テーマはジャン・コクトー『美女と野獣』! 不思議系ブランド『pays des fees』新コレクションが妖艶
東京・中野ブロードウェイのショップからデザイナーのりむさん独特の世界観が発揮された不思議かわいいコレクションを発信しているブランド『pays des fees』(ペイデフェ)。2016-2017A/Wコレクションは、フランスの芸術家ジャン・コクトー(1889-1963)が1946年に監督・脚本を務めた映画『美女と野獣』(原題:La Belle et la bête)がテーマ。全体として妖しくも艶やか、そしてアンティークな雰囲気のラインナップとなっています。
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毎回、奇抜な発表会を開催することでも話題を振りまく『pays des fees』。2016年7月9日に東京・銀座のBar十誠での新作発表会では、コクトーと映画の野獣の城のようにバーレスクダンサーたちが“人間の家具”に模し、野獣が美女をもてなすというショーを敢行。その妖しさが服をより際立たせていました。
新コレクションでも目玉的存在のコート。りむさんによると「なめらかさが柄が綺麗に見える」というジャガード織で、ロゴを掘った上にゴールドラメのインクを使っているボタンや切り返しなど、細部にまでこだわりが見えるのが特徴。ウエストが高い位置なので足長効果も期待できます。
また、裏地が肌触りのよいサテンで、星の夜空になっているので、敢えてボタンを開けて羽織るという着こなしにも挑戦してみたいところ。
「古い感じの光沢感を出したかった。1940年代後半のモードの生地感やパターンを意識した」(りむさん)というシャツワンピース。ドットの型押しをしているシャンタンサテンで、本を読んでいる野獣やラッパを吹いている天使といったコクトーの『美女と野獣』のモチーフがプリントされています。落ち着いたパープルでアンティークながらも今っぽいデザインといえるのではないでしょうか。
一着でもインパクト抜群なワンピース。フリルが一周ついていて、幼い雰囲気ながらも色合いが不可思議で妖しい印象を受けます。
コートと似た色合いのワンピースは、赤のフリルが印象的。タイツや帽子などのアイテムと色を合わせることでグッと大人っぽくなります。
ブラウスとパンツの組み合わせ。「40年代と現代をプラスした」(りむさん)というブラウスは、リボンの巻き方によってもイメージを変えることができそう。パンツも7~8分丈でさまざまな着こなしが考えられるのでは。
カーディガンとデニムのキュロットで「柔らかいものとハードなものを合わせた」(りむさん)というコーデ。カーディガンは胸に『美女の野獣』でもとりわけ印象的なシーンのキャンドルがあしらわれているのに惹かれます。
ブラウスとパンツの組み合わせ。紫の幅が広くて遠目からは和テイストにも見えるのが不思議です。
いつもどおり攻めたデザインながら、着こなしの幅もありそうな秋冬コレクション。妖艶でオートクチュール感のあるアンティークな柄を取り入れて、ちょっと大人っぽいコーデに挑戦してみるというのも面白そうです。
[美女と野獣]受注会
(全店サンプル実物をご試着頂けます)【pays des fees本店】
(中野ブロードウェイ4階)
TEL:03 5318 9439
〜7/31(日)【9. Acryl closet】
(東京)
新宿マルイANNEX
TEL:03-6380-0968
7/27(水)~31(日)渋谷パルコ part 1
7/27(水)~31(日)【Deity’s watchdog】
(名古屋 大須)
TEL:052-262-3699
7/27(水)~31(日)【アヒルヤアパートメント】
(神戸 元町通)
TEL:078-331-6021
7/27(水)~31(日)
pays des fees official (ブログ)
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