幸せでミラクル!「アテナ先輩と喋れてニヤニヤします」新作アニメ『ARIA The CREPUSCOLO』広橋涼・佐藤利奈・茅野愛衣インタビュー
天野こずえ先生が描く未来形ヒーリングコミック『ARIA』の新作アニメーション『ARIA The CREPUSCOLO』(3月5日(金)より全国上映中!)のメインキャストを務める、 広橋涼さん(アリス役)、佐藤利奈さん(アテナ役)、茅野愛衣さん(アーニャ役)のインタビューをお届けします。
TVアニメ放送開始15周年の記念作品となる今作は、オレンジぷらねっとのメンバーを中心に描かれます。
アリス役の広橋涼さん、アーニャ役の茅野愛衣さん、そして今作より川上とも子さんからアテナ役を引き継いだ佐藤利奈さんに、見どころやARIAシリーズの思い出まで、たっぷりとお話を伺いました。
※ネタバレがあるので注意してください。
成長したアリスに「ちょっと大人めな気持ちで演じています」
――TVシリーズはリアルタイムで拝見していたのですが、当時、私自身なんとなく疲れていたのか、何話目かで急に癒やされた時があり、そこから「アリスちゃんかわいい~!」と毎週心待ちにしていました。
茅野:同志がここにも! やっぱりいっぱい居ますね、すごい!
広橋:すごいね。嬉しいです!
茅野:私もARIAとの出会いはたまたまなんですよね。まず深夜にアニメがやっていることを知らなくて。本当にあのときTVをつけた私グッジョブ!って感じです。これは惹き寄せられたとしか言いようがないと思います。
広橋:ミラクルだよ!
茅野:ミラクルだ~!
広橋:オレンジぷらねっとは誰もツッコまないからね(笑)。
茅野:確かに!
広橋:姫屋がいないとみんなダダ漏れになっていくよ(笑)。
――ARIAシリーズの新作アニメが決まった時の気持ちを教えてください。
広橋:ARIAで何かやるというのは、ずっとうっすら聞いていたんです。それが今回の新作アニメだと聞いたのは、たぶんキャストの中で私が一番最後で。何で知ったかというと、作中でアリスは謳(うた)を歌うんですけど、曲を作ってくださっている窪田ミナさんのところで謳の練習をするときに、ミナさんから、「そういえば、これ新作アニメでアリスちゃんも歌うけど、オレンジぷらねっとの話なんだよね~」と言われて、「え!ちょっと待ってください!」となって、ビックリしました(笑)。制作の方々は先に動いているから知っているんですけど、私はサプライズ的に知ってしまったので、余計に嬉しかったです。まさかオレンジの話だとも思っていなかったので、ビックリ。
茅野:そんなサプライズ的な感じとは知らなかったので、もし別の現場で涼さんにお会いしていたら、「やりますね!」と言ってしまったと思うので、サプライズにならずに危なかったです。
広橋:そもそもキャストのみんなでごはんを食べる機会があって、ARIAの話がうっすら出ていたんだけど、私からするとみんながボヤかして喋っているから、何の話をしているのかよくわからなくて。みんなは知っている体で話していたけど、私だけ知らなかったという不思議な感じでした。
茅野:私は、同じく天野先生の作品の『あまんちゅ!』でキャラクターデザインを担当された伊東葉子さんが今作もキャラクターデザインをされているので、葉子ちゃんからARIAの新作アニメはオレンジの話だと聞いていて、たぶん涼さんより先に私のほうが知っていたし、それこそ『あまんちゅ!』メンバーのほうが先に知っていたかもしれません(笑)。
実は今作には『あまんちゅ!』メンバーがカメオ出演していて、葉子ちゃんを囲むあまんちゅ!メンバー会があったときに、ARIAの話を伺っていたので楽しみにしていたんですけど、まさかメインの涼さんが知らないとは思わなかったです(笑)。
広橋:でも嬉しい! 喜びが増すね!サプライズは素晴らしいです。
佐藤:結果成功だね。仕掛けたのかわからなくなっちゃったけど(笑)。
茅野:良かったです、大成功(笑)。利奈さんの最初は?
