1位作品を森川智之が生アフレコ!『このBLがやばい!2021年度ランキング発表会 in BL FES!!』アーカイブ配信中
ボーイズラブ(通称:BL)の世界をみんなで思いっきり楽しめる上映イベント「BL FES!!-Boys Love Festival!!-」(ビーエルフェス)が12月11日(金)より2週間限定で上映開始! 一穂ミチ原作・竹美家ららイラストの『イエスかノーか半分か』(新書館ディアプラス文庫刊)、そして紅蓮ナオミ原作『まるだせ金太狼』(ジュネット刊)の2本のアニメ作品を同時上映しています。
12月13日(日)には、BL界有数のアワードである「このBLがやばい!」(JIVE刊)2021年度版のランキング発表会を開催され、BL作品にも数多く出演し、圧倒的なキャリアで「BL界の帝王」の異名を持ち、イベントのチェアマンも務める森川智之さんが登壇。『まるだせ金太狼』出演の福原かつみさん、葉山翔太さんも併せて登壇し、本イベントを盛り上げました。発表会の様子はYouTubeでアーカイブ配信中です。
このBLがやばい!2021年度ランキング発表会 in BL FES!!
冒頭の挨拶でBL FES!!チェアマンの森川さんは、「僕はBL黎明期からこの世界に関わらせていただいています。僕自身BLが大好きです。1人でひっそりと観るイメージのあるBLが、こういったイベントで、みんなで観れるようになったこの状況の変化に感無量です」とニッコリ。会場を見渡しながら「BLは好きですか?」と問いかけると、場内は大きな拍手に包まれ、イベント開始直後から盛り上がりを見せました。
森川さんの愛弟子の福原さん、葉山さんもステージに登場。福原さんが「現在、BLを勉強中の身です」と緊張気味に挨拶する一方で、葉山さんは「中学1年生くらいからBLを読んでいます。アニメもコミックスもあさりまくっていました。BL大好きです!」とBL好きを告白。森川さんが「じゃあ、僕、結構お世話しているんだね」とたずねると「かなりお世話になっています」とうれしそうに答える場面もありました。
BLファンと識者の投票によりベスト20を決定する本ランキング。小説部門、コミック部門の発表に先立ち、「このBLがやばい!宣言」を森川さんが担当。ポケットから宣誓書を取り出し「私たちはBLを心から愛するものとして 自分の萌え心に忠実に うそいつわりなく 今年のBLマイベストを選出し 多くのすばらしいBL作品と愛すべき腐女子仲間の出会いを創造せんとすることをここに誓います」と力強く宣言し、ランキング発表が巻きを開けました。
ランキング発表は小説部門を葉山さん、コミック部門を福原さんが行い、それぞれの1位に輝いた作品には、JIVE代表・新名氏よりトロフィーが
授与されます。
小説部門1位に輝いたのは、『つないで イエスかノーか半分か番外編4』『OFF AIR(2) イエスかノーか半分か』。原作の一穂ミチ先生からのメッセージが到着し、受賞の喜びとともに「この受賞をきっかけに、これからも恩返しができるようにがんばります」という意気込みが伝えられました。
<小説部門>
第1位:つないで~イエスかノーか半分か 番外篇4~(一穂ミチ/竹美家らら)
OFF AIR(2)~イエスかノーか半分か~(一穂ミチ/竹美家らら)
第2位:BUDDY DEADLOCK season2(英田サキ/高階佑)
第3位:パブリックスクール -ツバメと監督生たち-(樋口美沙緒)
第4位:ロイヤル・シークレット(ライラ・ペース/一瀬麻利/yoco)
第5位:ロマンス不全の僕たちは(月村奎/苑生)
コミック部門1位は、『春を抱いていた ALIVE』。こちらも、新田祐克先生からのメッセージが到着。「20数年しぶとく描き続けたシリーズで、最後にこんなご褒美をいただけるなんて。がんばってみるものです。(主人公の二人)岩城と香藤に、最高の花道を用意してもらいました」という新田氏のコメントに会場から大きな拍手が送られました。
<コミック部門>
第1位:春を抱いていた ALIVE(新田祐克)
第2位:オールドファッションカップケーキ(佐岸 左岸)
第3位:ハッピークソライフ(はらだ)
第4位:恋をするつもりはなかった(鈴丸みんた)
第5位:25時、赤坂で(夏野寛子)
