調査のプロが教える グルメなカップルにおすすめの市場めぐりデート
2016年11月に築地市場が豊洲に移転する。新しい市場も気になるが、都内近郊には他にも楽しめる市場はたくさんある。そこで、調査のプロであるリサーチャーさんに市場めぐりデートができるスポットを紹介してもらった。
東京都中央卸売市場 大田市場(東京都大田区)
大田市場は、東京都大田区の臨海地域に約40万㎡の広大な敷地で展開されている。
羽田国際空港や東京港が近く物流の拠点としては絶好の立地で、青果部・花き部は日本一の取扱規模を誇っているという。
東京で唯一、見学者のための展示室や見学コースが設けられる市場で、観光客向けの施設も充実している。
さらに、130トン、21基の活魚水槽がある水産部は圧巻。
温度管理が難しいスルメイカや海外から輸入されるオマール海老専用の生け簀もある。
カンパチやヒラメなどの魚も新鮮な状態で管理されているので、鮮度は文句なしだ。
埼玉川越総合地方卸売市場(埼玉県川越市)
埼玉川越総合地方卸売市場は、国道16号や関越自動車川越インターが近く、ドライブデートにぴったりの場所だ。
市場内では、水産、青果をはじめとした卸売場のほかに、マグロやカット野菜の加工工場もある。
なかでもオススメは毎週土曜日の午前9時から正午(売切れ次第終了)に開催されている「鮮度いちばん! お客様感謝市」だ。
卸売市場ならではの商品の販売はもちろん、食堂棟「花いち」の名物「わがまま丼」は新鮮な海の幸をふんだんに使っていて、行列に並んでも食べる価値ありだとか。
また、市場の入り口にある一軒家レストラン「Market TERRACE」は、2010年7月29日にオープンして以来、川越の新名所と呼ばれるまでになっている。
市場から仕入れる鮮度抜群の食材を活かした「時間制限無し/食べ放題」のビュッフェを味わいながら「小江戸の軽井沢」と呼ばれるロケーションを是非とも堪能したい。
鎌倉市農協連即売所(神奈川県鎌倉市)
鎌倉市農協連即売所は通称「レンバイ」と呼ばれていて、1928年に外国人牧師の助言で誕生した日本初のヨーロッパ式マルシェだ。
以降85年以上、農家運営の即売所として前日または当日朝に収穫した野菜だけを販売し続けてきた。
特に「鎌倉野菜」は、その鮮度の良さと品質から地元だけでなく都内のレストランでも人気。
アーティチョークやアイスプラント、イタリアンタンポポといった珍しい西洋野菜も扱っている。
ちなみに「鎌倉野菜」とは、特定の種類の作物のことではなく、鎌倉(一部は隣接する横浜)で育った野菜のことをいう。