佐藤:最初は、「アテナさんを喋らせたい、という熱い想いがあります」というお話でオファーをいただきまして、どの役者さんもそうですが、川上とも子さんは、とも子さんであることが素晴らしい、私もずっと尊敬している本当にオンリーワンな役者さんで、その後を引き継げるのかしらと思い……。声質やお芝居がすごく似ているわけではない気がして「もっと色合いが似ている方のほうが良いのではないかと思います」とお返事をしました。そうしたら、佐藤順一総監督から直々に「佐藤さんのアテナさんをつくってください。僕は大丈夫だと思っています」と再度打診をいただいて。
サトジュンさんがそう言ってくださるなら、大丈夫なのかもしれない、とも子さんのことが大好きだし、歌唱を担当されている河井英里さんのことも大好きなので、「では皆さんの胸に飛び込んでいきます」とお答えしたんですけど、そのときは台本がまだなくて、どんな話かまったく知らず。“とにかくアテナさんが喋ります”という情報だけだったので、届いた台本を見て「嘘でしょ……!?この話なの!?」となりました。
アテナさんとアリスちゃん2人の大切な大切なエピソードを主体としたお話だったので、「どこから手をつけたらいいのか……どうしたらいいんですか!? とも子さ~ん……!!」とずっと思っていました。
茅野:アテナさんが心の内をこんなにお話する台本が来るとは夢にも思わなくて、というかんじですよね?
佐藤:本当に。
広橋:何ページにも渡って語るもんね。
佐藤:しかも、すごく良いシーンだったでしょ? アリスちゃんとアテナさんの関係の裏にその話があったんだ!と知れたのはARIAファンとして嬉しかったけれど、「これを私が?本当に!?どうしたらいいの!?」という思いでした。好きという想いのみを持って挑んでいます……。
――それぞれARIAに関わってきて、キャラクターの見え方や演じ方で変わってきたところは?
広橋:アリスはすごく揺れ動くというか、シリーズ通してどんどん成長していくんですけど、今回の「The CREPUSCOLO」の中にも、これまでのシリーズのアリスが出てきて。「あの時どういう気持ちだったっけ?」と思い返しながら演じていました。さらに、「The CREPUSCOLO」のもう少し成長した段階もあって。この数年の間に、操舵術だけじゃなくて、いろんな人と関わって成長したんだな、と感じられるところと、ずっとアリスの中にあると思って演じているのは、どこかやっぱり不器用なところなんですよね。よく天才と言われるけど、それを凌駕するできないことが実はものすごく多くて、それをアリス自身が一番わかっているから、ハムスターみたいに同じところをぐるぐる回ってしまうんだな、というのを今回も感じながら演じていました。
一番最初にアリスを演じ始めたときは、「アリスって私の子供の頃に思っていたこととすごく似ているな」みたいなところがあって、懐かしいような気がしながら演じていたんですけど、だんだん時が経って私も随分大人になりましたので、もう可愛い! 「アリス、またここで(悩んで)ぐるぐるしてるよ!」みたいな(笑)。ちょっとアリスに対する感覚が変わってきたなと感じます。こうやって長く同じ作品と一緒にいられる機会を貰ったからこそわかることなので、なんて幸せなんだろう、と毎回思います。ARIA素晴らしいです(笑)。
――今回はビジュアル的にもアリスちゃんが大人っぽくなったなと感じました。
広橋:そうですね、だいぶ大人になりました。なので、お仕事で接客とかしているときはちょっと大人めな気持ちで演じています。内面はそこに追いついているかというと、そこまでじゃないなという部分もあって(笑)。でも、すごく成長したなと思いますし、悩む部分も、成長しているから悩むことなんだな、と思っています。
――悩みの種類も変わってきていますよね。
広橋:後輩ちゃんができたことで考えることも出てくるだろうから、すごく良いきっかけをもらっているんだろうなと思います。
茅野:アーニャは、前作からの新キャラクターとしてARIAの世界観に入ってきたこともあって、設定がそこまでしっかりとあったわけではなかったので、サトジュン監督からも「お任せします」と言っていただけて、その柔らかい言葉が逆にプレッシャーでもあったんですけど(笑)。でも、天野先生の描かれる素敵なキャラクターを1人任せていただけるというのはとても光栄なことなので、今回は前作で作った骨組みの周りに肉付けをしていった、というニュアンスが近いかと思います。
そして今回はアレッタというアーニャの幼馴染も出てくるので、アレッタが出てきたことによって「アーニャのこういうところがあるのかな?」と、より膨らませることができて、割としっかり者なのかもしれない、ということが判明しました。前作では、不思議ちゃんな面が見えていたように思うんですけど、きっとアリス先輩とアテナ先輩の少し不器用な可愛らしいところを見て、ちょっとしっかりしなきゃ!となったのかな?という印象があります。
――先輩2人を心配する一面が見られますね。
茅野:まさかこんな役回りになると思っていなかったので、台本を読み進めながら、「こんな展開になっていくなんて!」と思いながら演じていました。
――佐藤さんは初めて演じるにあたって意識されたことは?
