一端を知りたいという人にとっては格好の入門書になっています。
また、みつばちさん・LIENさんともに、2012年9月24日までパラボリカ・ビスで開催している『夜想#ぬいぐるみ展 part1』に作品を出展。人形だけにとどまらない活躍には目が離せません。
Honey Drops(みつばち@BabyBeeさんブログ)
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