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Jul 24 2016

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タツノコ作品から最新ファインアートまで! 兵庫県立美術館で『天野喜孝展-創造を超えた世界-』開催

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『科学忍者隊ガッチャマン』『タイムボカン』シリーズなどのタツノコプロでのキャラクターデザイン画から、『DEVA LOKA』(2008)のような最新のファインアートまで、人気アーティスト天野喜孝さんの足跡を網羅した展覧会が兵庫県立美術館で2015年6月27日から8月30日まで開催されます。
パリ、ニューヨーク、ドイツ等で個展を開催されるなど、国際的に評価の高い天野さんですが、国内での公立美術館での本格的な展覧会は、2014年9月に熊本市現代美術館で『創造を超えた世界』と題されて開かれたものが初。2015年4月には愛知県高浜市かわら美術館に巡回。今回兵庫県美が3ヶ所目となります。

※すべての画像が表示されない場合は『オタ女』でご覧下さい。
http://otajo.jp/48486 [リンク]


1980年代の『ヤッターマン』やドロンジョ様。アニメではなく、天野作品特有の繊細な筆致と色使いで見ると、新鮮に映るのでは。自身が未だに新作の題材にしていることからも、この時代に生み出したキャラクターを大切にされていることがわかります。


菊地秀行氏の『吸血鬼ハンターD』シリーズや、栗本薫氏の『グイン・サーガ』シリーズ、田中芳樹氏の『アルスラーン戦記』など、数多くのファンタジー小説の装幀画を1980年代後半以降に手がけていることもご存知の通り。時に躍動感のある筆致で描かれ、時に面妖な姿を見せるなど、その変幻自在さに魅了されます。


国民的RPG『ファイナルファンタジー』シリーズのパッケージ。ここにも天野さん独自のイマジネーションの世界が描かれ、後続世代のデザイナーや漫画家たちにも強い影響を与えました。

2002年から描かれた『N.Y.SALAD』。2007年にはNHK教育で画集をアニメ化した『やさいのようせい』が放送されました。そのかわいらしいキャラクターも天野作品の一面を彩っています。


1980年代の代表作『飛天』や、1990年代の『源氏物語』『千夜一夜物語』など、オリエンタルな魅力あふれた神話世界の作品群は、海外でも高い評価を得ています。パリのアトリエで仕事をしていた際には、自身の文化的背景と現代的要素を込めた、インターナショナルな共感が得られる物語と絵画を制作したいと考えたとのこと。日本古来の物語の「語り部」としての役割も果たしているといえるでしょう。


天野さんが構想した神話をもとにした『DEVA LOKA』。「神々の住む場所」という意味の仏教用語で、作品では「混沌」が表現されており、『ファイナルファンタジー』に登場したキャラクターや新たに創生されたモンスター達に圧倒されます。

天野ファン必見のこの展覧会。ローソンチケットで販売中の前売り券(1500円)では、『ファイナルファンタジーⅡ』のパッケージイラストのチケットファイル付き。数量限定とのことなのでお早めに。

天野喜孝展-創造を超えた世界- (オフィシャルサイト)
http://amano-exhibition.jp/ [リンク]

天野喜孝展 想像を超えた世界 (ローチケ.com)
http://l-tike.com/event/amano/ [リンク]

(c)YOSHITAKA AMANO

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ふじいりょう 記者プロフィール

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営。ネット、メディア、カルチャー情報を中心に各媒体にいろいろ書いています。好物はホットケーキとプリンと女性ファッション誌。

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