佐藤:お二人とは違い私は今作からスタートで、でもアテナさんは最初から居て、とも子さんが築かれたもの、みんなと過ごしてきた時間があって、今作はストーリー的にもそのお話なんです。
まず、一番最初に原作を読んで、自分だったらこうかな?と思うアテナさん像を描いたんですね。その後にとも子さんのアテナさんに触れたら、私の思うベクトルではまったくなくて、さすがのとも子さんです……!と思って。毎回そうです。ドラマCDを1つ聴いても、「とも子さ~ん!どこからその表現くるんですか?素敵!大好き!」となって。
私はこれまでのシリーズの観られるものはすべて観て、ドラマCDなども聴けるものは聴いて、とにかくとも子さんとアテナさんと英里さんが辿られた道を1回自分で辿って考えようと思いました。それが非常に膨大だったのと、とも子さんが天才……! オンリーワンだったから、これを真似すると違うなぁと思って。でも、もうたくさん観たから“とも子さんのアテナさん”をすごく好きになってしまっていて、じゃあこの“とも子さんフィルターを通したアテナさん+α佐藤利奈”の私のアテナさんってどこかしら?という模索の日々をずっとしています。どうか私が発したアテナさんの中に皆さんがとも子さんを感じてくれたらいいなと祈る気持ちです。
“ゴンドラ協会御一行様”で温泉旅行に
――ARIAシリーズの思い出や印象に残っていることはありますか?
茅野:私は前作からの参加なんですけど、前作の打ち上げのときにすごい号泣して(笑)。涼さんにヨシヨシって慰められた記憶があります(笑)。みんなで美味しいイタリア料理を食べて、美味しいワインを飲んで、もう感極まってしまって。この仕事を始める転職のきっかけになった、「このアニメの仕事をしたい!」と思わせてくれたARIAが、仕事を始めて5年経ったらまさか「ARIA新作やります」となってサトジュンさんにお声がけをいただいてアーニャ役をやることになって、10年経ってさらにオレンジぷらねっとのお話をこうやって3人でやることが出来るなんて、なんかもう……ミラクルです!
広橋:ミラクルだよ~! ARIAと長いお付き合いになったなぁと思うんですけど、とにかくキャストが仲良くて。それはきっとARIAのアフレコ現場が<お茶が出てくる・音楽がかかってる・お菓子食べる>みたいな、「え、何しに来たの?」っていう、すごくゆったりした中でARIAの世界にずっと浸ってアフレコしてきたこともありますし、その延長でシリーズごとの間の期間もキャストで会ったりして、割と旅行に行っていたな、という記憶もあって。温泉に行ったりして、“ゴンドラ協会御一行様”とか書いてもらったり(笑)。
茅野・佐藤:え~!
