水分補給に、炭酸水に、お酒にマストな「レモン氷」を作ってみた
すっかり夏日和ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。筆者は帰宅後、自分好みの配合で作ったレモンサワーを夜風に吹かれるベランダでグビッと一杯やるのが最近の楽しみです。
やっぱり夏はキンキンに冷やしたお酒や炭酸水がおいしいですよね。とはいえ氷をたくさん入れると、その分味が薄まりやすく、ゆっくりと楽しめないのが難点……。
そこで、薄まるどころかだんだん味が濃くなる「レモン氷」なるものを作ってみることに(以前話題になっていたのを見て、いつかこれはと思っていました)。レモンサワーにはもちろん、炭酸水やコーラに入れても、アイスティーに入れてもよし。何かと使い勝手がいいのではないでしょうか。期待が膨らみます。
ぶきっちょさんでも簡単! レモンの皮のむき方
作り方は、皮をむいてくし切りにしたカットレモンを凍らせるだけ。ちなみに筆者のレモンの皮のむき方は次の通りです。きっとこれなら包丁使いが苦手な人でもできると思うので参考にしていただければ。
1.まずはざっくり6等分に切る。レモンの中心にあたる果肉部分にはわたが付いているので、カットしておくと見栄えが良いです。
2.レモンの先(尖っている部分)をカットしたら、ナイフの先を滑り込ませるようにして皮と果肉を引きはがします。皮と果肉の境目ギリギリを狙って切ると、果肉に皮の残骸が張り付いてしまうので少し果肉を残しながらカットするのがポイント。
早速凍らせてみた
カットし終えたらトレイに並べ、ラップをして冷凍庫に入れるだけ。レモンだけじゃさびしいので、筆者の好きな梅干しチューハイ用の梅干しと、サングリア用のイチゴも用意しました。
そして、冷凍庫で一晩寝かせたらこうなった。
ほとんど代わり映えしない。
しかし、触ってみると実が固くなっており、すっかり氷になっていました。これはおいしいお酒が飲めるのではないかと胸が踊ります。
コーラに入れてみた
コーラにレモン氷を1つ投入。……全然冷たくならない。そこでつい、いつもの習慣で氷を足してしまいました。冷感度は期待よりもはるかに低め。そしてすぐ溶けてしまいます。氷としての役割はほとんどないのかも……。おそらくレモン氷を5~6個入れれば氷として成立するが、いかんせん酸味が際立ちそう(レモンサワーにはちょうどいい塩梅である)。
味は、時間が経つにつれてレモンの風味が鼻を抜け、1つでもしっかり味の変化を楽しめました。
サイダーに入れてみた
今度はサイダーにイチゴ氷とレモン氷を入れてフルーツサイダーにしてみました。驚いたのは、イチゴは凍らせると酸味が強くなるということ。レモンの酸っぱさも相まって、とても爽やかなドリンクに変身!
ワインに入れてみた
サングリアが飲みたくてワインにイチゴ氷とレモン氷を入れてみた。が、入れたてではフルーツの味が全くしません。ワインの濃厚さに完全に負けています。サングリアにするにはフルーツを入れておく必要がありますが、そうすると氷としての機能を失う……。ということで、市販のサングリアに果肉感が欲しくなったときにのみ入れることにしました。
チューハイに入れてみた
梅干し氷を2個入れてマドラーで潰し、梅干しサワーを作ってみました。潰した時点でもはや氷ではなくなっていますが、味は完璧に梅干しサワー。氷を入れずに作ってみましたが、やはり2個では飲み物が冷えません。5~6個入れれば冷たく仕上がりそうですが、さすがに塩分摂り過ぎということで控えることに。
まとめると……
【味の変化】
レモン氷:徐々に酸味増加、イチゴ氷:甘さナシ酸味はアリ、梅干し氷:徐々に塩味増加
【わかったこと】
飲み物を冷やす力が弱い。
ただ、華やかさはアップするので、見た目要員としてレモン氷を使うのならアリだと思います。ただし、たくさん入れないと冷えないところが難点。とはいえ冷えにくさは、飲み物をしっかり冷やしたりグラスを凍らせたりすることでカバーできそうな気も。ぜひ、いろんなフルーツで試してみてくださいね。
書いた人:藤田佳奈美
セーラームーン世代。幸せに満ち足りた時よりも、おセンチだと筆が進むタイプ。未婦人の頃から「婦人公論」が愛読書。蕎麦に熱燗の組み合わせと、台所で料理しながら飲む麦酒が好き。かわいい系のアルコールって肴に合わないよね?
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