映画『TANG タング』舞台挨拶にキャストが浴衣姿で登壇!京本大我は二宮和也と“上裸バーベキュー”希望「YouTubeで出来る」
二宮和也さんが嵐の活動休止以降、初の映画主演を務める『TANG タング』が2022年8月11日(木・祝)に公開されたことを記念し、主演の二宮和也さん、満島ひかりさん、小手伸也さん、奈緒さん、京本大我さん(SixTONE)、と本作のメガホンを取った三木孝浩監督が登壇する公開記念舞台挨拶が8月14日(日)ユナイテッドシネマ豊洲にて実施されました!
原作はベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。
ゲーム三昧で妻に捨てられた、ダメ男・春日井 健(かすがい けん)。わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶を無くした迷子のロボット。どこからきて、何のためにやってきたか分からないそのロボットは自分の事を”タング“と名乗った。
タングを最新型ロボットと交換するために始まった旅は、いつしかタングを直す旅に。しかし、そこで明らかになるのは、タングが失った記憶に、世界を変える秘密が隠されているという事だった――。
タングの記憶の為に大きな選択を迫られる健。ふたりの迷子が大冒険の先に見つけた、人生の宝物とは――。
豪華キャストが浴衣姿で夏を満喫!こだわりのシーンや撮影秘話連発!!
「夏だ!映画だ!タング祭り!」と題した本イベントに、キャストと監督一同は揃って艶やかな浴衣姿で登場。二宮さんは浴衣に袖を通すのは今年初だと言い、「こういう機会でも無いと着れないので、ありがたいですよね」と白地の爽やかな浴衣を纏い笑顔を見せた。
満島さんは黄色地の着物を鮮やかな朱色の帯で身に纏い、「私は実はこれ単衣(夏の着物)で、自前です!沖縄の柄で、元々持っていたものを着させて頂きました」と発表。
公開初日の舞台挨拶に残念ながら登壇が叶わなかった京本さんは「こうしてまたキャストの皆さんや監督と集まれることが嬉しいです!浴衣ということで、最近あまり夏を満喫出来てなかったので、今日はここで夏を満喫したいと思います!」と挨拶をした。
8月11日に公開になって以来、周りの反響についてきかれた満島さんは「親友が、子どもと観に行ってくれて。終わった後に泣いているのをごまかしながら感動してたよ。と聞いて、とても可愛いなと」と笑顔を綻ばせる。
ミステリアスな男を言う役どころだった小手さんは家族で近所の映画館に観に行ったそうで、「子どもを膝の上にのせたまま見てたんですけど、深センのアクションシーンで僕が悪い感じで出てきてから、子どもがずっと手で頬を叩いてくるんですよ」と苦笑い。
奈緒さんは「母が観て本当にタングが可愛すぎて、タングのブリキの人形が欲しいと言っている。この場をお借りして、もし発売されることがあれば(笑)」とスタッフへ伺いをたてる場面もあった。
既に作品を観終わったあとの観客を前に、一度見ただけではわからないかもしれない、ここを見て欲しいというこだわりのシーンを聞かれると、ナルシストなロボットデザイナーを演じた京本さんは「CMとかでも“見栄えがいいからかな”というセリフをよく使ってもらってるんですけど、他にもたくさんナルシストポイント入れてるんで、例えばサングラスをパサッて外すとか。細かいことをやっているので、そういうところを見て欲しいですね」、今回中国語のセリフに挑戦している奈緒さんは「私の一番最初の実際のセリフも中国語だったんですよ。だからもしかしたら私が言ってるって、第一声気づかれていないんじゃないかと思って(笑)。もし“おかわりタング”することがあれば、そのシーンを観て頂けたら嬉しいです」とそれぞれに回答。
二宮さんは「VFXの技術の高さを何度も何度も体験していただきたいですね。実際の(舞台挨拶にも登壇をしたモック)タングを使っているシーンも何個もあって、これはどっちなんだろうと予想しながら見てもらうのも楽しいかもしれないです。本当にわからない!」と映像技術についても言及。思い思いに、これからもう一度作品を観てもらう際の注目ポイントを語った。
続いて、今作では健とタングの友情が描かれていることにちなみ、映画の撮影で仲が深まったであろうキャスト・監督に“この夏、一緒にこんなことをやってみたい”ということを質問。
満島さんが二宮さんと一緒にやりたいことは「川下りなどのアクティビティ」だと言い「ゲームばっかりされてるじゃないですか。ゲームとお仕事。なのでアクティビティを一緒にやりたいです」と説明すると、二宮さんは「僕はアウトドアも、実際に行けば楽しめるタイプですよ!」と前向き回答、しかしすかさず小手さんから「イメージ無いなあ(笑)」とツッコミが入るなど和気藹々とした雰囲気に。