佐藤:いいな~、「どこの会社の人なんだろう?」と思われているよね(笑)。
茅野:「日本にあるんだ?」みたいな(笑)。
広橋:アニメーション作りじゃないところでもARIAの世界を楽しんでいたなという記憶があります。あと、アリア社長役の西村ちなみさんが出産されたときに、みんなでおめでとうの歌を確かアフレコのブースで収録してCDにして、ちなみさんが今でもお持ちになっているんですけど。そうやって折に触れてみんなファミリーみたいな感じでずっとやってきて、本当にずっと幸せです。
でも、やっぱりいっぱい幸せだからいっぱい悲しいこともあって。オレンジぷらねっとが心は繋がっているんですけど、肉体的には私とまぁ社長役の渡辺明乃ちゃんだけになってしまって、でもアーニャちゃんが参加してくれて、今回アテナさんで利奈ちゃんが入ってきて、すごく嬉しいばっかり! こんなにまた幸せなことが起こるんだな~って。長くやってきてよかった、ミラクル!って思いながら今回もやらせてもらいました。
――今回アニメスタッフさんから受けたディレクションはありますか?
広橋:サトジュンさん、全然ディレクションしないんですよ(笑)。
茅野:ARIAだから、というのは多分あると思います(笑)。
広橋:そう言っていたよね(笑)。
茅野:パンフレットで4人で座談会したときに、サトジュンさんから色々お話を伺ったんですけど、「とにかく皆さんの思うままに、どうぞ!お好みで!」みたいな感じのサトジュンさんだったので(笑)。利奈さんは一番大変でしたよね。
広橋:そう!利奈ちゃんが一番ね! 今回初めて参加なのに「どうぞ、自由に」って。
佐藤:私は持っていったものを聴いていただいて、サトジュン監督と天野先生が、「素敵んぐで~す!そういう感じで!」って。え、もう少し皆さんのアテナさん像を私にちょっとずつ貰えたりしないものでしょうか……と思いつつ。でも、コロナ禍だったので分散のアフレコでしたが、この3人は一緒にアフレコ出来たので良かったです。
――そうなんですね! お互いの演技から影響を受けた部分はありますか?
佐藤:私はどちらかというと、一視聴者なので、「あ!アリスちゃんだ~!アーニャちゃんだ~!」みたいな気持ち(笑)。
茅野:でも、私もそうでした(笑)。最初に参加した時、「あ~!アリスちゃん! いや、違う、先輩なんだ」みたいな。
佐藤:そうそう、自分で“アテナさん”というフィルターをかけないと、「わあ!本物だあ!」みたいな感じになっちゃって。
茅野:わかります(笑)。
佐藤:だから、自分が出ていないシーンは純粋に楽しんでしまいましたね。観たかった物語だあ!と。
茅野:今回のお話は特にTVシリーズから観てきた方には、“まさかこんなことをアテナ先輩が思っていたなんて!”と色々振り返るお話でもあるから、皆さん観終わった後にどういう気持ちになるんだろう?と早く感想が聞きたいですし、語りたくなるお話になっていると思います。私も早く語りたい~!と思っています(笑)。
広橋:私は、勝手にちょっとニヤニヤしますよね、心の中は。アテナ先輩と喋れるというのが。でも、アリスでやっているから、顔には絶対ニヤニヤは出ないんだけど。
佐藤:スンッとしてた。
茅野:ふふふ(笑)。
広橋:スンッてしながら、心ではニヤニヤしてましたよ(笑)。
――今作で気に入っているシーンやキャラクターを教えてください。
茅野:私は、アーニャを作り上げるのに大切だったとお話したアレッタちゃんです。アーニャに対してかけてくれた言葉があるんですけど、その言葉がとても素晴らしくて、アーニャに向けた言葉だけれど、茅野個人としてもすごく響いて。きっと今その言葉を必要としている人がたくさんいるんじゃないかな?と思ったので、そこはぜひ観ていただいて、いろんな人の心に届いたらいいなと思うシーンでした。
佐藤:まだARIA一年生の私からすると、皆さんの関係性がどんどん変わっていっているところが……。灯里ちゃんと暁さんのやりとりとか。最初は関係性がちょっと違ったでしょ?
