意外になんでも合う? 日本酒に合うフルーツを探ってみた
ワインで作る「サングリア」というお酒がありますが、実は日本酒でもイケるというのを耳にしました。
作り方は簡単。日本酒にフルーツを入れる、それだけです。
昨年頃から、日本酒に梨を入れるのがひっそりと流行しているのだそうです。そういえば、梅酒を日本酒で仕込んだものもあるし、どんなフルーツでも意外といけるんじゃないのかな?
……というわけで、手に入りやすいフルーツを中心に試してみました。
試してみたのは、
キウイフルーツ、レモン、ドライマンゴー、カットメロン、カットパイン。
メロンとパインはパックで売っているものを購入してきました。これならお安く手軽にできます。
まずは一口……
もとの日本酒がどういう味かわからないといけないので、とりあえずそのままで一口。
(奥にはすでにフルーツが入った日本酒たちが揃い踏み……)
うん、日本酒だ。
ちなみに、筆者はどちらかというと飲むほうです。ただ、日本酒だけは若かりし頃に全身が酒臭くなってしまうほど飲んで以来、苦手になってしまいました。正直、日本酒の味の違いもさほどわからない……。そのため、判断基準は単純に「フルーツの味がするか」「果たしてそれはおいしいのか」という点になります。ちなみに今回使用したのは、スーパーで一番安い日本酒です。
キウイフルーツ
トップバッターはキウイフルーツ!
キウイフルーツの先っちょが変色してきていますが、気にしない気にしない。
果たして味は変わっているのか……ドキドキしつつ、一口。
キウイフルーツの酸っぱさがありつつ、飲んだ瞬間にキウイフルーツの香りがふわっとします。おいしい!
さらに日本酒に入れたキウイ自体も食べてみます。予想としては、キウイフルーツに日本酒が染み込んで味わい深くなっているのでは、と思っていたのですが……。
キウイフルーツの味が少し抜けた感じです。日本酒に入れる前に食べたキウイフルーツは少し酸味が強かったので、入れた後のもののほうがちょうど良かったかも。
ドライマンゴー
お次は、手に入れやすいドライマンゴーでチャレンジ。
飲んでみると、ドライマンゴーについている砂糖が溶けだしているせいかかなり甘く、マンゴーの香りがして飲みやすいですね。日本酒もほんのり黄色に色づいていて、カクテルっぽくなるので女子ウケは良さそう。
マンゴー自体はプルプルに。味は……うん! マンゴーの風味もしっかり残っていてこれはイケる!
レモン
いろいろなお酒に合うレモン。
日本酒の飲み口はとてもさっぱり。日本酒特有の香りが消えたような気もします。全然違うアルコールのよう。
レモン自体は酸っぱさが抜けて食べやすくなっています。砂糖を振りかけて食べてみると、なお良いお味に。
カットメロン
口に含むとすぐにメロンの香り……だが、味は日本酒のまま。
メロン自体は絶妙に日本酒が染みていてデザートとしてもおいしいですね。このまま冷凍して、アイスにして食べたい!
カットパイン
日本酒も7杯目。そろそろ写真を撮る手も危うくなってきたところで、ラストのカットパインへ。
パインの酸っぱさがいいアクセントになっていて飲みやすいですよ。酸味の強いパインを選んだほうが相性もよさそう。また、果物自体に一番日本酒の味が感じられなかったのがパインだった。
まとめ
日本酒に入れただけで、基本的には十分変化が感じられました。たまたま目についたフルーツを使ってみるのもいいかもしれないですね。
ちなみに試飲後に残った日本酒は全ておいしくいただきました。とりあえず、翌日は二日酔いだったことだけはお伝えしておきたい。
※アルコール度数が20%未満の日本酒は、酒税法上果実酒の製造を許可されていません。今回作られた「フルーツ日本酒」もアルコール度数20%以上の日本酒を使いました。また、ぶどう類などは漬け込むことが禁止されています。酒税法違反を避けるため、飲む直前に日本酒とフルーツを混ぜていただくようお願いします。
詳しくは ご自宅で、果実酒(果実のお酒)を作る場合のご注意 | 焼酎SQUARE などをご参照ください。
書いた人:
ふくだりょうこ
ライター。1982年大阪府生まれ、東海大学文学部文芸創作学科卒。2006年よりフリーライターとして活動、現在は女性向け恋愛シミュレーションゲームのシナリオなどを主に執筆。締切前のドーナツと、1人焼き鶏、そしてビールとハイボールが日々の楽しみ。日替わり定食っぽい料理を作るのが好きです