続く京本さんも「僕も満島さんと同じ思考で…」と切り出すと、「上裸でバーベキューです。二宮君を家から出したいですね。僕もインドアな方で、太陽の光をあまり浴びてなくて色が白いんですけど、上裸で肉を焼いていれば僕らの体も焼けていくじゃないですか。同時に焼いていくことによって、夏が似合う男に二人ともなれたらなって」と希望を告白。それに対し二宮さんが「全然できるんじゃないですか。僕らはYouTubeのチャンネルも持ってるので、そこでも紹介出来るくらいですよね」と答えると、満席の会場からは期待を込めて盛大な拍手が鳴り響いた。
実は大学時代にサークルの同期だったという小手さんと三木監督にも同じく聞いてみると小手さんの回答は「家族ぐるみの付き合い!」というのも、「三木監督はこれまで青春恋愛映画を多くやっていたと思うんですが、今回は家族というテーマとか、子どもに対する思いとか、そういうのが真摯に綴られていたのは家族を持ったからだと思いますし、僕も家族をもって物の見方が変わったこととかもありまして。そういう、家族をもった二人が今この映画で一緒に出来たというのがすごく僕は意味がある事かなと思っていたので…。」と語ると二人で顔を見合わせて「なんか照れ臭いね」と笑いあった。
最後に二宮さんは「こういう世の中だからこそ、あきらめることが癖づいちゃうような年月が結構経って、思考回路が変わった人もだいぶ多い中で。映画と言うエンタメの世界が、みんなで前向いて頑張ろうとか、みんなで思い切り踏み出そうとかいうことを、映画然として前面に押し出しすぎると、観る人たちも辛かったりとか苦しかったりとか、前を向きたくない人まで向かせてしまうんじゃないかというような不安もありました。だからこそ、一歩踏み出すことの大切さというよりも、失敗した人がまた0のスタート地点に戻ってくる。0から1になるんじゃなくてマイナスから0に戻って、そこからのリスタートをどう切るかというのは、自分で決めて自分のペースで行けばいいんじゃないかというような後味になればいいなと思っていたし、実際になったと思っています。そういうメッセージが伝わればいいなと思います」と締めくくり、イベントは終了した。
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作品概要
【タイトル】『TANG タング』
【キャスト】二宮和也
満島ひかり/市川実日子
小手伸也 奈緒 京本大我(SixTONES)
山内健司・濱家隆一(かまいたち) 野間口徹 利重剛 景井ひな / 武田鉄矢
【主題歌】milet「Always You」(SME Records)
【スタッフ】原作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(デボラ・インストール 作 松原葉子 訳 小学館文庫)
監督:三木孝浩 脚本:金子ありさ
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【コピーライト】
Based on “A ROBOT IN THE GARDEN” by Deborah Install Copyright (C) 2015 by Deborah Install
Licensed by Deborah Install c/o Andrew Nurnberg Associates, London through Tuttle-Mori Agency,
Inc. ,Tokyo
(C)2022 映画「 TANG 」製作委員会
【映画公式サイト】tang-movie.jp
《原作について》
人間とロボットによるハートウォーミングな物語が絶賛されている小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(デボラ・インストール作 松原葉子 訳 小学館文庫) 。2016 年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれ、「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にし、日本国内ではシリーズ累計発行部数28万部を超える、海外の作家のデビュー作としては異例のベストセラーである。映画『TANG タング』は、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を日本版にアレンジを加えての実写化。また、2020年より劇団四季の16年ぶりの一般オリジナルミュージカルとして舞台化。雑誌「ミュージカル」が発表した「2020年ミュージカル・ベストテン」では作品部門第 1 位に選出され、高い評価を得ている。