広橋:あそこまでではなかったね。
佐藤:私は観始めてまだ時がそこまで経っていないので、姫屋チームもそうだし、ARIAカンパニーの灯里ちゃんやアイちゃんとのことも自分の中ですごく急激に動いている感じで。嬉しい反面、少し寂しさもある、とっても不思議な気持ちになったんですよね、一ファンとして観ていて。なので、そのみんなの関係性に注目してほしいです。ちょっとしか出てこないワンシーンでも、それがギュッと表れていて、もうARIAの良さよ……という感じがします。みんなで積み重ねてきたものがあるんだよ、というのが見えてくるので、ぜひ隅々まで観てほしいなと思います。
広橋:とても良いシーンばっかりで、どれも素敵な中で、魔女っ子ベファーナをアテナさんがやるシーンはアフレコをしていて笑いそうになりました。もちろんアフレコのときは吹き出したりはしないんですけど、利奈ちゃんが「そういう風にくるんだ!?」と思って(笑)。原作の漫画のシーンでもすごく面白いですけど、アニメになってもやっぱり面白いシーンだなと思いました。アリスと私の感覚はちょっと違うので、私は心の中ではゲラゲラ笑いながら。
佐藤:アリスちゃんは塩対応だから……。
広橋:そう! アリスは塩対応だけど、私はめちゃくちゃ食いついたよ、魔女っ子ベファーナに!
佐藤:でも全然食いついているように感じなかったから、「あれ?やっぱりちょっと違うのかな~」って……。「このアテナさんはどう?大丈夫?合ってる?」って不安に思っていたら、アリスちゃんはスンッて。「うわあ、スンッとしてる~!」と思って。
広橋:合ってるよ!アテナさん全力!と思った(笑)。アテナさんのよくわからない真っ直ぐだけどおかしいところがそのままだよね! 最高! 本当に面白かった。あそこすごく好きです。ベクトルの違う素敵なシーンで良いなと思うので、楽しんでほしいです。
まぁ社長の成長でアリア社長のもちもちぽんぽんに危機!?
――今作もアリア社長など可愛らしいキャラ健在ですが、みなさんが癒やされる登場キャラクターは?
広橋:あのさあ、まぁ社長大きくない?
茅野:まぁ社長、だいぶデカくなりましたよね。
広橋:癒やされてはいるよ? でも、なんか大きいな!って今回観ていて思いました(笑)。利奈ちゃんは猫さん飼っているけど、大きくなる?
佐藤:うちのは大きいかもしれない。だから、まぁ社長は元の骨格が大きくなるタイプだったんだよ。
広橋:なるほど(笑)。
茅野:でも確かに最初の大きさから考えると随分成長しましたよね。
広橋:癒やしキャラなんだけど、下手すると、まぁ社長ってちょっとガブリンチョ(噛み付く)するでしょ? だから、流血沙汰になるよね。
茅野:アリア社長のもちもちぽんぽんが!
広橋:アリア社長が危険にされされるという。でも、大人になっているから甘噛になるのかな?
茅野:あと、もしかしたら今はちょっとぽっちゃり猫のほうが癒やされるとか、可愛い、という流れがあるので、そこを狙っている可能性はないですか?
広橋・佐藤:あざとい(笑)!
茅野:でもARIAに出てくる社長たちは本当に癒やしだな、と思うんですけど、社長たちだけじゃなくて、キャラクター全員に癒やされちゃうのがすごいですよね。
広橋:みんなのちびキャラの顔も好きなの。可愛い。
茅野:ギャグ顔というか。それこそ、アーニャのギャグ顔がTVシリーズのヴェネツィアンガラスの職人さんの顔に似ていると涼さんがおっしゃっていて。
広橋:すごい似てるの!
茅野:「確かに!この顔見たことあると思ったら、それだ!」と思いました(笑)。ヴェネツィアンガラスの職人さんの顔は、別にデフォルメしているわけじゃなく、元々その顔なんですけど。
広橋:職人さんは男の子なんだけど、アーニャちゃん一緒だよ!?と思って、可愛い~。癒やされる。
佐藤:グランマも大好き、癒やされます。
広橋:グランマ最高だね!