JIVE代表・新名氏は総評で「僕自身、今は池袋のロードのすぐ隣に住み、みなさんと同じく、どっぷりとBLの世界に浸かっています」と笑顔を見せつつ、「今年は前年の1.5倍の投票数がありました。ベテランの先生たちの根強い人気を実感しつつ、コミック部門第2位の佐岸左岸先生のような新しい風も入ってきていることをとてもうれしく感じています。今年はコロナもあり、いろいろ大変な年でしたが、BL業界においては、話題作や名作が次々とメディアミックス化され、盛り上がった1年だったと思います。この勢いをこれからも続けていきたいです。来年以降も、“このBLがやばい!宣言”を継続していきたいと思います。来年は大きな声を上げてお祝いできる日が来ることを願っております」と力強く語りました。
コミック部門第1位の『春を抱いていた ALIVE』の岩城役の森川さんが「ちょっと泣きそうになりました。感無量です」とコメント。「物語は終わってしまいましたが、次に繋がるいい終わり方だと思いました。悲しいけれど、希望が持てる終わり方したと思っています」と語りました。
そして、ここからは「この岩城さんがやばい!」のコーナーへ。愛弟子二人も加わり、生アフレコを披露することに。森川さんは、「この二人とやるのはちょっと不安ですが……」と微笑みながら、「久しぶりですが、がんばります」と気合十分で、生アフレコタイムに突入。披露されたのは3シーン。3つ目には、みなさんお待ちかね?!の二人が結ばれるシーンも登場。森川さんが「お待たせいたしました」と挨拶し、名シーンを再現しました。
セリフが終わると「皆さん、目を開けてください。いかがでしたか?」と呼びかけた森川さんは、「僕は恥ずかしくないけれど、普段はこんな風に一緒に観ることもないから、皆さんは恥ずかしがっちゃってますよね」と言いつつも、この日一番の拍手に包まれる場面に、満足の表情を浮かべました。
葉山さんは「母親役ということで普段から役作りをしていた」ことを明かし、また今回は「えっ!」の一言しか発しなかった福原さんには「一言だからこそ難しい」と森川さんがフォローする場面も。
さらに、森川さんがBL作品に参加するときに意識していることについて「真摯に取り組むこと」だと述べ、「原作を読んだときの感動を表現することで、皆さんに同じ感動を送りたいと考えています。僕自身、腐男子なのでそのとき感じた気持ちを大切にしています。雑念は一切消して、その世界に入る、これがポイントです。BLは純愛なんです!」と力強く説明しました。
最後の挨拶で森川さんは「本当はイベント中にたくさんコールアンドレスポンスとかしたかったです」と残念な様子。「でも、こういう状況の中でも、たくさんの方がイベントに来てくださったり、配信で観てくださっていることをとてもうれしく思っています。個々で楽しむBLが、みなさんと歩みながら、そして、育てられながら、こんなに大きなコンテンツになりました。僕はその歯車のひとつではありますが、みなさんと一緒に楽しめることが夢のようです。サラリーマンや芸能界、放送業界などリアルな世界を描いたものがランキング上位に上がってきているのも、僕自身、ワクワクします。そういうの大好きなので。なかなか時間もないのですが、片っ端から読みたい気分です。年末年始漁ろうかなと思っています(笑)。これからも、みなさんとBLの世界で繋がりながら盛り上がっていけたらと思っています。作品の中では濃厚接触で!」とBL作品を改めてアピール。
最後に「BLの勢いで、世の中に蔓延する厄を落としたいです。厄を落とすつもりで聞いてください。恥っ殺(ちっさつ)! ポロリ落とし!」と『まるだせ金太狼』の金太狼のセリフ披露し、イベントをしめくくりました。
発表会の模様は BL FES!!公式 YouTube チャンネルでアーカイブ配信中!
このBLがやばい!2021年度ランキング発表会 in #BLFES2020
https://youtu.be/AtMcFqpe8To[リンク]
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「このBLがやばい!2021 年度ランキング発表会」概要
ランキング発表とあわせて劇場アニメ「イエスかノーか半分か」&短編アニメ「まるだせ金太狼」の上映、作品舞台挨拶も行うという豪華イベント!!
「このBLがやばい!2021 年度ランキング発表会 in BL FES!!」
【日時】12 月 13 日(日)13:00 開演 (終了予定 15:30 頃)
【場所】新宿バルト9
【イベント内容】
登壇:森川智之、葉山翔太、福原かつみ MC:伊藤さとり
※小説・漫画部門各 1 位表彰および 2~5 位発表を行います。
●「イエスかノーか半分か/まるだせ金太狼」本編上映
●キャスト3名による舞台挨拶
【BL FES!!特設サイト】https://blfes.com /【オフィシャル Twitter アカウント】@bl_fes