現役バーテンダーが教える 失敗しないBARデビューの仕方
BARには出会いがある。そう思っている人も少なくないだろう。しかしどこか敷居が高く、なかなか一歩が踏み出せないのは確か。
そこで都内のBARに勤務する現役バーテンダーのKさんに『失敗しないBARデビューの仕方』を教えてもらった。
最初のターゲットは隣の駅のBAR
BARデビューをするにあたり、大事なのは一軒目の決め方。Kさんのおすすめは「自分が暮らしている隣町、最寄り駅の一つ前か後」で探すのが良いという。
BARと聞くと銀座といった大人の街を想像する人が多いだろうが、いきなり超アウェイをデビューの地として選ぶのは避けたほうが良い。
そもそも敷居と料金が高い。その上に終電で帰らねばならない。やはり、いつ現れるかわからない運命の人を迎え撃つには、自宅まで歩いて帰れる距離が望ましいという。
なぜ隣の駅かというと、地元にすると日常生活で常連さんにバッタリ出くわす機会が多くなるため。
常連さんがあまりにもご近所過ぎて「すっぴんでゴミ出し出来なくなった」という人もいるので、自宅とBARは程よい距離を保ちたい。
自分の限界を知る
自分はどのお酒をどれぐらい飲むと潰れてしまうのか、その限界を知っておくことも非常に重要だとKさんは言う。
BAR初心者の冒しがちなミスとして、「調子に乗ってぐびぐび飲んだ結果、酔い潰れて醜態をさらす」ということが多々見受けられるそうだ。
そんな失敗を避けるためにも、チェーン系の居酒屋など、安価でお酒の種類も豊富なところで、自分に合う・合わないや、飲める量を掴んでおくべきだという。
こうして、あらかじめ自分の限界を知っておくことで、たとえBAR初心者でも周囲にスマートな印象を与えることができるのだ。
一番盛り上がる手前の時間を知る
勇気を出してBARの扉を開けるのなら、一番盛り上がっているタイミングで飛び込みたい。
そのためには、ココだと決めた店の前を何度か通って偵察しよう。ポイントは盛り上がっているところに遭遇したとしても、まだ入らないこと。
それは、そのタイミングで入っても話の輪に入れてもらえない確率が高いから。
なので日を改め、盛り上がる時間の少し前に入店し、しっかり場に馴染んでから盛り上がりに参加したい。