茅野:どのキャラもみんな愛でたくなりますね。
佐藤利奈のでっかいエピソードに「ものすごいアテナさんっぽい」
――劇中でアリスちゃんが「でっかいガッカリです」と言うシーンもありますが、最近皆さんが遭遇した“でっかい◯◯”を教えてください。
広橋:私はこの前、お麩の車麩でカレーを作ろうと思ったの。でも、お麩に触れるのが久しぶりすぎて、どれくらい入れたらいいかわからなくて。車麩って直径10cmくらいで薄いんだけど、それを5枚くらい入れたろ!と思って5枚くらいを出し汁で戻したら、ちょっと目を離した隙きに「え!何これ!?」っていうくらい、ぶわん!って膨らんでいて。だから、でっかい車麩のカレーが出来ました(笑)。味は非常に美味しいけど、やっぱりほどほどが大事だなと思いました。
茅野:味は美味しかったんですね。
広橋:美味しかった。でも食べても食べても車麩(笑)。
佐藤:私はこの前、取材に車で行って、帰りに外が暗くなっていてどこに停めたのか本当にわからなくなってしまって。ビルの地下に停めたので、周りのビルを1つずつ見ていったんですけど、「違うんだよな、ここじゃないな」「あれ?ここでもない。え、どこ?」となって。
広橋・茅野:ええ~!
佐藤:30分以上うろうろして、駐車券にも何も書いてなくて、警備員さんに聞いてもまったく見つからず迷子になったことに、でっかいガッカリしました。
広橋:ものすごいアテナさんっぽいけど、大変!
茅野:ちょっと都内から離れた場所だったんですよね。最終的にはどうなったんですか?
佐藤:もう閉館して入れなくなっているビルが1つあって。でも、駐車場は裏から入れるみたいで、私はそこに車を停めていて、「あ、ここか~」と見つかって帰れたんです。
広橋・茅野:よかった~。
佐藤:悲しい迷子の話でした(笑)。自分でも「アテナさんっぽいな、うふふ」と思ったけど、でも洒落にならないなって。
広橋:そんな悲しいことになっていたなんて。
茅野:でも現代のアテナさんだったらあり得ますよね(笑)。私はクリスマスが近い頃に、クリスマス仕様の鉢植えのサボテンを買ったんです。チクチクしていない、白い雪みたいな、ふわふわの真っ白い綿をかぶっているかのような。雪虫のエピソードがあったじゃないですか。まさに、あれくらいふわっとしたのが乗っているサボテンで。
広橋:かわいい~!
茅野:その上に小さいサンタみたいなフィギュアが乗っていて。そのサンタからするとでっかいサボテンの雪山の上にいるみたいになっていて、そのミニチュア具合が可愛すぎて思わずお家にお迎えしました。見ていて癒やされます(笑)。
広橋:でっかい可愛いです。
佐藤:ほっこりしました。
――でっかいありがとうございました!
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・ARIA新作2021年3月5日公開『ARIA The CREPUSCOLO』予告編
https://youtu.be/NcXzwSgCQEA
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https://otajo.jp/98160
『ARIA The CREPUSCOLO』 2021年3月5日(金)ROADSHOW
【STAFF】
原作:天野こずえ「ARIA」(ブレイドコミックス/マッグガーデン刊)
総監督・脚本:佐藤順一
監督:名取孝浩
キャラクターデザイン・総作画監督:伊東葉子
美術監督:氣賀澤佐知子(スタジオユニ)
色彩設計:木村美保
撮影監督:間中秀典
音楽:Choro Club feat. Senoo
OP テーマ:「フェリチータ」安野希世乃
ED テーマ:「echoes」安野希世乃
音楽制作:フライングドッグ
音響制作:楽音舎
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:松竹
配給:松竹 ODS 事業室
【CAST】
アリス・キャロル:広橋涼
アテナ・グローリィ:佐藤利奈
アーニャ・ドストエフスカヤ:茅野愛衣
まぁ:渡辺明乃
水無灯里:葉月絵理乃
アリシア・フローレンス:大原さやか
愛野アイ:水橋かおり
アリア:西村ちなみ
藍華・S・グランチェスタ:斎藤千和
晃・E・フェラーリ:皆川純子
あずさ・B・マクラーレン:中原麻衣
アレッタ・パーチェ:安野希世乃
配給:松竹ODS事業室
アニメ「ARIA」シリーズ Blu-ray も好評販売中!
公式HP:ariacompany.net[リンク]
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